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電卓は何する道具


電卓は何をする道具

ここで扱う電卓は一般電卓。文具店、電器店、それに百均で容易に手に入る電卓を指します。


題名を見ると決まっているではないか計算だ。そうです計算です。ゲームや時計、楽器のようにできるのもあります。あるいは形を変えて定規になったものまで。それはおまけ。できることは数字キーを押して+−×÷のキーを押して数字キーを押して=キーを押して答えを表示させる。それのみできる製品です。


%や√、Mと刻印したキーがあるではないか。それも計算に使うためです。


それでは電卓(一般電卓)はどのような計算ができるでしょうか。


+−×÷を《(四則)演算子キー》といいます。電卓は、先に入力した数値のあとに演算子キーを押し、次に入力した数値を入力し=を押して答えを求めるのが基本です。


連続計算もできるではないかと言われるでしょう。できるように見せているだけです。


例えば、1+2+3=?を計算する問題があったとします。1+2と操作したあとに+を押すと画面に何か表示されてでしょうか。3が表示されましたね。1+2+と操作した段階で1+2=とみなして3が表示されます。次に3を押して=を押すと3+3=6になります。


連続した加減算のみまたは乗除算のみの計算はこの仕組みで十分です。問題は加減乗除が入った計算です。


数値、演算子、数値、=が基本ですから、2+3×4=を操作すると20と誤った計算になります。一般電卓には演算子の優先順位がないから使えないと早合点してはいけません。2+3×と操作した段階で2+3=が実行されて5になります。次に4=とする5×4=となって20となります。


数値、演算子、数値、=が基本ですから演算子の優先は不要です。加減乗除が含まれている計算は人が判断して操作する必要があります。


%と√はどういう動きをしているかといえば、まず√から説明すると、数値、√、=を実行しています。中学校で平方根を習ったと思います。正の数値aの平方根はプラス・マイナスaです。電卓は2つの数値を同時に表示できないものが大多数ですから、正の値を出しています。先に√を押すようにしたいとなれば、√、数値、=という作りにしないといけません。


次は%です。これは百分比を求めるためにつかいます。ただ、電卓メーカーによって動作が異なっている部分がありますから別の機会とします。






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