射撃競技の練習に充足感は必要か
射撃競技は簡単に言えば繰り返しです。再現性の高さが結果に直結します。また、標的射撃の場合、競技特性として変数がほとんど存在しません。つまり、強い選手が勝つのが射撃競技です。それは、フィジカルだけでなくメンタル部分もです。この、メンタルの部分については変数が存在するかのように思いますがそんなことありません。しっかりとプロセスを踏んでトレーニングすれば再現性を高める事が可能です。
ここで、射撃競技のトレーニングに充足感は必要でしょうか。実は、重要ではありません。それは、何時間、何発撃った。とか、何点を撃った。という意味での充足感です。練習で記録を取り、充足感に浸る事の競技力向上における有効性は殆どないでしょう。
つまり、何が必要なのかというと。客観的かつ数値的なメニューです。具体的には、○秒×○回の据銃メニューをこなした。とか、SCATTの%とmm/sを目標内に○回収めたとか。その達成度合いが必要です。再現性を高める事にはこの数値化、可視化が必要です。海外の選手がどう練習しているか知りませんが、日本の特に若い選手でこういった練習をしてる選手は多くありません。勿論、SCATT等の設備が無いという事もありますが、点数にインセンティブを求めるがあまり、イニシアチブを明け渡している場合が散見されます。
以上。三流競技者の独り言です