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グラマスのいぢめかた講座

先般、とある黒猫系Youtuberのグラマスの方と対戦しました。そのマッチは私に都合よく進んで、11ポイントマッチ7-1で優勢でした。私の方は、あと4ポイント獲得すれば勝利します。キューブを渡してギャモン勝ちすればいいのですが、これだけ勝ち越していると、こちらからダブルしにくいなぁ、と思っていたところ、次の局面を迎えました。

白の手番です。ダブルしますか? 黒はテイクするべきか、降りるべきか?

オンザバーからヒットできないと、相手からキューブが返ってきます。こちらがヒットできるのは、41・42・43・44・45・46・52・61の16通りだけ。普通、7-1でリードしている側からはダブルできないでしょう。しかし、もう一度よく考えてみると、こちら(白)がギャモン負けすることはほとんどなさそうです。一方、黒はヒットされるとギャモン負けもありそう。相手はグラマス、試合が長引けば長引くほど、相手の正しい判断の累積で、こちらのマッチ勝率が下がっていきそうです。一方、この局面は、出目だけで決まります。xzはNoDoubleと言うと思うけど、リダブルされたら降りればいいや、ダブルしよ!
実際、xzは127点のNoDoubleと言っています。相手はTake。グラマスですからね。嫌でもTakeせざるをえないでしょう。
この後、こちらは62を振りヒットできず、bar/19 8/6 とプレーします。
相手の手番、キューブが返ってきました。相手からすれば、1-7で負けているところですから、当然でしょう。それが下図の局面。

黒の手番 白はテイクすべきか、降りるべきか?

一目パスだと思いました。13ポイントの駒を7ポイントに重ねられるか、7ポイントの駒を逃げられても、6ポイントの駒から13ポイントのブロットは7距離なので、6通りしか当たりません。しかし、黒も65とか不都合な目もあり、ダイレクトショットが残る展開も僅かにありそうです。しかも、相手はグラマス、試合が長引けば長引くほど、相手の正しい判断の累積でこちらのマッチ勝率が下がっていきそうです。xzはPassと言うと思うけど、ギャモン負けなさそうだし、このゲーム負けたら7-5/11から頑張ればいいや、テイクしよ!
xzは225点のPassと言っています。
この後、黒は23を振り、7/5 4/1と動かします。こちら(白)の出目は、52で、13ポイントのブロットをヒット!
わーい、これで勝った!と思ったのですが、このゲーム、この後負けてしまいます。その後出目よく、マッチは勝ちきったのですが、この展開に持ち込んで勝ちきれなかったのは残念でした。

まあ、言いたいことは、グラマス相手と対戦するときは、技量ではなく出目だけで勝負が決するようなところでキューブを行くべきではないかということです。私は10年ほど前から、このようなボラティリティーの高い局面で打つキューブを、「こましキューブ」とか「かましキューブ」とかいって、推奨しておりました。いまでも、この考えは変わりません。
今年もフェスの季節です。この文章を参考にグラマスをいぢめてください。なお、言う通りにしたけど惨敗したと言われても当方なんの責任も取れません。用法用量をよく守って、自己責任でかましてください。

なお、このマッチ全体を見たい方は、対戦相手の方のYouTubeをご覧ください。なお、このYouTubeを対戦後見たところ、黒猫系Youtuberのグラマスの方は、上記の最初のダブルも、2番めのテイクも、とても嫌がっていました。

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