リトルウィッチノベタRTA ②小技・バグ技
リトルウィッチノベタ(以下ノベタ)の魅力は、良質なビジュアル・操作性と共存する、バグ的アクションから生じる自由度と爽快感です。
普通に遊んでいては発生しない、バグにしか見えない無限滞空を筆頭とするテクニック、小技と言える些細な部分から明らかなバグ技まで、こちらの記事で情報をまとめていきます。
(読んでも実行出来ない・情報が足りない場合はDiscordやTwitter等で質問いただければ回答・追記致します)
↑マグマの大海原を杖一本で乗り越える魔法少女。大魔女に他人の用意した乗り物は必要ない。
①-1 テクニック - 無限滞空
空中で絶え間無く杖による攻撃を繰り返す事で、理論上無限に浮遊し続ける技。
攻撃動作によってスタミナを消費しないシステムのため、スタミナを使わずにダッシュと同速で移動出来ます。
ノベタRTAの基礎であり、数多くのテクニック・バグ技の礎となる最も重要なテクニックです。
↑右手にある道を歩かず最短距離を突き進む様子。
まず高度を落とさない操作方法については、
「キャンセルしたい杖攻撃の振り動作がノベタの正面に来た時に"魔法攻撃→杖攻撃"と連続して入力」
する感覚です。
以前は「杖攻撃の発生を見てから入力」と言っていましたが、やり易い感覚は人によって違うので練習あるのみです。リズムゲームなので慣れれば目を瞑りながら出来ます。
高度を落としても構わない場合は「魔法攻撃をホールドしながら杖攻撃連打」で再現出来ます。個人的にはあまりお勧め出来ません。
RTA動画(全ボス壁抜け無しAdvanced 18:55 https://youtu.be/0-JU2gksePo 等)にコントローラーDUALSHOCK 4の入力をキャプチャしているので、そちらもご参考になれば。
(R1杖攻撃 R2魔法攻撃 L1ホールドダッシュ ×ジャンプ ○ローリング □詠唱 タッチパッド=魔法選択)
ゲーム内TIPSでも「空中で杖攻撃をする事で、攻撃中は高度を維持したまま移動出来る」と説明されます。しかし杖で攻撃する動作は普通2連続までしか出せず、無限に空中にいる事は出来ません。
それが何故空を飛ぶ事態になってしまったのか。
それは、「杖攻撃」「魔法攻撃」が相互にそれぞれへキャンセル出来る行動となっているからです。
①-2 無限滞空の原理 キャンセル行動
(別ゲームも引用した少々長い項目のため、原理を知っている方は読み飛ばしてください)
「キャンセル」は有名所では大乱闘スマッシュブラザーズ等、その他格闘ゲームでよく使われる用語ですが、馴染みが無い場合分かりにくいかも知れません。
つい先日発売された「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」を例えに使わせて頂きます。
中央正面にいる「ガンダム」は「ビームライフル」「バズーカ」を持っています。
普通、ビームライフルボタンを連打してもビームを発射した動作が完全に終わるまで次のビームは撃てません。数秒の間が空くので2射目には撃たれた相手も逃げられます。
しかしビームライフル→バズーカ(コンボ終了)はキャンセル可能行動となっており、ビームを撃ち終わった瞬間にバズーカを発射する事が出来ます。ビームが当たればその怯み時間中にバズーカも当たり、相手をダウンさせられるコンボです。
バズーカ→ビームライフルという反対方向は出来ないため2連射です。
ノベタに戻ると、ノベタは「杖攻撃」「魔法攻撃」がお互いがお互いへキャンセル可能なため、
空中杖攻撃→杖攻撃二段目 (コンボ終了)ですが、
魔法攻撃→杖攻撃→魔法攻撃→杖攻撃→魔法攻撃→…
と半永久的に継続出来ます。
