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キー坊、改名のお知らせ。新たなステージネームは‥

🏵️安楽寺モッコクの樹の下で

開基850年の記念碑が聳える橘山安楽寺の山門


去る7月16日吉日、かねてからご縁を頂いていた愛媛県大洲市肱川町・安楽寺の晋山結制式において「首座」の大役を仰せつかり、首座法戦式を執り行わせて頂きました。開基850年という歴史の古を所々に感じる人里離れた静かな山上の道場です。
当日は梅雨明け間近の蒸し暑い気候にもかかわらず、地元佐賀の師寮寺(陽興寺)から本師である高岸宗範住職をはじめ、檀信徒様御一行と関東地方より実母と実姉が労を顧みずに参加してくれました。
この日を境に正式に「座元」から「上座」へと僧侶としての階段をステップアップしたわけです。
と言っても一般の方には何が何だかさっぱりわけのわからない話しだと思います。
端折って言うならば、修行中の小僧が、いよいよ本格的に仏道の世界に身を投じることを内外に宣告するセレモニー(少なくとも私自身はそう捉えている)、つまりはお坊さんの世界で言うところの「元服式」を経験したわけです。

今まで以上に大恩教主本師シャカムニとの縁を強固に結び、その教えと感応動交しながら日々の心の鍛錬を唯一の拠り所として生きる。と同時にそれは「出家的に生きる!」という、私本来の「仏道人生の実験」の本格実践スタートにも繋がります。

樹齢600年、安楽寺のモッコク

🏵️より出家的に生きる

そしてその「元服式」を終えた今、私自身の中で一つの矛盾にケリがついた‥、とでも言えばいいのか😌。
前々から心の壁をチクチクと突ついていた音楽活動と仏道の「距離」についてです。
長年「キー坊」というアーティストネームでライブパフォーマンスを行ってきて、出家した後も変わらず皆様に愛着を持って親しんで頂きました。
今回、僧侶としての元服式(上座)と自身初のCDアルバムのリリースが偶然にも重なったことには、やはりそれなりのタイミング的意味や経緯があってのことと深く感ぜざるを得ません。
「ますます(いよいよ)出家人として生きる」という私自身の姿勢を試されているような、そんな気さえ湧き上がってくるのです。
以前から感じていた「心のチクチク」を取り除くためにも、このたび師寮寺の師匠にも許可を頂き、正式にアーティストネームを「ショージン」で統一することになりました。
表記は「Sho-Jin」になります。
つまり、お坊さんとしての僧名は「聖人(しょうじん)」、
唄い手としてのステージネームは
「Sho-Jin」というわけです。


出家人生そのものが唄、
唄そのものが出家。

そんな言葉の重みを常に自覚しながら、今後ますます仏道・唄道双方において「精進」していきたいと思います。

自身初10曲入りアルバム「出家ミュージシャン」は8月19日にリリース。2023年秋よりオンラインショップにて順次配信予定。


長年キー坊の名で親しんで頂いた方々には、もちろんキー坊の呼称を継続して頂いて構いません。
幼名・キー坊、元服名・Sho-Jin(ショージン)ということでご理解頂ければ幸いです🤗。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。     聖人九拝

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