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センターピンを倒す指示

たぽー | kübell

先日こんなツイートを目にしました。

星野リゾート代表の星野さんのツイートです。以前はフォローさせて頂いてたのですがあまり呟かれないので解除してしまいました。笑

「星のや富士」は河口湖畔にある星野リゾートのグランピングリゾートです。残念ながら泊まったことはないのですが、あの立地であれば富士山が見えないわけないよね。という場所にあります。

星野リゾートという企業はよくメディアに取り上げられたりしているので、ご存知の方も多いとは思いますが従業員一人ひとりが主体的に考え行動することを是としています。ちなみにぼくも起業前に勉強のために別のホテルでアルバイトさせてもらったのですが、本当に社員もアルバイトも関係なくゲストファーストに動く組織でした！

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タイトルにもある「センターピン」ですが、ボーリングの一番手前ど真ん中にあるあのピンです。恐らくみなさんもセンターピンを狙ってボールを投げる思います。なぜならその1本が次々と他のピンを倒しストライクに繋がるからです。

センターピンという言葉はビジネスのシーンでも使われることがあり、意味は「ここを落とせば他の要素も全部うまくいくよね」というものです。ボーリングの通りですね。

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さて冒頭の星野さんのツイートですが、明らかに富士山をウリにすればゲストが集まるのに、それを使うことを禁止する。というのはこのセンターピンを倒す指示だなーと思いました。

まずゲスト目線。星野リゾートの施設に泊まる方はスタッフのホスピタリティだったり施設内でのアクティビティを楽しみにしているはずです。ゲストの満足度は「このホテルに泊まったらこのくらいのサービスを受けられるよね」という期待値を、実際に受けたサービスが超えたかどうかで規定されます。星のや富士でいうとホームページやSNSで富士山ビューの写真を大量に出すより、実際に部屋に入ってみたら富士山が超綺麗に見える！という状態の方が満足度が上がると判断したのだと思います。（もちろん施設に来てもらうまでのハードルは上がりますが）

そして従業員目線。「いやこんな景色他では見られないんだから伝えましょうよ！」と言いたくなりそうですが、社長直々に禁止されては仕方ありません。笑　自分たちの施設には他にどんな魅力があるだろうか？無いなら作れないだろうか？など嫌でも考えなければいけない状況になります。ウリを自分たちが作ることができる、というのは間違いなく星野リゾートの強みですが一朝一夕で身につくものではありません。

星野さんの「富士山の画像禁止」という指示はゲストの満足度を高め、従業員を強くする（+ 投資家も嬉しい）、まさに一言でセンターピンを倒す指示だと感じました。

自分の会社で抱えるすべての課題を解決するセンターピンを捉え、倒すことのできる指示を出したいなと思ったツイートでした。

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CAMPWILLという会社でキャンプ場運営をやっています。


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