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京都のあの子はくらしに夢中

おととい帰宅したら、ポストに手紙が届いていた。
9月に編集部のバイトをやめて京都にいったSさんからの手紙。

読んでびっくらたまげた。
まったくSさん変わってない、且つめちゃめちゃはじけてる!
儚げで一昔前の少女マンガのような線の彼女は、けっこうシャイでおとなしく見られがちだった。
編集部にいたころから、プチ上司の私ともメモで文通してたくらい。
でもその文通歴とお休みの日にした散歩で、彼女の果てしなさはよく分かってるつもりだった。

手紙は、
新しい生活の楽しみ(たきたてのお米をしゃもじでバクっと食べるしやわせ)とか、
職場の素敵な先輩(コロコロコミックという概念といくえみ綾の描く男性をグンッ!と合体させた感じらしい)とか、
初めての一人暮らしに、わくわくが満ちあふれていて、どこまでもマイペースに新生活新聞まで作っちゃったりして、あれえそこまではっちゃけちゃうんや!みたいなかんじで、
Sさんめちゃくちゃネアカやな(笑)
知ってたけど…めっちゃ笑ってもうた…笑
そして果てしなく幸せなきもちになった。

手紙を読んで、干しマッシュルームとくるみのリゾット(按田さんレシピ)作って、YUKI聞きながら食べてるときの三位一体の完璧な調和!
完全に「ランデヴー」とか「誰でもロンリー」とかの感じ、どこまでもいける。
こういう元気のなり方前にもしたことある…と思って思い出したのは、按田餃子で自家製コーラ飲んだときだった!

「最終日、staphyさんがくれた手紙、かえりの電車でよみました、すっごくすっごく大切な手紙です。staphyさんが、おりにふれて、くれる言葉は、言葉に意味がひたひたに満ちていて、とても分かります。」

周りに私の言葉を好きな人が多くて、でもそれは無自覚な「staphyの言葉でくるまれた自分が『好き』だからもっとちょうだい」というときがけっこうある。
そういう「好き」をぶつけてこられて、知らず知らずに疲弊していたんだなあと思って。
Sさんの言葉はそれの真反対だったんです。
分かることを、私たちが分かるやり方で示してくれるだけ。
ああ友達になったんだなあってなんの理屈も抜きで思った。
だって私もSさんの言葉が、とても分かったから。

おなかも心もおいしい秋、幸せ!
満たされているって、最高!!!
みなさんも京都に行ったら、ひとりぐらしをはじめたばかりの女の子が、とてもとても愉快にくらしてること、ふと思い出してみてください。
不思議な出会いがいつかあなたにも訪れるかもしれませんよ。

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