3人格でScalaMatsuriに参加したまとめ

アルプ株式会社の @showmant  です。アルプ では現在サブスクリプションビジネス の収益最大化・管理プラットフォームのScalebaseというプロダクトを開発しています。

会社設立してまもないですが、ScalaMatsuri2019に参加してきました!

参加者としてはもちろんScalaMatsuri運営委員としての参加、そして「大名スポンサー」としての協賛 という3つの側面があり、いろいろな角度からカンファレンス自体を見ることができました。
その3人格(正確には2人格 + 1社)ごとに備忘録も兼ねて、まとめていきます。

会社としてのScalaMatsuri

会社を設立して間もない頃にScalaMatsuriのスポンサー概要をみて、スポンサリングについて検討しました。が、検討したというのは「する/しない」よりもどの枠でするかということでした。というのも
会社が最初の言語としてScalaを選定ためであるというのはもちろんのこと、長期スパンで言語コミュニティにたいして貢献し関係値をつくっていくことは、結果として開発組織をつくる強力な助けになると考えたためです。そのためにも今回少なくとも、
1. Scala コミュニティに対して会社の存在を知って貰う
2. 「会社としてScalaでやっていきますよ!!」ということを示す
ということが必要でした。
気持ち的には「将軍スポンサーやるっしょ」っていう感じだったのですが、さすがに、会社の資金繰り(当時自己資金だった) も考えると、「大名」がリーズナブルかなという結論にいたり、申込みさせていただきました。他が名だたる会社ゆえ、小さい会社がスポンサーさせてくれるか何故か心配でした(実際そういうことはないです)笑

準備に関しては大名スポンサーはそれほどなかったですが、限られたリソースのなかではチラシをつくることすら結構大変でしたw 社員のみんなが頑張ってくれたおかげでなんとか本番は迎えられました。

スポンサーとして期待を超える成果と学びがあった

スポンサーをしてみて、結果として、非常に良かったと思います。何が良かったかというと超絶無名の「アルプ(Alp)」という会社の名前を想像以上に多くの方に知ってもらえたためです。これは想像を遥かに超えていて、「アルプという会社でエンジニアをしています」という発言に対して、「スポンサーのアルプさんですよね、知ってます。」という声がいたるところで返ってきました。驚きました。この規模の会社としては大きな成果だったと思います。その要因なのですが、実はスポンサーをしているだけではなく、弊社の @kaelaela がカンファレンス Dayに登壇し、@pictiny が アンカンファレンス Day で登壇してくれたことがむちゃくちゃ大きかったです。そして、チームが「自身がScalaができる、できない」は関係なく懇親会で臆することなくガンガンコミュニケーションを取る姿は圧倒的であり、感動的でありました。

@kaelaela が別途記事を公開してくれています!

ノベルティやブースでの体験に凝っていて、自社が出すとしても相当頑張らないと、出すだけではだめなんだという学び

弊社は今回はブース出展を見送っていたのですが、ブースを出されている各社のすごさに圧倒されました!むちゃくちゃクオリティの高い技術系の冊子や、「型安全センス」「オリジナルビール」や「キーキャップ」まで、かなりバラエティに富んだノベルティや特殊キーボードを使った寿司打大会などもあり、「ブースをだすならここまでやらんといけないのか、、、、」という気持ちになりました。。。。笑

スタッフとしてのScalaMatsuri

その一方でもうひとつやらねばならないこともありました。昨年までエンジニアは僕だけであり、僕自身がScalaコミュニティに認知してもらう必要がありました。しかしながらScalaは書いてきたものの、全くアウトプットができていない僕は文字通り「」でした。会社として採用力にも直結するために、どうにかして自分自身も売り込む必要がありました。誤解なきようにいうと、「スキルが高い」ことをアピールする、ということではなく、稚拙ながらとりあえず存在を知ってもらうという意味での売り込みです。
技術的なアウトプットをする等、方法としてはいくつか有りましたが、そのうちのひとつが「コミュニティの主催するカンファレンス系を運営する側にまわる」でした。

