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回る
おはようございます。
最近、考えごとをする時間が増えました。
振付のことももちろんあるんですが、僕は性格的にいろんな細かいことをなかなか忘れられなくて、それをしばらく引きずる傾向があります。
そのため、「あれはああだったなぁ」「これはこうしておけばよかったのかなぁ」「あれは今度こうしよう」「あれってつまりああいうこと?」みたいに取り留めもなく思考が膨らんで、収拾がつかなくなります。
これは良くない癖です。自覚アリです。
自分でコントロール可能なことであればまだしも、もはや自分の手は離れてしまっている、あるいは自分のコントロールの及ぶところではないことにまで思考を巡らせて、ああでもないこうでもないと考え込んだり悩んだり……そんなことが最近増えました。
別にメンタルがどうこうと言うわけではないですよ!笑 そこはご心配なく。吉田周平、至って健康体で基本的に軽口ばかりで生きております。
ただ生来の心配性が最近発揮されてしまっているということですね。本当に、別に特別なことは何もないんですけども。
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そういう良くないループにハマるというか、良くない流れが来てるなーって思ったときに、気持ちが落ち着く即効性のあるものは、僕にとっては2つあります。
1つは好きなものを好きなだけ食べること。
食べて、寝る。そのときばかりは全て忘れて幸せな気持ちになれます。みなさんそうじゃないでしょうか。
で、2つ目が「回ること」です。
呼んで字の如く、ピルエットの練習をすることです。
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以前インスタのストーリーにも似た内容を載せたような気がしますが、やっぱり回っているときは無心になれます。
本当に何も考えていないというよりも、回転にまつわるボディコントロールのことだけを一生懸命考えるので、他の余計な邪念がすべて消え去ります。
なのでモヤモヤしたときは、スタジオが使えるのであれば回る練習をします。自習で身体をたくさん動かすやる気が湧かなくても、とりあえずピルエットまではクラスをがんばってやってみるとか。
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バレエというのは人類の憧れを象徴したような部分があると思うんです。
開脚したり高々と脚を上げたりするのは、やっぱり直線への憧れというか、限りなくまっすぐな一直線への羨望というか。
回転するのは、途切れのない無限を連想させる円運動への憧れからくるのかな、とか。
よく分かりませんが笑、とにかく僕は回る練習をしているときはすごく精神的に安定しています。
よく、「どうしてそんなに回れるんですか?」などと聞かれることがありますが、答えは簡単です。
とにかくひたすらに回る練習をするんです。
回って回って回って、その度に違う感覚を身体で覚えて、そうして回るセンスを磨いていく他ないと、僕は思います。
天才はそんなことしなくても回れちゃいます。考えなくても、たいして練習しなくても、できます。
でも僕のような凡人は、理論武装するだけではやっぱり足りなくて、それを元にひたすら回数をこなすしかないんですね。
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とまぁいろいろ脱線しましたが、とにかく昔からそんな感じだったので、何かあると回るというのが僕のスタイルなのです、というお話でした。
白鳥のときなんかは家に帰ってからもリビングで回ってましたよ。笑
ではでは。
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