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スペイサイド・オリジン 〜甘味の極み〜

 ウイスキー好きに限らず、お酒好きならば「ジョニ黒」という言葉を見聞きしたことがあると思われます。ジョニー・ウォーカー12年 ブラック・ラベル、の略称です。ジョニ黒は世界で1番売れているウィスキーとして有名です。

 ジョニー•ウォーカーにはスコットランド各地域の蒸留所の原酒が用いられています。それらを絶妙な割合でブレンドすることで、複層的でバランスの良い味わいとなります。そして使われる原酒の違いで、色んな種類のジョニー・ウォーカーが発売され続けています。今回はその一つ、12年 ブラックラベル スペイサイド•オリジン、を紹介したいです。 

① スペイサイドとは?

 スコットランドの蒸留所には複数のエリアに分かれていますが、有名なのは、スペイサイド、アイラ、ハイランド、ローランドの4地域です。各々の地域ごとに味と香りの特徴があります。その中で、スペイサイド地方のウイスキーは甘味が濃くて、熟したレーズンやフルーツの香りがするのが特徴な銘柄が多いです。

スコットランドの地図 〜外箱のイラストより〜


 ジョニーウォーカーは上記の4地域の蒸留所の原酒をブレンドされていますが、今回のスペイサイドオリジンはスペイサイド地方のみの原酒をブレンドしています。そのため、通常のブラックラベル以上に甘味が濃くてフルーティな香りが期待できます。 

②まずはストレートで

 スクリューキャップを開栓した瞬間からレーズンの甘い香りが漂って来ました。これは経験上、間違いなく美味いウイスキーだと分かります。幸せな気分になります☺️

 グラスに注ぎ終えて香りを確かめると、レーズンの濃い甘い香りに新鮮な果物の香りを感じられました。そして口に含むと、アルコール刺激感はとてもマイルドで、クリームとハチミツのような甘味が素晴らしく、余韻にリンゴの香りがしばらく続きました。

③他の飲み方では

 ロックで飲むと、ハチミツと渋みの伴うレーズンの甘い香りを感じつつ、フルーティな酸味を味わいながら楽しめます。何よりも、冷やすと甘味が濃くなり、
氷が溶けて加水されることで、リンゴの風味の余韻が素晴らしくなります。
 ハイボールだと、ハチミツの甘味とリンゴの香りが炭酸と共に弾けるために、甘いリンゴサイダーのような味わいになります。 

④最後に

 さすがジョニーウォーカーです!ジョニ黒自体も美味しいのですが、今回のスペイサイドオリジンは期待を裏切らない味わいです。このオリジンシリーズはジョニ黒の原酒の質の良さを知らしめるためにリリースしたのではと思ってしまいます。

 今回のスペイサイド・オリジンはじっくりと味わうために、個人的にはストレート又はロックで飲むのをオススメします。ですが、ハイボールを食事中に飲むのも良いと思います。その際はスパイスの効いた料理と合わせると、スペイサイドオリジンの甘味によってサッパリできると考えています。

 今後飲めるであろう、アイラオリジン、ハイランドオリジン、ローランドオリジンの期待が今から高まっています。そして、オリジンシリーズを飲み終えてから、改めてジョニ黒の味わいを確かめたくもなっています。ジョニーウォーカーへの興味は尽きることはありません。

 今回は以上です。最後まで読んで下さり、ありがとうございました😊

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