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最終面接落ちた人にしか分からない

第1志望に落ちた人の気持ちなんか分からなくていい。
高校も大学も、落ちたかなあどきどきから1番行きたかった学校に、わ!よかった受かってた!だった。これはお恵み。
就活では、もちろん落ちた会社が夏のインターンの時からあって、それなりに自分を否定された様な感覚になってショックを受けてきた。のこのこと自分のペースでやっていて数社しか出していないにしろ、ほぼ通らなかった。でもその度に、本当に心から行きたいのは1社だけ、この会社に受かれば他どこに落ちたっていいって思ってた。

本選考が始まってからもいつ振り落とされるか怖かった。最終面接まで行けた時は反対に、ここまできたならと思ってしまった。自分が受ける前にLINEのオープンチャットで連絡が来たとか来ないとかの話があって、私はこの心配はしないと思っていた。受かるって浮かれていたのかもしれない。

いざ面接に行ってみて、緊張はするけど程よくするくらい。私はよく落ち着いているって言われる。別の企業の面接を前の週に受けていて、初めての対面じゃなかったからかもしれないし、怠慢だったのかもしれない。
面接中、話していると笑いが起きたり雰囲気は悪くはないものの(これはもちろん大好きカンパニーの社員さんが素敵だったからかも)、自分だけが話せる話じゃなかったり、体験や具体例を上手く出せていないという感覚があった。受けてる時にも、ううん、もしかしてダメかもと少し思ってしまった。

受けた日もその次の日にも連絡はなかった。ああ、ダメかと思った。即日や翌々日には連絡をもらっている人が多かったから。
4日目くらいから諦めがついて、ふとしたときに考えては凹む。
この会社に行っても、会社が好きなだけで業務はやりたいことじゃないかもよとか気持ちを切り替える意見をぽろぽろ出してくれる脳みそと、人事の人の顔や連絡が来ていたパラレルワールドを考えると一日が終わる。
次の日も9時過ぎに目が覚めて、インターンをしてる時も何もない時も時間ばかり気にする。

辛い。自分だけがではない、きっと多分みんな辛い。
気を緩ますと涙がぽろぽろでた。落ち込んだ時は音楽が処方箋だけど、今回は特効薬じゃなかった。
1番辛かったのは他の企業の面接を終えた日と次の日、連絡が来なかった時。生き方とかそれに対して自分が考えていることや表現、発言全てが否定された気持ちになった。自分のことなのに家族の顔ばかり浮かんだ。お父さんがバレンタインに渡したビール、私の就職が決まったら飲むっていうんだもん。いつ飲んでもらえるのって思っちゃった。
家族に電話したら、嘆きながらもへっちゃらって気持ちになったけど、やっぱり電話を切るとずっとどよんとしてた。
いよいよ耐えきれなくて友達に思いっきり電話した。いつでも受け止めてくれるのありがとう。その数時間後に連絡受けてキモキショ迷惑行為したのはごめんねえ。

インスタアーカイブ供養
〜元気のない文章と誤字、面接後日の合羽橋の写真を添えて〜

とはいえ、あんなに入りたかった会社。面接から2週間経った今も全然引きずってはいる。就活に関する記事や動画がトラウマっぽくなって目を背ける。
ずっと、ああ自分は…と思うのがやだ。少し前向きにはなれたけど。

3週間ほどの今、落ちた企業に未練はあるものの、どうやって働いていこうかを考えられるようになった。人と、その企業で働くスタンス、お金には不安を覚えるようになった。結局働いてみないと分からないことばかりだろうとは思っても、1人の時はずっと考えてしまう。生き方も考えながら1年間過ごそうと思う。

皮肉にも就活の自己分析の中で人生で大きな挫折がないなあと思っていたけど、これが挫折かもしれない。でも挫折とはならないから頭の変換具合なのかな。
ちょうど1年前に出したインターンの落ち連絡ですごく元気になるメールをいただいたのを思い出した。普段は頭にないことがふとした時に手助けをくれることありがたい。どこにいても幸せでいたい気持ちは変わらない。

悩みや添削、話を聞いてくれて聞かせてくれた人にはぎゅっとぎゅぎゅっと大感謝。周りにこんなに頼りにしたい人がいることが私の幸せ、忘れたくない。
あとね、受けたくて受けた会社だから、どこの面接官の方も素敵な考えを持っていた。話してて貰った言葉、特に逆質問で必ず聞いていた質問があって、それぞれの方の回答はこれからも自分の大切な言葉になると思う。

3月後半悩んでいた気持ち保存しておこう文章で、消化しつつある。
その都度増やしてて、結果の連絡もきたのでやっと公開できる気持ちになった。

先生にも報告したし、ずっと念願のパーマも当てて、今のおいらはこの1年をどう過ごすか、いっぱい勉強したいこともあってわっくわくのゴロリの気持ち。

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