見出し画像

今日は、このブログのテーマでもある

「サラリーマンは奴隷なのか」について考えてみたいと思います。

先に、結論を言えば、サラリーマンは奴隷か?どうかは、

その人によって変わってくると思っています。

こんな回答じゃ、元も子もないんですが、もうちょっと掘り下げてみたいと思います。

まず、奴隷という制度は、多くの人がご存知でしょう。

この奴隷というのは、心優しい人が、

「同じ人間だから、奴隷の人がかわいそうだから!」

という、お涙頂戴の話ではないのが、事実です。

奴隷制度は、なぜなくなったのか?

それは、もっと生々しい現実があります。

それは、奴隷よりも、労働者にしたほうが、経済活動にプラスだから。

それが事実です。「資本主義に出口はあるのか?」という本に詳しい記載があります


奴隷にした場合、資本家は、奴隷をお金を出して買います。

ここでも、奴隷を買うというコストがかかります。


そして、働けるギリギリの生活をさせてあげるわけです。

ここでもコストがかかります。


じゃあ、奴隷の人々が、経済圏を作る事ができるのか?

当然、できない訳です。


では、今のビジネス形態同様の「労働者」ってものを、考えてみます。

まず、「労働者」を買う訳ではなく、労働への対価として賃金を払います。

この賃金の方が、「労働者」が、生活のためにお金を使うので、経済圏を作る事ができるんですよね。

だから、奴隷制度よりも、「労働者」の方が、経済発展するので、奴隷制度が無くなっていったようです。

お金の力は、今も昔も同じように影響力が高いですよね。

そして今、紆余曲折があって、サラリーマンという「労働者」が、世の中の中心になっているってことです。

では、このサラリーマンっていう職種は、自由があるのか?
もちろん、自由はあります。

会社を辞めたければ辞めてもいいし、転職してもいいんですから。

ですが、日本では、起業率も低いです。

転職率も、昔、と比べれば一般的になってますが、世界と比較すればそれほどではありません。

なんでこうなってるのか?と考えると、制度っていうか、日本って国は、自由なんですよね。

だけど、その日本って国に住んでいる、「日本人」の心は、奴隷なんじゃないか?って、思う時があります。

なんでそう思うか?

それは、いまだに、ボクが小さい時、親から言われていた価値観と、今の価値観が、少し形は変わったけど、それほど大きく変わってないからです。

そんなボクは、もう40代です(笑)


どんな価値観って言えば、

優良な大企業って言われるのがいい

優良な大企業に入るには、学歴が必要、そして、勉強が必要

学歴を得るために、学生の時は、勉強をし続けないといけない。

東京では、この受験熱が加速して、小学受験が一般的になっています。


この価値観って、ボクは好きじゃなくて、

日本で言われる「成功」っていうのが、

その「成功」って言われる道が、もう整ってるって事なんですよね。


昔は、これでよかったのかもしれないし、

今も、このままで大丈夫な部分もあります。


ボクは、今、グローバル企業っていう場所で働いています。

毎年、学歴エリートが、入社してきます。

でも、壁がぶつかるたびに辞めてしまったり、自分で答えを探さず、人に言われた事だけやる姿を見て、これでいいのかな・・・って疑問に感じます。


そうなんですよね。ないんですよね、ビジネスにこれをやればいいって答えって。

ボクの性格、ボクのキャラクター、ボクの能力があって、ボクのやり方でうまくいく訳です。

ボクも、人から話を聞くし、本を読んだりして、参考にしたりします。

でも、結局、どのアドバイスを、どの情報を選択し、どう決めて、どう行動するか?は、全て自分で決めないといけないんですよね。


それが、人生が面白く、残酷な一面なんだと思っています。


人が引いた「道」

人が回答した「答え」

それは、もうすでに価値を失っていて、これだけネットで情報が手に入れられる、この時代において・・・

もうエリートと、そうじゃない人の情報格差は無くなってるんですよね。

じゃあ、なんで差が出るのか?

ボクは、大きく言えば、人間力、

カッコよく言えば、アートの時代に入ってるんじゃないか?って思うんです。


ビジネスでは、ロジックが大切っていうけど、実際は、みんながロジカルに行動すればするほど、同質化します。

優良な大企業に入っても、給料は、それほどよくはありません。

これもネットでググれば、わかるはずです。


もっというと、給料が高いからって、幸せかどうかも人によって違います。

小さい時から、優良大企業に入るって、親の価値観を押し付けられた時から、ボクらはある意味、奴隷になるんだと思います。

頭はいい、でも、何をしたいか分からない。

勉強はできる、でも、何のためにその知識を使うか分からない。


だから、会社に与えられた仕事をしていた方が楽だし、

会社に言われた研修や、勉強をしていた方が楽だし、

それで、与えられる給料やステータスで、生活した方が楽なんですよね。

だって、社会に出てから初めて、「自分の人生ってなんだっけ?」っていうむちゃくちゃ難しい問いから目を背ける事ができるんですから。


こんな偉そうな事を言ってるボクはどうしていたか?

全て、「お金を稼ぐ」っていう目標に向かって、40歳まで仕事で爆走してました。

お金を稼ぐって、目標は楽なんですよね。今だから言えますけど。

このブランド物が欲しい!

この時計が欲しい!

この車が欲しい!

海外旅行で、このホテルに泊まりたい!

お金で買える事で、自分がやりたい事は、大体やり尽くした時、感じたんですよね。

ちっとも、幸せじゃないって・・・・

ボクは、サラリーマンっていうのを使って、お金の奴隷になってたんだなって感じたんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?