魔法が弾切れでもこの動作は阻害されません。
①-3 無限滞空 キャンセル応用
ノベタで特徴的なのは、魔法攻撃を、動作のどのタイミングでも杖攻撃でキャンセル出来る点です。(杖攻撃は杖の振り終わりまで動作保証有り)
↑杖攻撃でチャージファイア発射前に魔法をキャンセルすると、発射させずに杖攻撃だけを続ける事が可能。
魔法を撃つ前に杖を振る事も出来れば、魔法を撃った瞬間に杖攻撃動作に移行する事も出来ます。
魔法ごとにリキャストタイム(再使用可能になるまでの時間)が決められているため魔法を仕様よりも速く撃つ事は出来ませんが、杖で攻撃して魔力回復しながら合間に魔法攻撃を当てる事も可能です。
アーケイン等の長押ししても発射しない魔法装備中に魔法長押し→杖攻撃→杖攻撃→… とする事でチャージ効果を維持したまま無限滞空を行う事も出来ます。
このいわゆる「一振り滞空」は単純で分かりやすい操作ですが、高度を維持するには「二振り」よりも速い連打が必要となります。魔法によるキャンセルを最速で行ってしまうため滞空維持時間が最低になってしまうためです。
①-4 無限滞空 おわりに
このように、ノベタのアクションシステムの根幹にある仕様によって無限滞空は発生します。
もしこれを修正しようとすると、その他のアクションの自由度が大幅に制限されてしまう恐れがあります。
修正案は「攻撃によるスタミナ消費の発生」が妥当な線かと考えていますが、どうなるかは神のみぞ知ると言った所です。
今はこの非常に自由度の高い無限の可能性を持ったアクションで工夫を凝らす事が許されています。道中のルートもボス戦も更新の余地が無数にあります。
万が一修正される前にこのアクションを遊び尽くすべきだと思います。
↑低空無限滞空でゴーストアーマーの弱点を高速で殴り続ける。
この後はこの無限滞空がもたらすゲーム破壊的小技・バグ技を中心に解説していきます。
②無限滞空によるギミック無視
上述の「無限滞空」により、こなさなければならないギミックを無視して進む事が出来ます。
例えば、ステージ3マグマ遺跡が顕著ですが、「別の部屋にある装置のボタンを押すと階段が完成して先に進めるようになる」というようなギミックがあった時、この無限滞空を使うと「階段を出さずに空を飛んで先に進む」となります。
速いですね。
↑左側を攻略すると右側を通れるようになる階段が出現する、公式ショートカット的ソウルライクなギミックだが、行き先が同じ高度にあるためRTAではそのまま右に飛んで進める。
※公式ショートカット的ソウルライクギミック
(ひとつのリスタート地点から近道を開放していく事で実質的に途中から再開出来る仕組み。
マグマ遺跡は非常に長いステージ構成だが、スタート地点とボス前のふたつしか女神像が無いその典型)
本来2段ジャンプしか想定されていないゲームのため、このようなギミック無視が簡単に成立してしまいます。
例が多いため書き切れませんが、以下に簡単に記します。
・洞窟 生魂人形ターニア前の中ボスゾーン
・マグマ遺跡序盤 広間右側の階段
・マグマ遺跡中盤 複雑な道を通らず、入口で高台に上がりショートカット
・マグマ遺跡終盤 動く台座に乗るシューティングゲーム
(台座を使わずマグマの海上を飛ぶ)
③テクニック - 2段ジャンプ再使用
魔法:ウインドの追加ジャンプを一度の滞空で何回も使う事が出来ます。
着地するとすぐに再使用出来ます。
しかし普通は空中にいる間は一度しか使えないと考えられる2段ジャンプですが、ウインドの再使用時間が4秒ほどに設定されており、無限滞空と併せる事で4秒ごとに無限に上昇可能です。
これにより、本来行けない場所にも自由自在に行けるようになります。
