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406日後。NHKスペシャル「ふり向かずに 前へ 池江璃花子 19歳」。20200510(日記)

こんばんは!コダカです!
今日もテレビ番組の話をします。

いやーすっかりテレビっ子!暇さえあればBSでドキュメンタリーを見てしまいますね。できれば遠く離れた外国の番組がいいです。どこかに行きたい!いい加減ステイホームもシンドくなってきたかな?(まだまだ!ばっちこい!)

さて、今日ご紹介する番組は、
NHKスペシャル「ふり向かずに 前へ 池江璃花子 19歳」です。

池江璃花子選手、東京都生まれの19歳。現役大学生。
小中学校時代から頭角を表し高校時代には日本選手権で優勝。リオオリンピックに日本人選手として五輪で初めて7種目派遣されました。個人種目11個とリレー種目5個、計16種目の日本記録を保持している水泳選手です。

番組スタッフとテレビ電話で明るく話す池江選手。そして入院中のベットやリハビリ中の映像で番組がスタートします。

池江選手は昨年のオーストラリア合宿で体調を崩し、帰国後白血病と診断されました。将来を嘱望され、2020東京オリンピックでの活躍を期待されていただけに、突然のTwitterでの発表には世間に衝撃が走りました。順風満帆に見えた彼女の水泳人生でしたが突然襲った悲劇に、多くの同情の声と骨髄バンクへの登録が広がりました。

1年後のインタビューでは抗がん剤治療の苦しさから「死んだほうがいいんじゃないか」とまだ追い詰められたそう。
これまでの明るい池江選手のイメージでは考えられない一面が語られています。

その後退院し、リハビリをしながらとある曲を池江選手は紹介しています。
King Gnu 『白日』です。

昔に戻れない自分の現状を歌詞にダブらせて、口ずさみながら歌う場面は懐かしさと次へ向かう決意が混じり合ったような表情をしていたのが印象的でした。

あたりまえを失い、自分とは何者なのか迷い、これまでと違う生活を送ります。

水泳ができなくなった正直な気持ちを述べながらも、そこから何を得て何を掴んだのか、車中のインタビューやリハビリ風景を通して自然体の池江選手が映し出されていきます。

そして、406日ぶりに池江選手はプールに戻ります。

見終わって、偉大だなと思いました。

月並みですがスターというのは、こういう人のことを言うのでしょう。
スターは何もタイムや勝つことに優れているだけではなれません。
どんなときでも前を向ける人こそが人々を感動させ勇気を与えることができる。そんな人こそが他の選手とは大きく異なる存在になれると思います。

全体的に被写体と撮影者の関係性が良いためか、ただ悲壮感の時間が続く記録とならず、どん底から未来に向かって彼女の心が再び開いていくような素晴らしい内容のドキュメンタリーとなっています。まさに「ふり向かずに 前へ」です。おすすめです。

池江選手のTwitterの固定ツイートは50m、100m自由形、50m、100mバタフライ、400mフリーリレー、400mメドレーリレーの6種目で優勝。日本人初となるアジア競技大会6冠を達成し、みごと大会MVPに選出された2018年8月ジャカルタアジア競技大会のものです。


NHK総合1 5月12日(火)午後11:45~午前0:45(60分)
再放送予定です。東京の放送時間ですので他の地域の方はHP等でご確認ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考サイト
池江璃花子  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。