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なぜ今、Funなのか

海は広いよ、地球は丸いよ

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私は今、ジャワ海の上空を移動しながらこのNoteを書いてます。乗客に日本人は自分だけ。同族がいないことによる安心感と開放感ってありますよね。

こんにちは、あるいは、こんばんは!Fun Group COOのShuこと今野珠優(コンノシュウ)です。先月会社の名前を変えました。タビナカを5年間愛して支えてくださった皆さん、本当にありがとうございます…!これからもFunの挑戦を面白がっていただけると嬉しいです。

世界水準の観光エンタメをつくろう

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Funでは沖縄、台北、セブ島、バリ島、バンコク、ハワイ、ラスベガス(本社東京から近い順で列挙)のGroup会社で毎日観光ツアーを催行しています。旅行者さんをホテルまでお迎えし大型バンで移動。まる1日かけてガイドと観光地を巡るような形態です。

シルクドソレイユが「舞台芸術」を商品と呼ぶなら、Funはこの「観光ツアー」が商品です。1商品あたり平均12時間。月間利用者は数万人。利用国籍は20国籍。英中韓日の4言語対応で365日稼働しています。

ツアー業界にはブランド不在

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世界中にはリッツカールトンやコンラッドなど、ホテルブランドがあります。しかし、ツアー会社でブランドを掲げている会社はありません。

なぜならツアー会社というのは、各都市別に運営がなされ、家族経営の点在型が原則となっているからです。各都市別に見ても競争環境にガリバーは不在でシェアが分散しています。

そのため商品の質が高くない(競争環境が健全ではなく各社品質を上げる理由がない/長期的な投資をする理由もない)という課題がありました。その中でFunは世界水準のツアーブランドをつくり、旅行者さんがどこの都市に行っても安心して観光に熱狂できる環境づくりをしようと決めました。

生身の人間を突き動かす覚悟

しかしながら、ツアー商品をつくるのは簡単じゃないんです。生身の人間の身体を預かるお仕事なので。転んだら血が出ます。天候は時に荒れます。やむをえない緊急自体も発生します。国別にガバナンスが必要だし、コストが何重にもかかります。

リスクを合理的に考えた時、たとえば同世代のIT実業家や、観光業界の玄人ならば手を出したくない領域なんじゃないかと思います。それでもやり遂げたいと思うのは、感動体験がもたらす「Fun」という概念に多大なる価値を感じるからです。

そもそも「Fun」とは何か

え

この絵はFun Group CEO MickeyがFun全社会の「お絵描きタイム」で描いた絵です。お題は「あなたにとってのFunを表現せよ」全メンバーがクレヨンを持って自分のFunを表現しました。旅行をすること、家族との団欒、自己成長、ビジネスの成功など、色んなFunが描き表されました。他人のFunを否定する人はいませんでした。双発刺激を受け笑い合いました。

私たちはFunを普遍的な概念と捉えています。言語文化背景を異にする方と観光をしても、互いに滝壺に飛び込む前の心臓の鼓動は止められない。興奮したら汗が出るし、怖い顔をして美味しいものは食べられない。私たちはFunを「人間が人間らしくいられる状態」「本能的に解き放たれた状態」と定義しています。

飛行機の尾翼に込めた想い

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Funのロゴには魂を込めました。世界中の言語文化背景を異にするFun Groupメンバーが「カッコイイ!」って思えるものにしたいし、旅行者さんの視認性も大切にしたい。人間が人間らしくいられるProactiveな感じも出したい。

そこで出たのが「飛行機の尾翼にハマるロゴが良いのでは」という着想です。web目線は捨てよう。この広い地球で外気に触れた時どんな世界観を魅せたいか。空の青、海の青、木々の緑に溶けこみながら映える色って、太陽をサンサンに浴びて育ったオレンジ果実の色だよね、とコーポレートカラーも決まりました。

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ブランド構築には、HUESPACE INC.須藤仁さん、NYで個展をも手がけるPainterのShun Sudoさんに協力頂きました。早朝深夜問わず、絶えず、私から送られる散らかった構想を全て受け容れてくれました。海外にも同行いただき観光現場で素晴らしいクリエイティブを放出していました。JinさんShunさんとならFunのことを何時間でも議論していられます。完全にビジネスパートナーに恵まれました。

外気にふれて醸成されるブランド

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この絵はバリのツアーを体験した後に、バリ代表ArisShun Sudoさんの対話から生まれた新ユニフォーム案。デザインは太陽、波、ガネーシャ。信仰の対象であるガネーシャのデザインは腰より上でなければならないとか、土地慣習や文化とアートを融合させていきます。

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台湾の九份や、雨季のあるインドネシア、タイなど、降雨量が多いエリアでのツアーはレインコートが必要ですよね。使い捨てだと都度ゴミが出てしまうので、コストをかけてでも良い素材で繰り返し使える環境にやさしいものを選定します。

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ガイドさんの後ろ姿を見て、似合ってるじゃん!とか、旅行者さんが喜んでいるのを見て、よかった刺さってる!とか、現場の空気と風を感じながらFunを組み立てるお仕事こそFunな時間だと思ってます。

好きなものを好きと言おう

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Funを語る上で重要なキーワードは「好きなものを好きと知覚すること」「それを自分のことばで開示すること」だと考えてます。そうすれば、自分と自分以外の境界線がだんだんはっきりしてきて、自分の行動を主体的に選びとれるようになるんです。その時ってまさに「人間が人間らしくある状態」なんじゃないかと。

「自分探し」を大義名分に旅をする方が、時代をこえて万国共通で存在するように、観光現場では息を呑む絶景にハッとしたり、スリリングな遊びで鼓動が高まったり、ハメを外してみたり。自分をいつもより解きはなてる瞬間がたくさんあります。そのFunな一瞬を創るのが使命なのです。

From Tokyo...

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From Bali...

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From Cebu...

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From Everywhere people go with Fun...Thanks!!

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