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全ては子どもたちのために

学校休校延長にあたって、保護者の声を多数いただきました。教育委員会では休校中の子どもたちの対応をどのように考えているのか?

高崎市の飯野教育委員長、佐藤部長、橋爪課長に対応していただきお話を聞いてきました。お忙しい中ありがとうございました。

写真の書「全ては子どもたちのために」
これは教育長の自筆、理念はここに詰まっていた。

群馬県は、県庁32階にできた動画スタジオ「tsulunos(ツルノス)」を利用してそこで小中学生向けにオンライン授業のソフト提供を発表した。

飯野教育長はこれに理解と謝意を示しながらも、ネット環境が整っている世帯は全体の3分の2で、残り3分の1の家庭は対応できない。同時に子どもたちが均等に学べる環境を整備して欲しい、
ハード整備も行うべきである。またネット環境が整っていたとしても、小学校の低学年生1人では対応できない。

だからまず今は、アナログでしっかり対応していきたい。
各担任の先生に「全ては子どもたちのために」という想いで
家庭訪問、電話などを通じて1人1人に愛情を傾け寄り添う「感性」を大切に行動して欲しい。その感性からアイデアがでてくる。と想いを話してくれた。

高崎市は、平成24年から「いじめ防止プログラム」を作成し、いじめ防止のを早くから熱く取り組んでいる。その飯野教育長らしく、「教育」とはシステムではなく目の前の子どもたちを思う気持ちがスタート、その感性があれば行動は自ら生まれてくると云う。

例えば、困窮している放課後児童クラブについても、先生たちがその現場に行って状況を見れば、行動は自ずとついてくるはずだと云う。

(飯野教育長は、先日の休校延長決定後に何か所かの放課後児童クラブの現場を見て、直ちに自粛できる世帯への自粛要請を出し、同時に体育館・図書室・教室などの学校の開放、放課後児童クラブと学校の連携も指示している。)

まとめると私には以下のように感じた。
「各現場の先生たちに対して指示待ちではなく、今こそ教育者として愛でたる子どもたちに寄り添って欲しい。現場からしかアイデアは生まれない。その寄り添い方のアイデアは生徒の数だけある。」

「教育」とは何か?教育長の哲学を感じた。
今日の市教育委員会のヒアリングを受け、私がすぐ動くことは取り敢えず3点。

① 教育長の想いがきちんと伝わっているのであろうか?
  保護者たちにも伝える必要がある。
  →まずは、ラジオ出演をしてもらい想いを発信して欲しいとお願いしたところ快諾いただき来週以降のマケルナラジオで教育長の声で発信させてもらう。今日、早速打ち合わせをします。 ネットや紙面の発信もこれから考えます。

② 教育長の想いがきちんと各現場の先生に伝わっているのであろうか?
  →30日、31日で各校長先生の話を聞いてきます。
   ご紹介いただける学校長、募集します。ご協力ください。

③ 群馬県としては、ネット環境の整備を整える努力をどこまで考えているのか?
  →まずは、県教育員会に考えを聞いてきます。

 そう、「全ては子どもたちのために」。

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