無限滞空動作では、一般的に「杖を8回振るともう一度ジャンプ出来る」つまり「2振り滞空4セット後」というのが分かりやすいです。
7回目でも可能ですが、タイミングが少々難しいです。
↑無限滞空中に前方宙返りをしながら上昇し、背面撃ちファイアを当てる魔女。天井を目指して上昇中だ。
④テクニック - 空中ダッシュ
地上で助走を付けなくても、空中でダッシュジャンプ時と同じ速度を得るテクニックです。
無限滞空で魔法攻撃キャンセル杖攻撃の際にダッシュボタンホールドで出来ます。
↑空中で方向キーを入れ続ける必要が無くなり、安定して狙撃・高速飛行回避・旋回動作が行える。
(着地せずにライトニングで計10体倒し続ける動画 https://youtu.be/oe6fFMTff6o )
2020/7/10の0.1106アップデートでダッシュタイプ:ホールドが追加され、1週間後に走者に発見されました。
デフォルトはトグル(ON - OFF)。追加されたホールドは長押し中のみダッシュ動作判定が出ます。細かい操作も含めこちらが有利のため、走者は基本的にダッシュタイプ:ホールドを使用する事になります。
設定→ダッシュ→ホールドの時に簡単に使えます。
スタミナが切れていても(ダッシュジャンプは転びますが)ジャンプそのものは出来るため、リカバリーとしても有用。スタミナの概念をさらに破壊しました。
トグルではスタミナ切れの際にダッシュジャンプ状態から方向キーを入れたまま着地すると転んでしまいますが、これを無駄なく回避するためには着地直前に方向キー入力をやめる必要があります。
一方でホールドでは安定して、ボタンを離すだけで転ぶリスクを回避出来ます。
当時丁度5分ほどだったAny%OoBが10~15秒短縮された技と言えます。
⑤テクニック - 宝箱開封後即取得
無限滞空の説明で「杖攻撃と魔法攻撃のキャンセル」という話をしましたが、それの応用で「宝箱を杖で叩くと同時にその動作を魔法攻撃でキャンセルし、中身を拾う」という短縮テクニックです。
または、「無限滞空動作で宝箱を開け、着地と同時に拾う」という事も可能です。
ダッシュ管理に自信がある方は前者、無限滞空の高度・位置・距離コントロールに自信がある方は後者を使用する事になります。
⑥テクニック - 暗転前アイテム使用
ムービーに入る直前にアイテムを使用すると、約1秒の硬直をプレイヤーが操作出来ない暗転中に済ませてくれるテクニックです。
ギミックを通常よりも早く解くために防御結晶や、設置型アイテムを床に置かずに使用する場合によく使われますが、ボス前に回復をする用途にも使えます。
暗転前に設置型アイテムを空中の魔力に変換した場合も、基本的に詠唱入力は余裕で間に合います。
⑦テクニック - 最高高度ジャンプ
ジャンプ上昇中に杖攻撃をする事でジャンプの頂点を普通より長く維持出来るテクニックです。
これを使い、2段目ジャンプでも同じ動作をすれば、本来ギリギリ越えられないように作られている段差や崖を越えられるようになります。
杖攻撃をするとノベタの体が傾くのと同時に当たり判定が少し上に行くため、それも利用すると到達可能範囲が広がります。
↑地上、1段目ジャンプ、2段目。 洞窟内の火の中にあるオブジェクトの場所も、螺旋階段を使わずに直線で進める。
分かりやすい例では、オルケン神殿の手すりは普通の1段ジャンプでは飛び越えられませんが、このテクニックと空中攻撃を使うと越えられます。
⑧テクニック - バリアパリィ(モニカスキップ)
透明な壁となっている反発性バリアを、バリアに当たる瞬間に魔力吸収陣を使用し、無効化するテクニックです。
溶岩さえパリィ出来ます。溶岩の表面に当たり判定が集中しているため、表面を無効化すると溶岩内を悠々と歩ける場所も存在します。
