2017-03-19 ハンドシェイカー イベントレポート 第1部

※アニメ「ハンドシェイカー」放映済みの内容と、先行上映された11話と13話のネタバレを含みます。

※このレポートはメモと記憶に基づいたものであり内容や出演者の方の発言の正確性を保証するものではありません。

【出演】金澤洪充監督
斉藤壮馬さん(タヅナ役)、上坂すみれさん(チヅル役)、
OxT(オーイシマサヨシ、Tom-H@ck(トムハック))さん
【司会】MBSアナウンサー 鈴木健太さん

なお小松未可子さんは第2部での登場でした。

●入場まで

リハーサルが押しているとかで開場時間を20分くらい?過ぎての入場でした。開演は10分ほど押して12:08頃。

●金澤監督、斉藤さん入場

司会の鈴木アナが登場し、呼び込みでまずは監督と斉藤壮馬さんのお二人が入場。

ストフェスの話題から。年々参加人数が増してきているのか、今回は参加者25万人らしい、という話に。

斉藤さん「アレとかアレとか…作品名は言えませんが、コスプレの人がたくさん」

斉藤さんはやはり東京での仕事が多いので、大阪に来られるのは「本作さまさま」とのこと。せっかくなのでおいしいものが食べたい。串カツとかホルモン?→監督「串かつ、たこ焼き」

斉藤さん「地元の人はいますか?」→会場挙手。やはり地元の人は多い。

斉藤さん「今日はそれ(オススメのグルメ)だけ聞いて帰りたいw」

串かつ、たこ焼き以外にたい焼きの話も出て、斉藤さんは「しっぽから食べる」そうです。

●金澤監督の仕事について

監督から自身の仕事についての説明。共同監督ということで、金澤監督はストーリー、シナリオ、編集や音響の立ち会いもされているとのこと。

斉藤さん「ハンドシェイカーは1話から映像ができてました」

これは珍しいことらしいです。

斉藤さんの起用について

主人公タヅナに斉藤さんを起用した理由について。

監督「オーディションはキャラクターの絵を見せずに行ったが、斉藤さんの演技を聞いて驚いた。タヅナとシンクロしていた。スタッフ間でも満場一致で決定した」

斉藤さん「(オーディションの際に)絵が無いというのはあまり無いこと。演技がハマっていたのは嬉しい」

監督「オリジナル作品なので関係者皆で作って行きたかった。キャストにもキャラクターがどういう人物なのか、考えてみてもらおうと」

斉藤さん「第一話を見たとき、思ったよりかわいらしい絵だったが、(タヅナは)ナヨナヨはしていない」

監督「芯が通ったキャラ」

●9話でコヨリがついにしゃべったことについて

斉藤さん「諸星さん(コヨリのCVの諸星すみれさん)は嬉しかっただろうと思う。より声帯を震わせることができて……」

監督「『変わるヒロイン』を作りたかった。そのための『溜め』を作ろうとした。諸星さんもその意図をわかってくれた」

斉藤さん「諸星さんと話したとき、『(コヨリは)しゃべらないんです』と言われて『えっ』ってなった」

監督「オーディションではコヨリが話せるようになった後の台詞をやってもらった。(最初しゃべらないことは言っていなかったので)申し訳なかった」

諸星さんには息だけの演技をお願いすることになった、との話も。

斉藤さん「プレメモへの食いつき感の息!」「(コヨリと)言葉を交わせることの喜びがある」

●『噛み合う』について

タヅナがよく使う『噛み合う』という台詞の生まれたきっかけなどについて。

監督「打ち合わせで、キャラクターごとのキーワード台詞があるといい、という話が出た。『噛み合う』はタヅナのニムロデが歯車であること、『手をつなぐ』←新しい人間関係・気持ちが一致することの2つの意味から」

斉藤さん「オーディションの時点で『噛み合う』という台詞はあった」「資料を全然くれなかったのでそこまでよくわかっていなかったが、よく知らないものをカッコよく言うスキルも我々にとっては大事なので」→会場笑い

●ハヤテについて

斉藤さん「ハヤテは石川(界人)くんがヘンにした」→会場笑い

監督「カッコ良く言い過ぎてギャグになっている」

斉藤さん「(ハヤテの台詞で)『ああん』みたいな、あれは『喘ぎ声』と、本人も『やってやったぜ』と言ってた」「ライス!(英語っぽい発音)とかやってたけどオンエアでは使われてなかった」「身長デカすぎて画面に映ってないときがある」

●11話の見どころについて

監督「コヨリ、マユミ、そしてナガオカとマキハラの関係や、コヨリの体質が、なぜそうなっていったのか、そこに至る関係が描かれる。Bパートからは時間軸が現在に戻ってきます」