そして前職の先輩の助けも有り運営スタッフとなった僕は主に「選考委員によるセッション推薦」と「OSSハッカソン」に関する仕事をやらせてもらいました。
これは書くと、長くなってしまうので割愛しますが、経験不足もありどうしたらいいかわからないことが多く、麻植さんをはじめとする諸先輩方に頼り切りな部分があり、お世辞にもバリューを出せたとはいい難い状態でした。
実際当日を迎えてみて、1日目に行われたOSSハッカソンはOSSハッカソンのゴール自体には改善の余地はあるものの、OSSにコミットしたことのない人たちにとっての最初の一歩であると同時に、「なにかすごいイノベーションが起こるのでは!?」という雰囲気も感じ取ることができ、非常に良い会になったのではないかと思います。個人的には、大学生の方が参加してくださり、全く英語に自信がない中で、 Monix/Monix やMonix/Monix-Kafka のメンテナである Piotr Gawryś さんと懸命にコミュニケーションをとり、Pull Requestを出すところまで達成できたところが非常に印象的でした。


そして何より、台風の噂もある中で、全日予定通り開催し、終了できたことは本当に良かったことだと思います。

参加者としてのScalaMatsuri

スタッフであると同時にひとりのScalaユーザーとして、参加者という立場でも参加させてもらいました。(特にスタッフとしての空き時間や司会中)
感想としては
1. 言語仕様に関するセッションと、ケーススタディがレベルごとにある程度別れていて、自身のレベルにあった話が聞けてよかった
やっぱり、むずかしい言語仕様に関するセッションは圧倒的に僕の理解では難しいなと痛感しました。一方で、型クラスの話であったり、広告 x DDD など、自身の関わり方と近いものは学びが非常に多かったです。

2. お昼のお弁当や懇親会の料理も美味しく、満足度が高かった
スタッフとしての自分の関わりが薄かった領域ですが、お弁当はバラエティも非常に豊富でクオリティも高く、 且つベジタリアン用のお弁当やハラル弁当も用意されていて配慮の行き届いた設計になっていたなと思いました。弊社の毎週やっている全社ランチでも頼みたい。。。。!コーヒーも抜群に美味しかった。


4. Wifi安定しているな....!!!
サイバーエージェントさん提供のWifiですが、前日から @kuro_m88 を筆頭とする若手チームが会場中を走り回って、APやケーブルを張り巡らせておりました。むちゃくちゃ大変そうだったんですが、安定感は抜群でした。実はWifiスポンサーを @kuro_m88  に打診したのは僕でした。普段のふるまいを見てる限り「朝飯前」だと勝手に思ってたのですが、当日本人に聞いてみると「今までやってきたことの延長線上ではあるものかなり飛躍している」とのことでした(笑)。本当にありがとうございました!

Wifiに関してはアンカンファレンスでも発表してくれました!!


これからのこと

運営スタッフとしては今年の反省を生かして、チャンスがあれば来年はバリュー発揮できるようにしたいです。そして今は幸いにも仲間が増えたので、僕だけでなく、会社の他のエンジニアに関わってもらうのも大いに有りかなと思っています。
参加者としては、現在リリースに向けて多忙を極めておりますが、来年はかならず登壇したいという所存です。そのためにも個としてのレベル上げをしないといけないですね。

会社としては、ScalaMatsuriやコミュニティに貢献の仕方はいろいろありますが、わかりやすくスポンサーとして貢献していくことは少なくともしたいなと思っています。来年は、将軍スポンサーできるようになっていたいなぁ。。。。! 

おわりに

アルプでは 引き続きScalaエンジニアを募集しています。Scala x  EFF x DDD を軸に価値あるプロダクトをつくりながら、上述したようにScalaコミュニティを盛り上げることに個人として、会社としてコミットしていけたらと思ってます。なにか会社として、個人としてお手伝いできることがありましたら、教えてください🙇🙇


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