使用例は以下の通り。
・マグマ遺跡1番目の女神像(モニカスキップ)
・オルケン神殿窓
ちなみにモニカスキップ(「生魂人形モニカ」と戦わずにマップをクリアする事)は複数の方法で可能です。
・階段下の瓦礫から頂点ジャンプ杖振りバリアパリィ
・女神像奥・遺跡入口の瓦礫に上り、無限滞空→アイス詠唱or防御結晶
・女神像台座から頂点ジャンプ無限滞空
・(バグ) 「生魂人形ターニア」撃破後、マグマ遺跡寄り道ムービーを見て、一階に移動後オートセーブ完了前に「女神像に戻る」。するとターニア部屋に移動する。もう一度扉を開くとそのまま二階を歩けるので次のステージの扉を開ける。
↑画面中央上SAVING表記の通り、ターニア撃破後はここがリスタートポイントとして記録される。マグマ遺跡到着後のセーブ完了前にここに戻るバグ。
難易度はバリアパリィ>アイス詠唱>防御結晶>ターニア部屋(成功率100%)となります。
⑨-1 バグ技 - 壁抜け
3Dゲームにはつきものであるバグ、ステージの外に侵入する「壁抜け」です。
簡単に言うと、壁と壁際のオブジェクトの間に入り込んでめり込み、壁方向に位置をずらしてステージから脱出します。
Any%が凄まじい早さで終了する諸悪の根源です。
「ステージ攻略をしていない」「(ステージを作った)開発者の意図を尊重するべき」と考える人が多くいる事を、使用の際は意識しましょう。
前半と後半に分けます。前半では前提となる3Dのオブジェクトの当たり判定の小話、後半に具体的な壁抜け方法を解説します。
その後におまけとしてノベタの3Dモデルについてお話を。
⑨-2 前半・壁抜けの原理
3Dゲームのオブジェクトについて簡単に説明します。既に理解している場合等、適宜読み飛ばしてください。
壁や床、ノベタ本人には当たり判定があり、歩いたりぶつかったり出来ます。これはオブジェクトの見た目通りではなく、それぞれ個別に設定されます。
ある細い隙間(隙間に見えない場合も含む)があった時、普通に歩いただけではそこに入る事は出来ません。
しかし、踏み込み動作等の一定の速度を持った行動によってめり込んでしまえたりします。ノベタならスタミナ切れ時の「転び」や、高高度落下で両手両膝をつき四つん這いになる「着地動作」です。
↑1枚目:走ってもここで引っ掛かる。
↑2枚目:転ぶと位置がずれ、間にめり込んでしまう。
↑3枚目:通常では入れない奥の場所に入り込んでしまった。
このゲームでは「めり込む」と、大体動けなくなりますが、「転ぶ」等で位置が一瞬でずれる動作をする事で位置をずらせたりする場所があります。
位置がずれる先が壁しか無ければそれ以上動けませんが、その先に空間があれば侵入出来ます。
↑壁にめり込んだ同じ場所・状態の画像。壺の奥というあり得ない場所にノベタが立っているのが分かる。敵の方から見ると、壁に体が半分めり込んでいる。
↑壁に体がめり込んだ状態でさらに手前側に「転ぶ」と、場外に飛び出してしまう。
⑨-3 後半・壁抜けの手順(オルケン神殿)
画像に注釈を付けていく形で解説します。
雷地帯を抜けた先が壁抜けポイント。
右の階段を進み、上の階へ上がったらそのまま直進。
ちなみに最速は階段を使わない2枚目の正面左方向のルート。ジャンプで手すりの出っ張りに乗り、無限滞空で高度を落とさずに行く必要がある。
(プレイヤースキルが高くても60FPS以下では非常に難しい。安定にはフレームレート上限解放・FPS120以上推奨)
2つある壺の内、右側の1つだけをアーケインかローリングで壊す。
※左側を壊したら再走。
第一段階。
柱の□に沿うようにローリング転び。もしくは走り続けてスタミナを切らす転び。
壺の横の空間に入り込める。
第二段階。