斉藤さん「(内容が)重いです」「『(ハヤテっぽく)申し訳ないです〜』とか言ってる場合じゃない」→会場笑い

「この11話があることによって色々わかります……噛み合います」

一旦鈴木アナ、お二人ともに退場され、11話が上映された。

●13話上映

11話終了後、事前告知は無かったがシークレット映像として13話(TVオンエアなし。ディスクのみに収録)が上映された。

●上映終了後

鈴木アナ再登場。お待ちかねのキャストトークです、とのことで呼び込みから斉藤さん、すみぺが登場。

すみぺ、チヅルの台詞から挨拶へ。「誰が小学生よ!中学生並みよ!」

台詞を受けて、斉藤さんか鈴木アナが「音量がすごい」と反応。

すみぺ「今日イチのデシベル出てましたか?」

大阪でのイベントだがどうですか、とのフリから

「昨日から別イベントで来ているが、大阪は久しぶり」「鶴橋で焼肉を食べ、八尾の温泉のあるホテルに宿泊しているが、心斎橋などは行けていない」「松原にも(イベントで)行ってきた」

鈴木アナ「いいところですね」

すみぺ「はい、のどかな」

また、たこ焼きにはついさっき「やっとありつけた」とも。(わなかのたこ焼きだったそうです)

すみぺ「粉もんといえば、東京だとハッピーターンとかになるんですかね」→会場笑い

斉藤さん「粉もんの括り、雑!w」

すみぺ「ハッピーパウダーですからね」

●11話、13話について

斉藤さん「(客席へ向かって)重かったでしょうw」「パパ、急にどうした!?」

(注:11話でコヨリの両親が登場したが、色々あって温和だったコヨリ父の様子が激変していくという描写があった)

すみぺ「急にシュウマイぐしゃって!」→会場笑い

「めっちゃ熱いと思うんですけど」

(注:マキハラが買ってきていたシュウマイを、様子がおかしくなったコヨリ父が手で押しつぶすというシーンがあった)

斉藤さん「絶対、シュウマイ『解せぬ』ってなってますよね」

すみぺ「テロップ出ますね……」

斉藤さん「タヅナとしては、ラストはつらい」

すみぺ「13話にしてこういう話とは」「13話というと、普通『温泉!』『水着』みたいな感じのはずが、物語の核心にせまる内容」

●チヅル登場部分について

13話ではメインのハンドシェイカーたちが登場する部分も少しずつあり、チヅル・ハヤテが出て来る部分もあった。鈴木アナより「チヅルも出ていたが……」と振られ、応じるすみぺ。

すみぺ「私……あいさつだけキメました」

(注:チヅルの登場シーンは、勤め先のレストランに着任し、コック長的な人に自己紹介とあいさつをして、舌打ちされるというシーンだった)

「チヅル的にも本編での登場につながるシーンだが、見た目で見くびられているというシーンになっている」

斉藤さん「(コック長的な人が)舌打ちしとる!って」「大人やろ!?」

「チヅルは(こういう扱いを受けて)ストレスを持ってたんだろうなと思います」

●ディスクの特典ドラマCDについて

斉藤さん「タヅナがめっちゃしゃべってる」「内容的にはポップな感じです」

タヅナの中学生時代のお話になっているとのこと。

すみぺ「どんどん幼くなって……」

●13話含め、各キャラを演じてみての感想

斉藤さん「タヅナは筋が通っていて、頼れる存在だと思う」「より広い視野を得て、コヨリとともにまっすぐな成長を遂げていった」

2話でコヨリと一緒にお風呂に入っていたシーンについて

すみぺ「モノローグでもタヅナの暴走が」

斉藤さん「あれは監督の『もっと熱血で』という指示」

すみぺ「2話で一緒にお風呂なんて早すぎる」「出会って間もないし、(コヨリは)しゃべらないし、お人形さんみたいだし、何をしても犯罪になる」

●手をつないでの生活について

もし自分だったらタヅナとコヨリのように手をつないだままの生活ができるか、という話題に。

斉藤さん「大人なんで……」

すみぺ「できるんですか?」「知らない牙を……」

斉藤さん「心配しちゃう」「(コヨリの)ブラジルから来たっていうあの設定すごいよね」「日本食に慣れてないからおかゆからって、そういう問題じゃない!みたいな」

すみぺ「ツッコミがいない」「高槻家だからコヨリもなじめたのかな」「自分だったらできません、やっぱり」「私は斉藤さんと同い年だけど」

斉藤さん「コヨリなら問題ないのでは?」

すみぺ「私寝相悪いから……」

●またハヤテについて。そしてチヅルとハヤテのコンビについて。

すみぺ「あのハヤテの『申し訳ないです』ってムカつく」→会場爆笑

すみぺ「全然申し訳ないと思ってなさそうな感じが、神経逆なでタイプですね」

「チヅルはチヅルで、理不尽な怒り方をしたりするんですけど」「ハヤテはこっちを見てくれそうで見てくれない」「振り向いてほしいタイプ」「ハヤテが気になってはいるようだ」「顔赤らめ率高い気がします」

