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ほんとに似てる?のかもしれない。

「○○に似てるー!!」って言われること、ありませんか?
私はよくあります。

これまで言われてきた「staphyに似てる!」圧倒的二大巨頭は「メイちゃん」と「ポニョ」。
これはもう「みんな口裏そろえてんちゃうん?」ってくらい、居場所を転々としても各地で言われてきた。初対面さんにもなじみの人にも、上司にもお客さまにも後輩にもetc。
どこが?と訊いてみても「えーもう全部」「雰囲気?」「作画がジブリかと思いますよ笑」という絶妙によく分からない答えが返ってくる。

次点で「節子」「DAKARAちゃん」「クレラップCMの女の子」。
これは長らく黒髪おかっぱだったことと大いに関係するだろう。でも違う頭になってもたまに言われるので、おお、私になにが見えてるんだ、と思う。

少数意見で12年ほど言われ続けているのが「嵐の松潤」さん。
これを言っているのは腐れ縁の友人で、彼女からはたまに「sta潤」と呼ばれる。「意志の強さが尋常じゃなく表れた眉毛」がそっくりだそうだ笑。ちなみに当たり前ですがあんなしゅっとした顔ではなく、でも1人暮らしなのに帰って「ただいま」寝るとき「おやすみ」と私も言います。笑

ちょっと前まで「メイちゃん」「ポニョ」みたいと言われるのが、実は少しコンプレックスだった。大きく嫌悪感を抱くほどではなく、私もその場では笑っている、でも小骨がのどにひっかかる、というような。
この小骨は何かというと「私はそんなに幼くなく、あなたが思ってるよりずっと大人だ」という気持ちだった。

昔から幼く見られがちで、それは私にとって「お前は未熟で、まだ世界の大変さを少しも知らない」というメッセージに感じた。ごりごりに力みまくった私はそれに対し「そんなことない、私なりにけっこうしんどいことも越えてきてる、大人だよ!」と小さく反発し続けていた。
その気持ちと絡み合ったので、私の中で「メイちゃん」「ポニョ」は周りが幼く見てくる象徴のようになっていった。小骨は心の隅でごつごつ固い岩になり、普段意識することなくとも、何かの弾みで私の中に嵐を巻き起こした。

でも今思う。
私幼いやろ、と。笑

「けっこうしんどいことも越えてきてる、大人だよ!」的な自負は、口にすると死ぬほどかっこ悪いと秘めていた。今思うと口にせずとも全身から発されてただろうな。
「越えたことがない人は1人もいない」というのを体で分からず、心のどこかで少しいじけながらその場にいる、というのが、どれだけ幼いことか。当時全く分かってなかったし、今もまだまだで、これからどんどん分かってくるんだろう。道の途中なんだから、ちょっとずつ柔らかくしてって、学んでいけばいいだけだ~。そういう気楽さが出てきたのが、最近の自分にとって楽なところだ。

そう思うようになって「メイちゃん」「ポニョ」も別に嫌じゃなくなった。これだけ言われるんだ、まだ自覚のない「私の中の何か」を象徴してるんだろう。そこを嫌いにならずに、平熱で、ちょっとずつ分かっていければいいな。

ちなみにこれまでで1番「!」と思ったのは、ポニョの「いもうと達」という曲を聴いたときです。
たしかに私は優しくない!笑

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