壁と平行、もしくは柱に垂直になる方向にローリング転び。
次の画像のように、壺と壁の間に入り込む。
第三段階。
めり込んでいる壁に対して垂直にバックステップ転びをする。照準を出すと確実に方向を定められる。
ただし、このゲームでは照準を出した瞬間に振り向くわけではなく高速で振り向いているだけ(魔法は正しく照準通りに発射されるがノベタの動きは遅れて追従する)なので、照準押下直後にバックステップを出すとほぼ確実に横にバックステップし壺を破壊したり、めり込み状態を解除してしまうので注意。
バックステップ転びは空中に投げ出されても即座に他の行動をする事が出来る。
ここでローリング転びを出すと、抜けた後に敵の攻撃を受けるかウインドを使わない限り操作不能になる。ターニアによる打ち上げダウンと同じ状態。
(壁抜け直後に敵の攻撃を受けるのが初期の壁抜けチャート)
バクステ転びが確立される以前は、ローリング転び直後にこの当たり判定に当たる手順も必要で、少々難しかった。
壁抜け後の動き(8/23午後更新予定)
⑨-4 後半・壁抜けの手順(洞窟)
手順は複雑ではありません。動画を見るだけで簡単に再現出来ます。
8/23午後更新予定。
⑨-5 後半・壁抜けの手順(マグマ遺跡)
抜ける手段は複数あるものの、壁が分厚過ぎてステージ内に戻って来られない&Any%のマグマ遺跡ではマグマを見ないため今の所記述する予定はありません。
⑨-6 ノベタの髪型
3Dオブジェクトの当たり判定について関連した余談ですが、ノベタの髪は当たり判定を持たない設定となっています。
↑1枚目:首から下が不自然に膨らんだ髪型。
↑2枚目:頭を激しく左右に動かした時の様子。腕と胴体が少し髪に貫通されているが、ほとんど破綻がなく見える。
もし当たり判定があると腕や服に髪が貫通したままになる。
ノベタのモデルを見て「髪が不思議な膨らみをしている」と思った方もいるかも知れませんが、同じ設定でストレートに髪を真っ直ぐおろすモデルだと激しい動きをさせると胴体を髪の毛が突き抜けてしまいます。
また、そのモデルに当たり判定を持たせると、髪と胴体が衝突判定を常に生じて小刻みに震え続ける不自然な動きになったり、激しく動いた際に胴体を突き抜けて元に戻らなくなったりします。
DARK SOULS Ⅲのファランの不死隊のマント等はよく胴体を突き抜けて、たまに突き抜けたままの痙攣した状態(当たり判定がぶつかり合い小刻みに揺れ続ける状態)になったりしますね。
(不死隊装備の参考動画:DLCボス戦 https://twitter.com/shojiyuna/status/1262413522341781504?s=09)
ノベタは激しく動かした際に広がる髪の見映えも良く、アクションゲーム的に非常に合理的な作りのモデルと言えます。
⑩バグ技 - 魂素(経験値)バグ
ある手順を踏み、約600もの魂素をバグで入手します。
通常プレイ時使用禁止級の致命的なバグです。まず修正されるでしょう。
↑儀式。左下の魂素数と右下のタイマーに注目。
AdvancedのRTAではオルケン神殿攻略後、洞窟到達時点で108の魂素しか所持していないため、その大きさがよく分かります。
手順は以下の通り。
( i ) 洞窟以降に出現する「倒されると新たな敵がそこから生まれる敵」を、新たな敵が出てくる前・元の敵が魂素を放出した直後に「女神像に戻る」
( ii ) 目覚めると594の魂素を獲得している。
タイミングもシビアではないので簡単です。
全ボス壁抜け無しで、「生魂人形ターニア」撃破前に「怒りのゴーストアーマー」を倒すチャート(23分57秒 https://youtu.be/1xPaWilASGQ)を作成した際に利用しました。
