インターネットが世界を変えた理由

◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日はギターレッスンの日だったんですが、いつもの先生がコロナの陽性になってしまい、10日間の出勤停止となり、仕方ないので急遽ドラムの講座を受けることにしました。

ドラムといっても今どきのエレキドラムでして、これなら音を小さくできるので教室で教えられるんですね。初めての体験だったんですが、これがまた難しい・・・

両手と両足をバラバラに動かすことの難しさを痛感しました。でもひとつのリズムを正確にやることに没頭する感覚は、瞑想で深い境地に入る時の感覚にそっくりでして、これって怪しい系に繋がるじゃんということが、チャクラが覚醒した感覚で理解出来ました。

ってことは、ドラムの練習をやりながら同時に怪しい系の能力も鍛えられるという一石二鳥になるということです。値段を聞いたらギターよりも安いということで、今日の東京出張の時に、楽器屋に行ってみようかと思いました。

問題はどこにドラムを設置するかというところなんですが、そういうのは買ってしまってから考えようと思います。

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☆ インターネットが世界を変えた理由

20世紀の終わりに突然現れて、あっという間にこの世界の成り立ちすら変えてしまった魔物がインターネットです。100年後の未来に、人類史というモノを編纂する人は、1995年あたりのインターネットが普及を始めた頃のことを、


  ● 人類の歴史の変換点はここ


って大書すると思います。つまり歴史的には農業の発明や、産業革命と同じレベルの変化だと思います。インターネットはビジネスの在り方も、人びとのライフスタイルも、そして文化も激変させました。

なぜインターネットがここまで急激に世界を変えることができたのかということを考えてみたんですが、私が考えるに


  ● インターネットの利用に課税されなかったから


だと思うんですよ。

ビートルズの曲に、『Taxman(タックスマン)』ってのがあって、その中に

If you try to sit, I'll tax your seat.
(君が腰掛けるのなら、椅子に課税をしよう)
If you get too cold, I'll tax the heat.
(君がとても寒いのなら、暖かさに課税をしよう)
If you take a walk, I'll tax your feet.
(君が散歩をするのなら、君の足に課税をしよう)


ってフレーズがあるんですが、インターネットでウェブを見ることに全く課税されていないんです。これは異常なことなんですよ。

だって我々はインターネットの利用によって、便益や利得を受けているわけで、普通その構図だと、当局が課税を検討するというのが人類の歴史なんです。

ググるということは、その結果に対して利益が存在するということです。だったら、検索1回あたり、0.1円をグーグルに課税したら良かったんです。私の運営するウェブサイトで、このメールマガジンの過去ログを読む人がいたら、その人はそのコンテンツから何らかのメリットを受け取っているわけです。そこに一切課税がされていないから、だからインターネット関連のビジネスは一気に巨大化したのです。

今でも我々は、特定のサイトへ課金をしてアクセスすることがあるわけです。ビジネスモデル的には、課金をするか、代わりに広告を流すということで、運営者はビジネスにしているわけです。これと同じことを国家がやらないという道理はありません。

インターネット以外のビジネスは、あれこれと課税されているわけですよ。自動車なんて、保有しているだけで自動車税として課税されますし、走ってもガソリン税で課税されるわけです。ビールには酒税が掛けられていますし、輸入品には関税が課せられています。個別の商品には課税されていなくても、法人の場合には固定資産税という形で、会社の資産に大きな網を掛けて課税しています。個人では家やマンション、土地を買うと固定資産税を払いますよね。

もちろんこれらは消費税とは全く別モノで、ガソリン税なんて、ガソリン税を課した金額にそのまま消費税が掛かるという二重課税の状態ですから。

これだけ巨大化して、あらゆるビジネスに浸透したインターネットの利用に、全く課税がされていなければ、それは課税されているビジネスよりも儲かるに決まっています。

これ、どうやるかというテクニカルな方法論の問題は残るにしろ、日本の財政を健全化する唯一の方法は、インターネットへの課税だと思いますよ。

今や、インターネットの出現で、消えてしまった産業やビジネスが山ほどあるわけです。これをアマゾン憎し!って叫んでもダメなのよ。ネットの利用に薄く、広く、利用に応じて従量課金をしたら、インターネットが作り出した様々な負の側面も少しは解消されると思いますけどね。

しかしそれを簡単にできるのは今や、グレートファイヤーウォールを持つ中国だけなんですがね。日本やアメリカでやるとしたら、これはHOWの問題を解決するのが大変そうです。


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