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時間計算キー


時間計算キー

高速バスに乗っていて風景を眺めていると高速道路上に数字が書いてある看板が立っていることに気づきます。キロポストと言われる起点からの距離を示すものです。


1キロごとに緑地に白文字で整数になっている看板は1キロメートル単位です。そのほかは0.1キロメートル単位に立っています。


最初の緑地整数の看板から次の緑地整数の看板が来るまで、つまり1キロメートルの時間が分かれば走った1キロメートルの平均時速が分かります。


例えば36秒だったとしたら時間計算キーのある電卓ならば、1÷36秒=とすれば100。時速100キロメートルが分かります。


時間計算キーは、分は60分の1、秒は3600分の1として計算されます。整数部分は10進数です。なぜ、整数部分も60進数にしないのかと疑問に持たれたと思う方もいるかもしれません。


ただ、60進数を使うのは日常生活においては時間だけですから。そのように疑問を持たれた方はほとんどいないと思います。


電卓の時間計算は先ほどもあげたように60分の1。または3600分の1として処理されますので、例えば60分の1を10進数にすると0.01のあとに6が循環します。そのため計算する数値によっては若干の誤差が生じることがあります。これは電卓の故障ではありません。電卓をはじめとした計算機は無限に数値をいれることは無理ですからどこかで妥協が必要です。




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