成長は機会の場数で決まってしまう
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◆ 今日の前フリ ◆◇
先週からウォーキングを再開し、さらにここで新たな気付きがありました。それは歩いている時の姿勢で、簡単にいえば「アタマの位置」つまり三次元での座標をどこに置くかで、身体の反応が全く異なることに気付きました。
アタマって身体の一番上部に付いていておまけに重たいわけですよ。これが私の場合にはいつでも前方に位置していまして、これが姿勢の悪さ、腰痛、ストレートネックなどの原因になっています。それを前後軸でいうと足の湧泉の真上、左右軸では両足の間に置くことを意識して歩くようにしたら、キレイに胸骨が開いて、それによってボイトレの声の通りも良くなりました。
私の感覚的には、アタマがかなり後傾で、そっくり返っているような感じもするんですが、この時に丹田のあたりに力を入れると安定するようになります。同時に気道がストレートになって高い音が出しやすくなります。
読書の時にも、そしてパソコンで仕事をする時にも、アタマの位置を少し後ろに下げるだけで、骨盤の真上に乗る感じがして疲れにくくなりました。
人間の身体って、ちょっとした変化にビビットに反応するので、奥が深いなと感じています。
☆ 成長は機会の場数で決まってしまう
人間の能力って、最後は場数で高まって行くんですよ。能力を決める要素には、
▼ 才能
▼ 努力
▼ 場数
の3つがありますが、私はこのうち「場数」が一番重要だと考えています。
だっていくら才能があっても、いくらたくさん努力をしていても、一度もバッターボックスに立たせてもらえなければ、ヒットもホームランも打てませんからね。
特に、我々一般人、つまり特別何かに秀でた能力を持っているわけではない人間にとっては、
● 場数こそが己を鍛え、磨いてくれる要因
なんですよ。
私は今は、セミナー講師ということで、人前でなんてことなく話をしていますし、そこで笑いを取ったりすることも得意なんですけど、これもまた私の才能などではなく、場数を踏むことで磨かれたスキルなんです。
そもそも私は吃音症を患っていて、それが理由で子どもの頃は、かなりからかわれていたので、人前で、特に大勢の前で何かを話す、伝えるなんてことは絶対にしたくなかったんです。今でも小学校の頃の同級生は、私が人前でペラペラ話をしているなんて絵面はイメージできないはずなんですよ。
思春期になって、これじゃマズいと思い、いくつか本を読んだんですが、そこで田中角栄の伝記があって、彼も若い頃は演説が大の苦手で、演題の前で冷や汗が出て来たと書いてあって、
● しかし場数を踏むにつれ、段々と慣れて来た
って行を読んだ時に、「そんなことあるかい!!」って思いましたから。でもこれもまた本当でした。
これってほぼほぼどんなことでも同じで、何度もやっているウチに、徐々にできるようになり、苦痛がなくなり、最後は
● 別になんてことないですね
ってなるんですよ。
もちろん同じ場数を踏んでも達成できるレベルには大きな差がありますよ。そこは才能と努力が効いてくる領域なんですが、それでも、
● 偏差値60くらいまでのレベル
には、誰だってなれるモノなんですよ。そしてその程度のレベルで人生は十分に幸せに生きられるモノなんです。
となると、最も重要になるのが、
● どうやって機会を手に入れるか
ってことになりますよね。場数イコール機会の数ですから、まずはバッターボックスに立たせてもらう必要があるんです。
実はこれこそが社会人が成長するために最も必要なことなんですよ。
どうやって機会をもらうのか、誰が機会の差配をするのか?ここが一番考えなきゃならないところなんですよ。
特に社会人ではこの差配は、基本的には上司が権限を持っていますから、
● 上司から成長のための機会をもらえるように振る舞えること
これを考える必要があるんですよ。
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