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新型コロナウイルスに対する学校の対応について

5月9日(土)のゲストコーナー

高崎教育長 飯野 眞幸さんに話を伺います
高崎市は「すべては子どもたちのために〜EVERY CHILD MATTERS〜」をスローガンに掲げ、教育施策の根幹に据えています。また、いじめの根絶を最重要課題として位置づけ、2012年度、「学校におけるいじめ防止プログラム」を策定しました。その内容は下の飯野さんのテレビ出演動画で詳しく説明されています。

Q1.全国一斉休校から3ヶ月、今の学校の現状は?

A1. 2月の下旬から全国一斉休校をはじめ、3月2日から25日まで臨時休校措置で卒業式が挟まり、連休明けには再開できる想定でした。しかし、国の緊急事態宣言の発表や感染状況が悪化していることにより、5月からまた休校が決定しました。その間、高崎市は1日だけ始業式を設けました。担任の先生と子供たちが対面することで、心を繋ぐ機会を作りたかったのです。

Q2.休校を願う保護者とそうでない保護者で意見が分かれていましたが、学校側はどんな対処をしていますか

A2.保護者さんからの感染の心配もかなり多かったと思います。感染を恐る保護者さんと都合により学童を預けざるを得ない保護者さんがいます。そのため体育館・図書室・教室などの学校の開放、放課後児童クラブと学校の連携も指示し、先生たちが全力で子供たちを支援しています。

Q3.先生たちの現状はいかがでしょうか

A3.現在、7割は在宅勤務3割は学校で密集を避けながら勤務している状況です。在宅で子供たちとやりとりしたり、学校で教材作成や電話、家庭訪問などを実施している学校もあります。担任からは新学期で子供と1日しか接していない状態で、保護者とどう信頼関係を築きながら子供たちと関係を結べるか。先生側から子供たちに声をかけることを心がけ、週に1回は電話で子供たちの元気な声を聞かせてもらっています。

Q4.オンライン授業の可能性について、どんなお考えをお持ちでしょうか

A4.群馬県は、県庁32階にできた動画スタジオ「tsulunos(ツルノス)」を利用してそこで小中学生向けにオンライン授業のソフト提供を発表しました。しかし、子供のネット環境が整っている世帯は全体の3分の2で、残り3分の1の家庭は対応できていない状況です。また、オンラインだと小学校の低学年1人では対応できないため、双方向での指導が必要になってきます。オンラインはあくまで補完的な手段として、紙媒体の指導で対応していきたいです。

最後に教育長からのメッセージ

今は3ヶ月間の自粛で学校に行って友達に会いたい、勉強したい、運動したい気持ちでいっぱいだと思います。しかしそんな時こそ、身を守ることが大切です。コロナに対する正しい情報収集と共に、自分で感染リスクをコントロールしましょう。手洗い、うがい、3蜜(密閉、密集、密接)を避けるなど。子供たちには、コロナに負けず夢を諦めないで追究してほしいです。先生たちも全力でサポートしますので、みんなでこの時期を乗り越えていきましょう。

5月9日(土)14:00 ∼ 14:40 ( 再 ) 20:00 ∼ 20:40(10分拡大)
・ミカタコーナー
(株)有花園 代表 亀田慎也さん
・おとまちミュージック
タケオリアル&タカサキシティーバンド

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