母が心配

最近、思う事を書いてみます。


父が亡くなり、2年が経とうとしている今日この頃。

母は、元気がなく、心療内科に通うことになりました。


我が家は、父26才、母が19才の時に結婚し、母が20歳の時に長男、21歳で次男、22歳で長女、24歳に私、25歳で三男の各家族でした。


以前の幼少期の話を読んで頂ければ、想像はつくと思いますが、

お金に対して、苦労した父、母です。


ただ、我が家はとても明るく、父も少年団の監督をボランティアでやる様な熱い人間でした。

父は、若い時に東京のホテルでシェフをやっていた経験もあり、料理は工夫して、貧しい中にも美味しい料理を作ってくれる父でした。

長男魚嫌い、次男乳製品アレルギーと、かなり工夫していたのを今でも覚えています。


私には到底できないことです。


ただ、お金に苦労した分、イベントごとは、料理だけは父の手作りで祝ってもらえましたが、七五三など、いい着物を着たり、写真を残したり、そういう事はやったことがありませんでした。

バブル期の幼少期は、みんないい着物を着て写真館で写真を撮っていたので、寂しい思いは確かにありました。

母は、その事をきにしています。


今日は、ひなまつりですね。

母から、
「なにもしてあげられなかったね」
と、ラインが来ました。

元気がないのがわかり、

「特別な事はしないよ。ちらし寿司、ケーキ以外ノープランだよ。

綺麗な服着たって、家族が暖かくなかったら意味ないからね。

家は、暖かい家族。


お母さんだから、子育ても上手に5人育てられたんじゃない。」

と、返しました。


私は産婦人科に勤めていた時期、


四人目、五人目を授かると、中絶する人を山ほど見てきました。


その人達にも、人生設計があり、とても悪いことをしているとは思いませんでしたが、

父と母は、

悩んで、私と弟を産んでくれた。


それだけで、感謝です。


母に自信を持ってもらいたいです。

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