所要時間30秒で2分ほど更新。
ゲーム時間が長いほど重宝しますが、全ボス壁抜け無しRTA世界記録が執筆現在18分台で、他のバグによりステータスの影響が以前よりも少なくなっているためあまり使用されていません。
⑪バグ技 - 車輪骸骨ノベタ
ノベタが特定のオブジェクトに引っ掛かるようにローリングをすると多段ヒットでおびただしいダメージを与えられる技です。
原理不明。走者発見者はもう一人の古参全ボス海外走者のoutlyerさん。
命名者は筆者。「DARK SOULS」に登場する凶悪なモブから。
↑カタカタカタカタ(幻聴)
革命的な技であり、全ボスカテゴリーが壁抜け無しでも「怒りのゴーストアーマー」から、つまりアーリーアクセス版の最後のボスから倒されるようになりました。
それまでは筋力等一定ステータスが無いとファイア用オブジェクトを突破出来ませんでしたが、このバグによりレベル1でも壊せるようになりました。
一方でノベタRTAの技の中で最も難易度が高い部類。本当に難しく、場所によりクセも異なり、かなりの練習と研究が必要とされます。
これをAny%Skipless(ボススキップせずにストーリークリア)のマグマ遺跡で使うルートは理論上最速ですが、成功率が低いためあまり採用されません。
↑セットアップ、台座の上に乗る。位置・方向・タイミング良くローリング。
⑫バグ技 - モニカ&クマ マグマダイブバグ
「生魂人形モニカ」の第一形態を、マグマに落とす凶悪なバグ技。
アイスチャートでは90~100秒、ライトニングチャートでは60秒が目安時間である第一形態戦を最短20秒で終わらせる大技です。
ボスの行動運も絡むため、30秒で発動出来れば十分早いと言えます。
本来、ボスはこの段差を飛び越えるようには作られていませんが、無限滞空が悪さをしてこのようなバグが発生しました。
ボスの一部の攻撃や移動方法のステップは、単に横軸移動をするのではなく、ノベタの方向へ追尾して動くようになっているらしく、ノベタがほぼ真上に居るとその行動でほんの少し飛び上がってしまいます。
すると、本来ボスが外に落ちないようにと作られている段差すら飛び越えてマグマに落ちて行ってしまうのです。
床より下で無限滞空動作を行った場合、何分やってもボスがマグマに落ちない事が確認されます。よって、以上の原理が正しいと考えられます。
↑クマが段差に足を乗り上げてしまい、舞台下に滑り落ちてしまう。
※ちなみに9999でカウントストップだが、内部では5桁以上ダメージが入る。
余談ですが、「怒りのゴーストアーマー」の回転斬りもノベタの座標に飛んで行く性質があります。
あちらは分かりやすく、障害物に阻まれない限りノベタがどの場所・高さに居ても距離を詰め、攻撃を当てて来ます。
その性質により2階の柱に引っ掛かり乗ってしまうと、回転斬りを再度使用するまでしばらく降りて来なくなる現象に陥るため気を付けましょう。
⑬テクニック - キャンセル行動
簡略的にキャンセル可能動作の関係を記述します。
○杖攻撃→魔法攻撃
○魔法攻撃→杖攻撃
○杖攻撃→(杖攻撃)→魔法攻撃→杖攻撃→…
↑ボス戦でも使える無限滞空コンボ。
○杖攻撃→杖攻撃→魔法攻撃→ジャンプ→杖攻撃→杖攻撃→魔法攻撃→杖攻撃→…
↑7~8振り後に再びジャンプが可能になる無限滞空上昇コンボ。
魔法攻撃によるキャンセルとほぼ同時入力で高度を落とさずに上昇可能。上昇中に杖攻撃をする事で最高点で高度を維持出来る。
○杖攻撃→杖攻撃×n→ローリング(バックステップ)
○魔力吸収陣→ローリング(バックステップ)
↑現状のRTAでは基本的に、空中杖攻撃ラッシュをしているとローリングが出せず咄嗟に回避する事が出来ませんが、地上での杖攻撃中はいかなるタイミングでもローリング入力を受け付けます。
