もっと人口は減るべき

◆ 今日の前フリ ◆◇

東京での速読編が終わりました。今回は過去最高の出来でして、受講生の多くが分速5000文字に近づいて、おまけにちゃんと意味が掴めるようになっていました。私の方でも、受講生が引っかかるポイントが分かって来たので、そこを重点的にケアするようにしたんですけど、それが奏功したようです。今日からしばらくこの速読編のアンケートを載せようと思います。原文をスキャンしたリンクも付けますから、お疑いの方はこちらも合わせてご確認ください。

まずは名前を出しても良いよと言って下さった鈴木貴士さんの感想から

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すべてのセミナーでも共通していますが、2日間の内容が全てつながっており、1mmの隙も無駄もないセミナーでした。
初日から右脳がシビれる感覚がありましたが、疲れ切った右脳と反比例する「やりきった」という実感と、たしかな手応えがあります。速読のスピードは、4.9倍になり、100個の名詞を一晩で記憶し、一往復できるくらいになります。ウソみたいな話に見えるかもしれませんが、今回の受講生は同じくらいの成果は出しています。
読んでいないのに内容が入力されるという不思議な感覚ですが、だんだん出来てきてしまうから楽しく受講できました。
また修行が増えてしまいますが、継続して定着させていきます。

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原文のスキャンはこちらから。
https://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2022/01/TS.png


この方は初速が733文字/分だったのが、ピーク値で4375文字/分に、最終測定では3600文字/分で着地しました。読書速度って、一般人の平均は600~800文字なんですよ。そう考えたらフツーの人の5倍くらいの速度で読めるわけで、これで仕事をやったら圧倒的な差を生み出せるはずですね。

このスキルが定着するまで、もうしばらく訓練を続けていただきたいと思います。


次回は大阪で2月12、13日に開催します。これを逃すと年内の開催予定はありません。


セミナーから帰宅したので、今日からは部屋に籠もって新春セミナーのアジェンダを仕上げます。なんとか日曜日までに書き上げたいのですが・・・

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☆ もっと人口は減るべき

世界で最もハイレベルな問題は、


  ▼ エネルギー問題

  ▼ 温暖化問題

  ▼ 人口増加問題

  ▼ 食糧問題


なんです。ところが突き詰めれば、これは人口増加問題がスタートポイントにいることが分かります。人口が増えるからエネルギーが足りなくなる、エネルギーを賄うために化石燃料を使って温暖化になる、そして食料が足りなくなると繋がって行くわけですから。

ですから地球規模で人口が減れば、それは地球環境を守ることに繋がり、ハイレベルな問題が全て解決してしまうと言えるんです。

ですから、私は最終的には人類は、人口減少に、人口抑制に向けて舵を切る時が来ると思います。20年前には、CO2を減らせ、化石燃料を使わないようにしようなんてことが、主要国間で合意されるとは思わなかったのに、今ではそれが当然になっていますが、それと同じように、20年くらいしたら


  ● 地球環境を維持するために、人口抑制をしよう


という考え方がコンセンサスを得ると考えています。その時に、日本が率先して自国の人口を抑制していたら、良いと思いますよ。

問題なのは人口イコール国力といえるところがあって、覇権国家を目指すようなところは、どうしてももっと人口を増やして経済力を付けたいって考えるんですね。それが国家間の競争になると、自国の人口を減らしたいと考える指導者が生まれにくくなるわけです。

ところが地球環境を考えると、このサイズの惑星でどれだけの人間を生かすことができるのかという問題は、必ず将来議論になるはずなんです。今の3倍、4倍の人口を養うだけの体力が地球にあるとは思えません。

しかし現実は、


主要国の人口と増加率
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2006/01-15.html


と、2050年になってもまだまだ人口は増えるという予測なんですね。これは憂慮すべきことなんですが、世界中の人が問題を認識するのはまだまだ先なんでしょう。


話を我が国の人口減少問題に戻しますと、人口減が明確になって、労働人口の減少が顕著になる10年後ぐらいからは、非常な混乱が起こると思います。

具体的には労働力の奪い合い、それによる賃金の上昇、インフレがセットで起こるはずです。おまけに今のスキームでは、現役世代が高齢者を養う構図になっているので、現役世代の人数が減少したら、高齢者を支えきれなくなります。つまりどこかで、この構図を変える必要があるんです。

真の混乱はその時だと思います。

つまり、


  ■ もう現役世代だけでは支えきれないから・・・


の文章の後半がどうなるのか?


  ▼ 年金を半分に減らします

  ▼ 健康保険は老人も3割負担とします

  ▼ 高齢者への優遇政策を止めます


などのことが起こると思うんですよ。それがいつなのか?私が現役を退いたすぐ後に、つまり今から20年後くらいには起こるのではないかと考えています。

もしそういうことが起こったら、数年前に問題になった老後2000万円問題がもっとヒドい状態で現実になるということです。

ただでさえ、年金以外に2000万円の貯蓄が無いと余裕がある老後生活は送れませんよと言われているのに、国家財政が破綻したら(正確には破綻しないように高齢者優遇を止めるのですが)、もっとおカネを蓄えておかなきゃならなくなるんですね。

そんなことになったら本当に悪夢なんですけど、日本に於ける人口減少が確定された未来であって、海外からの移民を受け入れないというのなら、論理的にはこのような未来にならざるを得ないのです。

日本人の多くがこのことを正しく理解したら、今からでも高齢者偏重政策を改めるという議論を始めるべきなんですが、高齢者の数が多いことと、彼らの投票率が高いことから、政治家はこれをやれないのです。

となったら、あとは自分の老後は自分で自衛することを考えるべきなのかもしれません。


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