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STM体験記【HotStage最終日】

2021年4月9日
社会人 開発部門 27歳

私は普段、ISPでUTM/FWの設計・開発業務を行っています。
今回がShowNet STMプログラムへの初参加です。

HostStageも最終日となり、ネットワークの切り替え試験やトラブルシューティングなど本番運用に向けた調整段階に入っています。
今日は朝からInteropの出展者様環境において「ドロップチェック」という疎通確認試験を実施しました。

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確認結果をNOCに報告し、必要に応じて機器の設定変更が行われ、再度ドロップチェックを実施するという流れでした。
これを本日だけでも3回実施し、ドロップチェックの重要性を強く感じました。

また、広大な幕張メッセでの試験となるため、
試験状況や確認結果の速報はトランシーバーを使って報告する形式でした。

普段の業務でも試験や確認結果の報告は行いますが、
ドキュメントベースで実行結果なども貼付して
事前準備を行った上での報告になります。
視覚的な情報無しで端的に状況を伝えるというのは
いざやってみると非常に難しく、
一度のやりとりで状況を伝えきることができない場面が多々ありました。

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この端的に状況報告するという経験はShowNetだけでなく、普段の業務でも非常に重要だと感じました。

また、想定外の結果になると自分自身の確認方法がそもそも正しいのかを疑ってしまい報告そのものが遅くなってしまうこともありました。
今回は、正しくない結果の場合、周りのSTMの状況を確認する等して、できる限りの迅速に報告するように意識しました。
しかし、それでも報告の迅速さは十分でないと感じました。
正確さを下げずに迅速さを上げるためには自分自身の確認方法は正しいと自信を持つための技術力が必要だと感じました。

昼過ぎからは、直前に迫ったShowNet/Interop本番に向けて
一度仮構成の一部を片付けて、明日からの本番環境の構築の準備を行いました。

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片付けも時間との戦いになりました。
広大な幕張メッセ1ホールの仮構成を一部ではありますが、1時間30分程度で片付けなければなりませんでした。
STMだけでなくShowNetの事務局やNOCも一丸となって、コントリビューターの皆様からお借りしている機器ですので、迅速かつ丁寧に片付けを行いました。

私自身は初めての参加でしたので
何をすべきかを周りを見ながら考えて行動する必要がありました。
また、特に配線の片付けに関しては経験が少なく、分からないことばかりでした。
そこで、NOCや経験のあるSTMに作業を教えてもらいながら、なんとか片付けを実施できました。

HotStageは本日で最終日となりました。明日からは会期からのSTMも加えて、直前に迫ったShowNet/Interop本番の成功に向け、一丸となって準備を進めます。