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地方創生と私たちの今後


目次 1、地方創生とは 2、日本の現状 3、今後の私

1、地方創生とは

 これまで何度も耳にしてきた「地方創生」という言葉、なんとなーくでしか意味を把握できていない気がします。地方創生とは

東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策。

画像1

画像引用;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%89%B5%E7%94%9F#/media/ファイル:Changes_in_Japan's_population_01.PNG

なぜ日本がこのような政策を始めたかというと、やはり少子高齢化が関係している。上の画像を見たらわかるように、日本の人口減少は今後かなりのスピードで進み、2060年には人口の約40%が65歳以上になるという推測がされている。よって、地方自治体が行う「地方版総合戦略」に対して、国が各種支援を行っている。

具体的な政策として

新型交付金・・・地方自治体それぞれの地方版総合戦略に対しての交付金。
政府関係機関の地方移転・・・東京一極集中是正の観点から、中央省庁や研究・研修機関などの地方移転を検討。政府関係機関の新設に当たっては、東京圏内での立地が必要なものを除き、東京圏外での立地を原則とすることとなった。
特区・・・地域活性化のために、国による規制を緩和するなどの特例を、特定の地域に適用する制度。特別区域。
情報・人材支援・・・地域経済分析システムの提供、地方創生カレッジ、地方創生人材支援制度、地方創生コンシェルジュ、プロフェッショナル人材事業、地域活性化伝道師
地域再生・計画・・・地域再生制度、中心市街地活性化、都市再生制度、環境モデル都市・環境未来都市

などがある。

このような政策を行って、実際どのような解決に繋がったのか、また、今も抱える問題にはどのようなものがあるのだろうか。

2、日本の現状

 地方創生を掲げ事業を展開し、実際に成功を収めている企業もあるが、日本全体としては、はっきりとした成果は生まれていない。では、なぜ成功を収めることができたのか、そこには共通点があった。

共通点は、キャッチャー&フレキシブル。

成功例にみられる共通点は、テーマがとてもキャッチャーなことだ。ターゲット層が関心を抱きやすいテーマをわかりやすく打ち出している。地方創生を成功させるには、地域の特色を活用しながら、その魅力をキャッチャーに伝える力が必要だ。

そして、ただキャッチャーなだけではなく、とてもフレキシブルな点も共通している。一本道の事業展開でなく、目的に向けて様々な施策を柔軟に取り入れていことが大事になってくる。失敗を恐れずに挑み続けることが、成功のカギになるだろう。

また、地方創生で最も大切なことは、地域で暮らす人々の豊かな暮らしである。一般的に観光客や移住者を増やしたり、利益第一主義では安定的な暮らしは難しいだろう。今後の日本がどのようにこの問題に取り組むのかで日本の未来が大きく変わってくるだろう。

3、今後の私

 さぁ、最も大事になってくるのが、今後の私たちがこの「地方創生」にどのようなことを思い、どのような行動を取っていくかである。

私の生まれ故郷である宮崎はまさに少子高齢化の進行が著しい県である。高校を卒業して就職した友人、大学に進学し、春から就職する友人も宮崎県内で就職する人は少なく、福岡や東京などの大都市がほとんどというのが現状だ。自分も宮崎には戻ろうとしていないのだが(笑)

では、私含め宮崎の若者たちは地元で就職することを選ばず、都会に目を向けるのだろうか。

やはり、就職先の数、給与の差など、明確に目に見えるところが大半を占める。解決策としては、地元の子が地元企業に就職すると、県からの毎月の補助金制度や、いろいろなサービスを起業が提携するなどが考えられる。

私は、将来は九州に戻ってくるつもりである。やはり、愛着があるからだ。九州に何かしらの形で貢献したいと思っている。起業するにしても、人材の確保というのは難しくなっている。

今の宮崎は、高齢化により農業の土地が有り余っている。逆にこれを活かすしかない!!!

だがやはり、今農業を始めようとする若者なんて周りにはいない。そこで目を向けるのは外国人就業者だ。接客業ではないこの仕事は、最初に仕事内容を教えるのは大変だが、そこからはやりやすいのではないかと考えている。まだまだ曖昧だが、九州で衰退している農業に目を向け、活性化させることができたら、九州の活性化につながるだろう。

将来、九州を変えることができるくらいの力をつけていく、それが私のモチベーションであり、目標である。

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