荒木さん、ありがとう

こんにちは。大村です。
この記事は Speedcubing Advent Calendar 2021 五日目の記事です。

昨日は Pさんによる "CFOPの新しいルート開拓のための一試案"
明日は チョコボックスさんによる "3BLD解法、コーナーorozcoはいいぞ" です。

毎日楽しい記事が読める毎年恒例のイベント、楽しんでやっていきましょう。


まずは、今年もアドベントカレンダーを開催してくださったspeedsolveこと荒木さんに感謝申し上げます。
この企画ももう9年目になったんですね。言うは易し、行うは難し。どんなことであろうと、継続するのは口にするよりも大変なことです。今年も企画を立ち上げてくださってありがとうございます。乗っからせてもらいます。

そして、荒木さんにはSCJの仲間としても今年はいっそうお世話になりました。昨年のアドベントカレンダーで書いたように、SCJを立ち上げてから早一年です。

もう10年以上の長い付き合いになりますが、その頼もしさを改めて実感しました。私と同じく設立時理事として、毎週のように電話して、あーでもないこーでもないとスピードキュービングの将来を語り合うのはとても楽しいです。SCJの構想を練っていたJRCA法人化準備室の頃から数えると、もう二年近くになりますね。今後ともよろしくおねがいします。

そうそう、忘れてはいけないのはいよいよ来週に迫ったWCA大会、Tokai Winter AM/PM 2021です。荒木さんはこの実行委員としても名を連ねています。本来なら8月に予定したのにコロナで流れてしまったこの企画、冬にスライドして実現目前までもってこられたのは本当に嬉しいです。約一年ぶりのWCA大会、ぜひ成功させましょう。

そして、この実行委員会の母体となっている東海スピードキュービングコミュニティを立ち上げたのも荒木さんでしたね。
12/18には第86回目のレクチャー会を迎えるそうです。86回って、冷静に考えるとすごい数字です。北陸の102回に続いての100回超えも時間の問題でしょう。そうだ、東海での交流会を「レクチャー会」という言い方にしたら参加者が増えたという話、ハッとさせられました。「オフ会」と言うと仲間内のイメージが強いですが、レクチャーと言い変えれば心理的ハードルが下がるのだそうです。そういう細かいことで人の印象は変わり、新しい世界に飛び込んでみようという勇気を踏み出せますよね。素敵な心遣いができるコミュニティだと思います。

WCA大会と言えば、忘れもしない世界大会メルボルン2019。2週間以上の長期旅行、他の友人と一緒にメルボルンに行く前のシドニーから一緒に旅して、オーストラリアでは同室でした。他の人が大会終了後に早々と帰国する中、僕たちだけはちょっと延泊してメルボルン観光しましたね。最後の方はだんだん飽きてきて互いに別行動だったけど。荒木さんが先に帰国する前日、最後の夜くらいは美味いもの一緒に食べましょうよ~と誘ったらついてきてくれたレストランでのステーキの味は今でも覚えています。今年の世界大会2021が中止になってしまったのが悲しいです。また一緒に旅行できる世の中になるといいですね!

図1:ステーキ

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また、明日12/5(日) 21:00からのSCJ bimonthly meeting (注1)のリマインダーを出してくれてありがとうございます。今朝のTeams通知で思い出しました。会議の予定ってなんだかんだ面倒になって忘れがちですよね。実は私の担当分の隔月報をまだ書いてないのでこのアドべ記事を書いている場合ではないのですが、荒木さんへの感謝を綴っていたらタイピングの手が止まりません。なんとか資料上げます。

この通知に限らず、SCJ内の様々なチャネルで頻繁にメッセージをくれるのはSNSの心理的安全性向上に一役買っています。堅苦しい書き言葉だとどうしても雰囲気が重くなってしまいがちで…おそらく当人はあまり意識していないのでしょうが、フランクな言葉で高頻度で投稿する荒木さんは、他の人のリアクションの呼び水となっています。

注1:SCJでは、二ヶ月毎に担当事業の理事から活動を報告し合っています。荒木さんはSCJ大会+リードシステムエンジニアとして正味2倍の担当をこなしています。
ちなみにbimonthlyには「2ヶ月に1度」「1ヶ月に2度」のまったく異なる両方の意味があり、誤読を招く最悪な英単語として知られています。

SCJのホームページも少しづつ改修が進んでいて、だんだんとかっこよくなってきました。
SCJアカウント管理システムに始まり、気がついたらお知らせがWCA大会/SCJ大会などのタブに分かれていたり、コードがGithubに公開されていたり、どんどん使いやすくなっています。個々のWCA大会ページも独自に設け、これまではWCAの申し込みシステムを間借りしていたために手が届かなかった細かいローカライズもできるようになりました。
中でもイベント参加費の事前決済を実装できたのは、初年度一番の成果だと思っています。適切なお金の管理システムは、今後のスピードキュービングの発展を考えると欠かせません。

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まだまだ随所で意欲的に改修を狙っているようで、その好奇心に感服致します。最近は大会運営ツールのGASベースのリファクタリングに関心があるんですよね。今はExcel / Powerpoint / VBAとwindows環境依存で競技グループ分けや賞状などの差し込み印刷ツール組んでいますが、だんだんとスパゲッティコード化してきています。より使い勝手がよくなれば、今後の大会実行委員の作業も楽になるでしょう。楽しみです。
まだまだ荒木さんには活躍していただきたい分野がたくさんあるので、健康第一でいてください。

健康と言えば、私も今年30歳になり身体の衰えを感じるようになりました。荒木さんが30歳だったときにはアラサーなんてイジったものですが、小生意気な後輩ですいません。笑って流してくれた器の大きさに感服するばかりです。失礼しました。

歳のせいか、最近は思い出にふける頻度が増えたかもしれません。
私がキューブを始めた15年前、まだ高校生だった頃、荒木さんは憧れの兄貴のような存在でした。キューブと言えば荒木さん、誰もがテレビで見たことあるキュービストの第一人者、ジェットコースターに乗りながら目隠しキューブを揃える豪胆さ。
競技者としても有名で、世界大会2007ブダペストではMBLD3位、2009デュッセルドルフでは3x3x3キューブ部門のファイナリストですからね。久しぶりに記録を見返したらなんと私と隣の順位でした。キューブを始めた頃から目標にしていた荒木さんを超えられたのは、444優勝とはまた一味違った感傷がありました。ごめんなさい、流石に盛りました。まだ高校生の若造だったので自分のことで精一杯でした。そんな危うい私のことを、年上の兄貴分である荒木さんはそっと見守ってくれていたのでしょう。ありがとうございました。

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当時はまだ珍しかった同志社の大学サークルを自ら立ち上げられたのも印象に残っています。私が大学進学後に自然とキューブサークルを立ち上げようと思えたのも、どこかで荒木さんを意識していたのかもしれません。
そうそう、その東京工業大学スピードキューブサークルCutechはいったん立ち消えたのものの、また最近になって後継者が現れたようです。OBとして嬉しく思っています。それも、元をたどれば荒木さんから始まったということです。後輩の諸君は覚えておいてください。

私が高校生の頃、学校から帰ってキューブをしていると荒木さんからskypeメッセージがよく飛んできました。そのまま話しながら一緒にキューブ回しましたね。

ああ、何もかもがいい思い出です。楽しかった。

そして今大人になって、お互いに歳は食ってしまったけれど、友人として、SCJの同僚として、今でも荒木さんと一緒にスピードキュービングを楽しんでいます。こんなにうれしいことはありません。


荒木さん、ありがとう。

そして、これからもよろしくお願いします。


明日の資料間に合わなかったらごめんなさい。

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