斉藤さん「ハヤテがチヅルに叩かれて出す声は間違ってるけどね」

すみぺ「ハヤテのイメージがなかなかつかめなかった」

斉藤さん「石川くんの声聞くと(注:すみません、この辺記憶・メモともに曖昧です)」

すみぺ「(ハヤテが)今適当に相槌うったでしょ、って」「中の人に罪は無いです」

●改めて、自分のキャラを演じてみて

すみぺ「大人だけど、チグハグなところもあって掴むのが難しかった。だんだんチヅルのことが分かってくると、一人の悩みを持った女性として接することができた」「頭は冴えているのに、実生活ではつらい思いをしている」「現実でもチヅルの痛みを分かってもらえたら」「タヅナたちの世話を焼いたり、意外とオバンくさいところもある。心オバさんかもしれないと「(タヅナたちに)バイトの体験をさせたり、押しが強い。コヨリには制服を着せたかっただけかもしれないけど」「そういう珍しいキャラクター」

チヅルが左遷されて今の職場にいる、という設定にも触れたところで、

すみぺ「(会場に向かって)左遷って……されたことあります?」→会場笑い

斉藤さん「『俺俺!』っていないでしょwww」

●キャラと自分の似ているところについて

すみぺ「私も急に不機嫌になるタイプなので……」「あと人のことバシバシしたくなる衝動はあるので、反省多いです」「25歳だし、ガマンしようとはしてるが、酔っ払うと『(バシバシするジェスチャーをしながら)仲良くしてくださいよ〜』って」「チヅルもお酒買うときはいつも身分証見せてるのかな?」

斉藤さん「チヅルは色んな面が内包されていて、接する相手やシーンによっても見せる顔が違う」「演じるのは難しいだろうと思うが、上坂さんがメリハリのある演技をされていて、よりチヅルはこういう人だ、というが分かった」「ハヤテはよくわからなかった」→会場笑い

「石川さんスミマセンでした!」

●収録現場・キャストについて

メインキャストは年が近い人が多いが、上はそうそうたるメンバーだといういう話に。

斉藤さん「プレッシャーはあった。絵は見せてもらえないし、相棒はしゃべらないし」→会場笑い

「杉田(智和)さんはアドリブすごいし」→会場爆笑

「『アハハハハ』とかって」

すみぺ「今まで何を見てた、っていうのを忘れる」「(杉田さんが)ずっとオタ芸してる」「どんどん色んな引き出しが出てきて、すごい」

●敵とも仲良くなっていくことについて

タヅナとコヨリが、倒した相手とも仲良くなっていくことについての話題に。

すみぺ「和解できるのがいい」「負ける=自分たちの望みが絶たれることだから、相手に対しては許せない気持ちになると思うが、タヅナたちは事情が事情(負けるとコヨリは死ぬ)だから」「(負けたら)次回作にご期待下さい、みたいになっちゃう」→会場笑い

●4話について

鈴木アナから、第4話ではチヅルたちがタヅナに破れ、チヅルが涙するシーンもあったが……と話題を振ったが、すみぺ、よく聞いていなかったのか、「えっ?13話ですか?」と応答。

鈴木アナ「大丈夫ですか?ジグラートに迷い込んでしまったのでは」→会場笑い

すみぺ「願いが断たれて、誰もいない車中でこみ上げてきて泣く、という場面だったが、泣くお芝居は台本がよく見えなくなってしまって、あまり覚えていない」「負けたことによって、チヅルは視野が広がり、心を切り替えられたのでは」

●チヅルたちの願いについて

すみぺ「『大きくなる』って願いじゃ駄目だったんですかね?」「OADで、ハヤテとの身長入れ替わりバージョンというのを見てみたい。小さいハヤテと、大人っぽいチヅル」「それからしゃべらないタヅナ」

斉藤さん「そこも!?」

●特殊能力

この辺で斉藤さんが水を飲もうとして、会場から笑いが。(注:スミマセン自分もよく見ていませんでした)しかしすみぺ、事情がわからず斉藤さんに「何したんですか?万引き?」→会場爆笑

斉藤さん「この一瞬で!?」

●今後注目してほしいポイントについて

斉藤さん「オンエアで11話を見て、改めて他の話数も見返してみてほしい」

すみぺ「1話から物語に巻き込まれて、見ればみるほど謎が解き明かされていくカタルシスがある。できたらブルーレイボックスを買って下さい。おうちにあると……テンションが上がります」

