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ゆっくり過ごした二日間

shoyaです。私は12月18日、19日と自然環境リテラシー学の山アクティビティ体験プログラムに参加しました。今回のキャンプ地は以前と異なり、大台町の奥伊勢フォレストピア雑木林でした。とても、空気が新鮮で自然豊かな場所です。

1日目

今回の予定では料理を作ることが多く感じたので多くの食材を持ち込みました。そのため、いつもよりも荷物が嵩張り、移動がとても大変でした。しかしながら、個人的に料理をする時間がたくさんあることがとても嬉しかったので、目的地に着くまでとてもワクワクしていました。

目的地に到着して、ガイダンスがありました。最初に、みえアウトドアヤングサポーター育成事業について、三重県庁の方からお話がありました。お話を聞いて、大台町だけでなく、多くの農家 山漁村地域について知ろうと思いました。そして、自然の中で生き抜く力を身につけていきたいと感じました。

続いて、テント設営を行いました。この実習で何度もテントを張っているので素早くできると思っていました。しかしながら、地面の土が少し柔らかかったので、テントを固定することがとても難しかったです。結局、時間的に以前と変わりませんでした。周りの環境をよく観察できていなかったことが反省点です。しかしながら、夜寒すぎるということで、室内で寝ることになりました。そのため、すぐにテントを畳むことになりました。

続いて、自然素材を採集し、それを生かしたクラフト体験ということで、クリスマスリースを作りました。クリスマスリースと聞いて、お店に売っているものを想像していたので、簡単に作れるだろうと思っていました。しかしながら、全く簡単ではなく、最初輪っかを作ることすらできませんでした。クリスマスリースとは異なり、しめ縄に近いものが出来上がりました。自然素材で何か作るという体験はとても新鮮で楽しく作ることができました。

続いて、ロープワーク講習がありました。巻き結びともやい結びを学びました。私は中学生の時、もやい結びについて学んだことがあったため、できるだろうと思っていました。しかしながら、何年か前のことであるため、ほとんど忘れていました。私はクリスマスリース作りからわかるように少し不器用であるため、ロープワークもとても苦戦しました。このロープワークを覚えておくことで、救助する時スムーズに行動することができることがわかりました。もやい結びの結び目がしっかりしていないと、逆に危険な状態になることもわかりました。そのため、日頃からロープに触り、正しい結び方を学んでいこうと思いました。

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↑夜ご飯(無水カレー)

夜はアヒージョ、無水カレーを作りました。まず無水カレーを作りました。食材を鍋に入れるだけなので自分でも簡単に料理することができました。トマトの水分でここまでカレーにすることができることに驚くとともに感動しました。個人的にはこの無水カレーが今までのキャンプ飯の中で自信作です。そのため、とても美味しく作ることができました。

夜ご飯を食べた後、温泉へ向かいました。今回は以前よりもとても気温が低く、とても寒かったので、温泉はとても気持ちがよかったです。私はこの寒さでも、テント泊をしようとしましたが、防寒対策がしっかりしていなかったのですることができませんでした。防寒対策については自分の反省点です。そして、湯冷めすることなく、室内に入り、一日を終えました。

2日目

2日目は燻製作り、ピザ作りを行いました。燻製作りは食材を燻製機に入れるだけだったので、準備してくださったインストラクターの方々にはとても感謝しています。そしてピザ作りを始めました。ピザの生地は用意されていて、元々具材はウインナー、ピーマンなどでした。しかしながら、甘いピザを作っても良いということだったので、私はスイーツピザを作りました。チョコレートとマシュマロをのせたものです。作る過程で生地をできるだけ薄くする作業が難しかったです。そして、ピザ窯へピザを入れました。ピザ窯の蓋が少しでも開くと内部の温度がとても下がることに、ピザの温度管理はとても難しいことであるとわかりました。ピザが焼きあがると、焼き加減もちょうど良く、とても美味く作ることができました。

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↑スイーツピザ

続いて、昼ごはんを食べました。ジャーマンポテト、パエリアを作る予定でしたが、思った以上にスイーツピザがお腹に残っていたので、昼ごはんを食べることができず、ピザ作りで余ったウインナーを焼いて食べました。これはこれでとても美味しく頂きました。

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↑昼ごはんの様子

最後に、レスキュー講習がありました。大きな段差をロープを使って2人で登らました。腕に少しロープを巻き付けることで、だいぶ下にいる人が楽に登れることがわかりました。これは、山に登っている時、怪我をした人を牽引する際に役立つ知識です。そのため、ぜひ覚えておきたいと思いました。

そして、ガイドをしている森さんのお話をお聞きしました。個人的に、実際に起こってしまった事故の話がとても印象に残っています。事故が起こる場所は危険な場所ではなく、危険な場所を過ぎたところであることを聞いて、すごく驚きました。それは、危険な場所は多くの人が気を付けているため事故が少ない。逆に危険な場所を過ぎた場所では、多くの人が気を抜いているため、事故が多発するそうです。このようなリアリティ溢れた経験をお話ししていただきました。そして、安全対策の大切さとともに自然の良さと怖さをまなぶことができました。

今回の実習で野外での料理の楽しさとともに、自然の恐ろしさと良さについて、学ぶことができました。今回の内容が料理する機会が多く、なかなか料理を作ることがない自分にとってはとても良い経験でした。そして、周りの木々の美しさや綺麗な星が見られる理由でもある空気の澄み具合など自然は美しいものであるとともに、自然の中で気を抜いていると事故につながってしまうという恐ろしさもあることがわかりました。森さんのお話からもわかる通り、自然の中で気を抜くことは許されないことであり、常に安全に気をつけなければならないことが大切であることがわかりました。そして、ロープワークで学んだことを瞬時に使えるように救助に必要な結び方などの安全対策についてよく考えて、今後自然の中へいこうと思いました。

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