ケツを叩かれなきゃやらないのが人間
◆ 今日の前フリ ◆◇
昨日は日銀の会合の発表があるってのに、昼まではそれをちゃんと覚えていたってのに、午後になって決算処理の仕事を始めたらそれに夢中になってしまって、ふと気付いたら夕方5時でした。
あ!と思ってチャートを見たら時すでに遅し・・・絶好の買い場を逃してしまいました。軽く30万は儲け損なった感じですね。ショックが大きいので、このまま本文にどうぞ。
☆ ケツを叩かれなきゃやらないのが人間
ビジネスとして成果を出し続けるために必要なことってなんだと思いますか?あれこれと考えられるんですけど、私は締め切りを作ることだと思いますよ。明確な締め切りがなくても、この日までに、この時間までに終わらないとヤバいことになるというデッドラインを作らないと、成果は出せないと思います。
これは有名な話ですけど、マンガの神様、手塚治虫氏は毎日原稿の締め切りに追われていて、編集者から逃げたりもしたわけですが、彼は後に
● 編集者に野放しにされたら、半分の作品も生まれなかった
って言っています。
とある編集者が、
● 先生を信用しますから、原稿ができたらご連絡ください
って言いまして、手塚治虫はその言葉に感動して
● あなたのところの原稿だけは絶対に落としません!
って言ったわけですよ。ところが現実は3か月連続で原稿を落としまして、その編集者は会社を辞めたそうです。
そのあたりのことは、
ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 2
https://a.r10.to/hkJoZ5
に詳しいです。
あの神様でさえ、締め切りがあったから、そしてその締め切りを守らせるためにケツを叩く役割の人がいたから、成果物を生み出せたわけです。
ましてや我々は凡人なんですから、締め切りが無かったらズルズルとラクな方向に流されていくに決まっています。
ですから成果を出せる人は、何かに取り組む時に、自分なりの締め切りをイメージするのです。そしてその締め切りを守るための時間配分を考えるのです。
このクセを付けられると、自分で自分のケツを叩けるようになるんです。これが自律する人間なんです。自分で自分のケツを叩いて締め切りを守らせることができる、それが自律そのものですよ。
ちょうど2ヶ月前から新しいマンガ家さんに4コママンガを描いてもらっているわけですが、自分なりのペースを掴んでもらえるまでは、こちらからなんとなく締め切りみたいな期限を決めて、
● あと2回分を頑張りましょう!
みたいな感じで、締め切りの感覚を分かってもらうようにするんですね。
あなたがもし、ご自身は怠惰なタイプだなと思ったら、このケツを叩いてくれる人を配置しなきゃダメですよ。みなさんの多くが年に100冊の読書すらできないのは、それは誰もあなたのケツを叩いてくれないからですよ。年に100だと、週に2冊を読まなきゃならないわけですから、毎週水曜日あたりに、
● 今週分はどこまで読みました?ちょっとペースが遅いんで明日までにあと100ページ読んでね
みたいなことを言って、翌日に、「どこまで読みましたか?」ってケツを叩く。ペース配分を見て、進捗を確認して、その上でケツを叩く。こういう人がいると、誰だってたったの100冊くらいは読めるようになるんです。
ビジネスの要諦もこれと同じで、誰かがあなたを正しい方向に追い立ててくれる必要があるんですよね。手塚治虫氏だって、ケツを叩かれなきゃできなかったんですから。ましてや我々のような凡人がやれるわけがないんですよ。
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