昔の曲上げる続く録音しなおし。
難しいな。

手のひらに　のせた　君の　
心を　空に　浮かべて
どこまでも　遠くへ
飛んでゆけと

願ったけれど　秋のせいか
君の身体が　抜け殻に　なった
みたいで

ぼくが　空に　のぼって
握りつぶさないように　
そいつを　君の　下に
戻したい

小さく笑う　君の　眼の
奥を　見ていると　何かが
完全に　変わった

そいつを　君の　眼の前に
差し出した時の　顔が　見たい
ぼくら　街の風に　知らない
場所へ　吹かれて
はなればなれさ

楽しそうに　はしゃいでいた
彼女は　少女のように
小踊り　しながら　駆けてくる

彼女が　大好きだったものと
一緒に　この舟に　のって
眠りたいな

耳に　手を　あて　もう一度
笑いながら　よく聞こえないと
声を　密めて　君にだけ　秘密を
打ちあけているのさ