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デキる人がやっている仕事術

 集中力が長く続かないのは当たり前で、誰にでもあることです。仕事のデキる人でもそうでしょう。しかし、世の中のデキる人は工夫を凝らしているものです。今回は、そのうちの1つを紹介します。




 やることは簡単で、ストップウォッチを持つだけです。これからやろうとする仕事を何分で出来そうか決め、ストップウォッチを使って時間を見える化するだけで一気に集中力が上がり、効率が圧倒的に良くなります。いつも時間を見ずに仕事をしていて、いつの間にか残業を2時間しているのであれば、時間を見える化さえしてしまえば、早く帰って好きなことに費やせる時間が生まれます。「この書類を1時間で終わらせる」と決めてストップウォッチを押せば、終わらせようと仕事に集中でき、終わるとゲームをクリアしたかのような達成感が出て気分も良くなります。


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 ストップウォッチではなくアラームがダメなのは、音が鳴るからです。最後の追い込みで集中している時にアラームが鳴ってしまうと、そこで集中が切れてしまいます。なので、ストップウォッチがオススメです。デキる仕事人はこれをやっています。おそらくこれを始めてしまうと、ストップウォッチなしでは仕事が出来なくなるでしょう。


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制限を設けることでのメリット

 なんとなく仕事をするより時間制限を設けて仕事をする方が、パフォーマンスが上がる理由があります。ある研究で、連続加算作業を1分間でどれだけ出来るか図理、作業量を調べる実験が行われました。すると始めは勢いよくこなすのですが、中盤になると同じ作業に「疲れ」や「飽き」が出てきて、こなす量がだんだん減っていきました。しかし、終わりに近ずくとまただんだんとこなす量が上がっていったのです。個人差はありましたが、この研究で一貫してU字に近い仕事量を表すグラフが見られました。最後の盛り返しが見られたのは、「あと少しで終わる」とゴールが見えるにつれて、ラストスパートの集中力が働いたからです。



 この作業開始直後の集中力の絶頂期を「初頭努力」、終盤にかけての最後の頑張りを「週末努力」と言い、これは時間を意識することで生み出される集中タイムです。1時間を2回に分ければ、2回の集中タイムが生まれますが、3回に分ければ6回も集中タイムが生まれます。しかし、ものすごく頭を使う仕事は、集中するまでに15分かかると言われているので、ある程度の集中を要する仕事や作業は、この集中タイムを増やしてやってみると作業量が増えるでしょう。そして、ストップウォッチを使えば、時間を意識して集中は高まり、仕事効率も上がると思います。


 

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