斉藤さん「予備も買って下さい」

すみぺ「商売人ですね……予備って何に使うんですか?」

斉藤さん「いや鑑賞用、保管用、とか」

すみぺ「お歳暮に?」→会場笑い

斉藤さん「もらった人が『これはいいものだ〜』ってw」

●OxT登場

ここで主題歌のライブへ。斉藤さんと上坂さんは一旦退場し、OxTのオーイシマサヨシさん、Tom-H@ckさんが登場。しかししばらく二人のマイクが来ない状況に。

オーイシマサヨシさん(以下、オ)「大丈夫ですマイクなくても声通るんで」「芸人枠で来てますんで」「どーもー!アニソン界のおしゃべりクソメガネこと、オーイシマサヨシです!」→会場拍手

お二人は日本橋自体は来たことがあるが、この会場は初めてとのこと。

オ「皆さん聞いて下さい、僕らこの1曲のためだけに今日来てます!」「僕らそこそこ忙しいんですよ?」

Tom-H@ckさん(以下、T)「うるせーな」

オ「僕なんか今動物園でもバイトしてるんですけど」→会場笑い

(注:現在放送中の「けものフレンズ」のOPはオーイシマサヨシさん作詞・作曲)

●OP主題歌「One Hand Message」について

オ「『バトルもの』『手をとりあって』というイメージから、この曲もTom-H@ckと2人で作曲した」

→Aメロ、Bメロをオーイシさん、サビをTom-H@ckさんが担当されたそうです

オ「今日僕らこのギターというニムロデを持ってきてるんですけども」→会場拍手

オ「それ一番困るリアクション!」→会場笑い

ちなみにオーイシさんがアコギ(エレアコ?)Tom-H@ckさんがエレキギターを持っていて、アテ振りではなく実際に演奏されていました。

オ「またこのオープニングの映像が情報量が多い」「繊細」「良くできてる」

T「何様やねん」

この辺でオーイシさんがマイクを手持ちからスタンドへ。

T「マイクを放した……これは命をとられたようなもの」

T「(オーイシさんに)本体は?」

オ「メガネです!!」→会場笑い

曲の前にオーイシさんからライブを盛り上げるためのあれこれ。

オ「立ってもらうのは難しいですが、僕がドヤ顔で『大阪!』『ストフェス!』って言ったら皆さん『Foooooo!!』って返して下さい!」

オ「大阪!」

会場「Fooooooo!」

オ「……っぽい!!」→会場笑い

ギターソロの部分でも同様にお願いします!とのことで再び

お二人のソロ→「Foooo!」の練習。

オ「ありがとうございます、予定調和感ハンパ無いです!!」

→この後、お二人により「One Hand Message」が披露されました。

なお、めちゃくちゃカッコよかったです!

●EDへ

ライブ終了後、全出演者がステージへ。Blu-rayやキャラソンCDの告知がされました。

●キャラソンについて

キャラソンCDの発売が告知。タヅナとコヨリの曲の他、チヅルとハヤテのデュエット曲もあるとのこと。

すみぺ「まだ収録はしてないですが、男女のデュエットというのはあまり経験が無いが楽しみ」

●ホテルコンセプトルームについて

サンシャインシティプリンスホテルでのコンセプトルームについての話題に。

斉藤さんから部屋の特長を紹介。

斉藤さん「これは……すごいですよ」

「部屋に入るとスカイツリーが『どーん!』」「キャラ絵が『どーん!』」

→会場笑い

斉藤さん「他にも、キャストのサインが隠されていたり、ウェルカムボイスも聴けます」

●最後に一言ずつ

監督「クライマックスですが、タヅナとコヨリ、二人の出会いがどのように完結するのか、見届けてほしい」

すみぺ「ハンドシェイカーについて話ができるのは初めての機会だったので、楽しいひとときでした。11話はクライマックスですが、ここにいる皆さんは『私は見たよ!』って……めっちゃツバ飛んだ」→会場笑い

「外でみんながコスプレしてる間に(11話と13話を見て)知識を得たよって肩で風を切っていいと思います」「皆さんのお好みの……何だろう、ハンドシェイカーを愛でてあげて下さい」

OxTのお二人からは3/24のワンマンライブが告知→会場拍手

オーイシマサヨシさん「いま拍手した皆さんはきっと来てくれると!」→会場笑い

斉藤さん「いよいよラストですが、皆さんと過ごすことができてよかったです。大好きな作品なので最後まで、ぜひ見届けてください」

本日はありがとうございました、と各々御礼で締めくくりとなりました。

第一部はこれにて終了!


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