「ご飯とおかず1品」と聞くと質素な食事!と感じるが実態は…?イメージが違う言葉に気をつけよう!
「夕飯は適当に食べて」なんて妻から言われたある人の夕食が話題。
夕食はご飯とおかず1品だけだったらしい。
おかず1品?そりゃまた質素な…
うん?質素??
その人が用意した「1品だけのおかず」というのが…
箱のウニ
これは!質素どころか、なんと贅沢な夕食!!
いや…高いよね。箱に入った生ウニ。何千円とか、今だったら1万円を超えるかも!?
「おかず1品」と聞くととても質素な食事をイメージするが、なんのなんの、実態はむしろとても豪華な夕食だ!
面白いのは「おかず1品」という言葉を聞いて連想するのが、きっとメザシとかコロッケあたりを想像して、「質素な食事」を思い浮かべてしまうこと。
実際のおかずの内容を知らないと、質素かどうか判断できないのに、人間の頭は面白いよね。勝手に「おかず1品」という単語だけで質素な食事を思い浮かべるのだから。
こういう「イメージの違い」というのは、とても重要だ。イメージが違ったまま話していると、大きな認識のズレを生じてしまうこともある。
「おかず1品」という言葉なら別にいい。実害はない。「やられた!」とは思うけどね。
経営だと大きな問題になりかねない。例えば「仕事量」。
今年は仕事が多い!なんて聞くとどう感じるだろうか?
「儲かっているんだろうな~」
「今年の賞与は期待できるぞ!」
なんて感じないだろうか?
しかし、良くある話だが、
非常に安値で受注してしまっていた
そんな場合はどうだろうか?
仕事量が忙しい割に粗利益(MQ)につながらない。
粗利益(MQ)は売上高(PQ)-変動費(VQ)だ。
安値で受注した場合は、同じ仕事量でも売上高(PQ)が下がり、粗利益(MQ)も下がることになる。
社員は「忙しいから儲かっている!」と思っている。
けれど経営者側は粗利益(MQ)が低くて頭を抱えている…
どうだろう?容易に社内の不協和音が聞こえてくるよね?
そんなことがあるので、情報の共有にはイメージが違わない同じ言葉を使おう。そう、粗利益(MQ)だ。粗利益(MQ)を稼ぐのは社長を含めた会社全体の全員の責任。だからここを見る。
…まあ、初めからあんま安値で受注するなって話ではあるけど。
イメージが違う言葉は恐ろしい。
イメージに齟齬が出ないように共通できる言葉を使おうね!
最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2119
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
ご質問等ある方はコチラまで!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?