つまり至近距離で回避待ちをする際には、静止していても杖攻撃をしていてもローリングを出せるタイミングは変わらないため、回避前に杖攻撃を挟むのがベストです。(※ただし杖攻撃動作中は魔力吸収陣が使えなくなります)
○魔法攻撃(非詠唱アイス以外)長押し→ジャンプ→魔法攻撃ボタンを離す
↑この動作で魔法を撃たずにジャンプ可能。
○空中で照準→着地
↑小技。着地硬直キャンセル。
空中から連射しながら着地する時、着地後も連射するような時にロスが無くなる。
⑭テクニック - ライトニング回避
自らが放ったチャージライトニングを回避して魔力を回収する永久機関。
ローリングを連打しても容易ではない、フレーム技です。
位置取りを失敗するとHPが7割以上持って行かれ打ち上げダウンで大ロス、魔法選択によるスローを使っても連打で確実に成功するわけではないというハイリスクな技です。
似た種類の技に「空中チャージファイア1回避」があります。こちらはウインドレベル2が必須。
自分の攻撃で魔力回復する安定技は、「チャージファイア3回避/パリィ」です。周回RTAの安定動作はこちらとなり、攻めた動作は「チャージライトニング3回避」となるでしょう。
⑮バグ技 - ライトニングバグ
ライトニングの詠唱効果による世界のスローモーション効果/自分の時間高速化効果を無限に維持して他の魔法詠唱等の行動を行えるバグです。
発見者は私で、7月頭の全ボス壁抜け無しRTA23分台で使用しました。
(モニカ&クマで使用、チャージファイア無限滞空のヒットストップで相手の動きを完全に止める戦法で約1分。執筆現在の同カテゴリー世界記録18分台では使用せず30秒弱のマグマダイブバグを採用)
(チャージ完了直前に)
空中で魔法攻撃を入力
↓
魔法を撃つ前に杖攻撃でキャンセル、その杖攻撃でチャージ完了(1-2振りまで)
↓
チャージ完了しているにも関わらず、キャンセルしたはずのノーマルショットライトニングが発射される
↓
詠唱が中断されるダウン、チャージライトニング使用までライトニング詠唱効果維持
ムービーを挟んでも女神像で祈っても解除されない非常に強力なバグですが、「世界の速度が遅くなる」事がポイントで、RTAでは常に使えば早くなるわけではありません。
ギミックの出現速度・破壊モーション、ボスの登場演出・撃破演出等が全て遅くなるため、そういった場面では直前までに解除されている必要があります。
敵やアイテムを利用して自在にこのバグを発動出来るプレイヤースキルがあれば、未知の記録が出せるかも知れません。
⑯テクニック - 魔法選択スロウ
魔法選択画面を開く事でノベタを含めた世界の速度がゆっくりと流れるようになる時魔法スロウです。
単純にロスが大きいためRTAではこれを使わずにパリィや回避を正確に成功させる事が求められますが、入力猶予時間0.1秒未満のフレーム技を成功させる場合にしばしば使われます。
私はライトニングを回避する際に使います。(使っても成功率は100%ではありません)
ちなみにチャージファイアの回避・パリィは当たり判定の持続時間と広さのお陰で猶予時間が長いため、これを使わなくてもやり易いです。
⑰新たに技が発見され次第更新
おわりに
ここまでテクニック・バグ技を紹介して来ました。
次回はチャートについて簡単にまとめていきます。
正式版リリース時に見返して楽しめるAny%の歴史・自分のチャートや世界記録のチャートの軽いまとめのようなものになるかも知れません。
それでは、ここまでありがとうございました。
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