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能あるギャルはまんまを生きる

今日は我が家の三女、4番目の誕生日!

ほんとにつくづく、4番目と私がきょうだいなのっておもしろいなと思う。
人間としての組成が違いすぎる。
でも、何かが酷似している。
それは外見だけの話でなく、にじみ出る気配の問題のようで、DNAってすごいんだな。
ただでさえ我が家はそっくりらしく、いろんな人に間違えられまくるのだが、栄えある間違われNo.1は4番目と私だ。
自分たちでも写真見てお互いを間違えることもある。

4番目は腹が据わったギャルだ。
生まれたころはアトピーと喘息がひどく、ずっと入院を繰り返していた。
その様子は本当に痛そうで、見ていて辛かった。
が、気づいたらたくましくギャルになっていた。
一緒に過ごせる期間が短かったのもあるが、ごくごく自然な変化で、ほんとに気づいたらそうだった。
ギャルといってもそんなにメイク濃かったり髪色明るかったりするわけじゃないが、なんだろう、文化圏の話です。

4番目は雑多な言葉にまみれていない。
人にいい気持ちになってもらうためしゃべる、という発想がまじで毛ほどもない。
思ったことを率直すぎる言葉で口にするか、だまっている。
言ったことで相手が傷ついても、だからって自分が悲しい気持ちにはならない。でも「そうなんだ」と知る。

よく分からなかったり、引っかかることがあると、無言でじっとしている。
それは頭の中であれこれ考えているのではない。
体が納得するのを、手負いの獣のようにじっと待っているのだ。
そして体が分かったら、おのずと動き出す。

彼女は中学と高校で1回ずつ不登校になっている。
そのときも、なぜ学校に行かないのか、誰にも話さなかった。
そして一人納得したらまた何事もなかったように学校に通う。
それは我慢などではなく、彼女の流れに沿っているだけなのだ。

高校で学校行かなくなったときは、八ヶ岳の私の家に呼んだ。
私は昼仕事があったけど、その間家事しといてくれたりして、ひたすら何も話さず散歩したりドライブしたりだらだら遊び倒した。
ある日突然「明日家帰るわ」といって帰り支度をした。本人は知らなかったはずだが、進級できなくなるまで欠席あと3日、くらいのタイミングだった。
「お金ないから青春18きっぷで帰れ、おまえならできる(笑)」と荒っぽく送り出し、無事帰還できた4番目は、その後青春18きっぷヘビーユーザーとして片道6時間は日帰り圏内となる。

大学入試も全て落ち、「これからどーするん?!」と周りがなっている中、やっと来た春休みを悠然と遊び倒し、公立大からの補欠合格電話が来る。でも別にそれを期待してたわけでもない。

そんなやつだった。

私は4番目をほんとに大したやつだ、と思っている。自分と感受点・行動点が違いすぎて宇宙人のように思えることもあるが、どこか強烈にそっくりで、そしてこいつにはかなわないな、と思う。それをいっても「うぇ~~~い」で終了だけど笑

この前ふいに、真剣な顔で「staphyちゃんってまじ最強」といわれた。こういうときの4番目はまじでそう思ってる。私が今の4番目の年には実家を出て7年ほどたつ、ということに思い至った瞬間があったようだ。
そんなこと、全然ないんよ。私は本当にいろいろごまかして、綱渡りのようにバランスとって強く見せていただけで、塊のまま生きられる4番目の方がよっぽど強いんよ。
と言うのもなんだか照れ臭かったので、にやーーっと変顔をした。そう、こういう感じとか、4番目と私はなんか男友達同士みたいなんよな。

誕生日おめでとう。
もう21やん!最強じゃね。
コロナ落ち着いたらまた東京きんさい、新大久保行こ!
でもBTSのマリネ?の話はおなかいっぱいです。笑
最強の1年を過ごしてね~~!

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