日本の産業ポートフォリオ

ふと気になって、日本の産業別GDPの推移を調べてみました。出所は内閣府のデータになります。

国内総生産の10年のCAGRは0.6で事実上のゼロ成長ですが、眺めてみると、CAGRで2%以上になっている産業もチラホラ見られます。それらを並べてみると・・・

パルプ・紙・紙加工品 2.07
化学 3.58
はん用・生産用・業務用機械 2.3
電子部品・デバイス 7.83
電気機械 3.51
その他の製造業 2.04
電気業 4.7
通信・放送業 2.22
金融・保険業 3.19
その他の不動産業 2.23
保険衛生・社会事業 2.72

なかなか意外な結果ですね。化学はおそらく製薬会社が含まれているので、それで数字が膨らんだのだと思います。

電子系・電気系・情報系が全般にいいのもなんとなくわかります。

直感的によくわからないのは「パルプ・紙・紙加工品」ですね。1990年代にコンピューターが普及したときに「ペーパーレス社会がやってくる」と散々言われたわけですが、ここ10年のCAGRが2%を超えている。

うーん・・・なぜなんだ。

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