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ダイハツ不正の問題。前代未聞の事態。TOC理論を学んでいたら防げていたのでは??

ダイハツが揺れている。全車種出荷停止なんて異例の事態。前代未聞の事態だそうだ。原因は安全性試験での不正問題。

車種の量産を認証する際の認証試験で64車種で不正が発覚したそうだ。相当数の車種が不正していたってことだよね?発覚してないものもあるのでは…

その原因はなにか?記事によると車種の「開発スケジュール」が過密であったことが大きな要因とのことだ。新車種の開発スケジュールが過密で遅れは絶対に許さない組織風土だったとか…

別記事では「遅れそうです」と相談すると「で、どうするの?」と言われるだけで何も対策を講じてくれなかったとか…上司の責任放棄してるやん!

この手のニュースは何度聞いただろうか?ビッグモーター社も同じような話だったよね。営業のノルマが厳しくて上からのプレッシャーがあって不正に手を染めていたとか…

なんでこういうことばかり起こるのだろうね?過密なスケジュールとか、無理なノルマとか…。現場が過去から何とかやってきたという成功体験(?)があってのことなのだろうが。

こういうことから考えさせられるのは「上司の責任」とか「経営者の責任」ということだ。

上に立つ人の責任ってなんだろう?「できない」という部下に叱責することだけだろうか?怠けていた人というならともかく、マジメにやっていた人に対しては。

まず「自分の管理が悪かった」と反省するところじゃない?そしてその責任を取るのが仕事だろう。

さらに言うと、今回の認証試験は新車種開発の最終段階での出来事だ。引用した記事によるとデザインの決定遅れとかその他の開発遅れとか、スケジュールの遅れのしわ寄せが一気にくる部門だったようだ。

最終工程だからそうなるよね。前の工程が遅れたとしても最終スケジュールが変わらないなら、最終工程がスケジュールのしわ寄せを食らう…。

最終工程がババを引くそんな構図だ。上司はそもそもここを改善しなければならない。

どうすればいいか?おすすめはTOC理論のS-DBR理論だ。この理論では各工程からバッファを一度取り上げ、全て後ろに回す。その回したバッファの減り具合でスケジュールの遅れを早期に把握する。

こういうことはTOC理論を学んでいれば防げたかもしれない。TOC理論をもっと知って欲しいところだ。

隠すことが推奨される組織でなく、ダメそうなら早期に対応できる組織へ。そんな一体感のある組織を作って行きたいよね。

TOC理論ならそれもできるよ!是非学んでみよう!
私も会社に行っての研修をやれるし、オープン研修もやるので興味があったら声をかけてくださいな!

最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2056


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎

まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!

ご質問等ある方はコチラまで!



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