Growth CFO Summit の感想

昨日嶺井さん(グロースキャピタル社)主催のGrowth CFO Summitがあり、
13時から19時半まで6時間半、参加(視聴?)させていただきました。
今回が第六回ということで、私は昨年の第五回が初参加だったのですが、
スタートアップのCFOが多く参加されていて熱気が凄かったことと、
登壇者の方々がとても面白いトークをしていたことが記憶に残っています。
今回はオンライン開催ということでさすがに熱気を感じるのが難しかったですが、登壇者の方々の質は前回同様に非常に高く、今回も満足の楽しさでした。

私は現在一部上場企業のCFOなので、参加者の大半であるスタートアップのCFOとは多少視点が違うかもと思いつつ、登壇者の方々の多くが上場企業のCFOということで参考になる話がいくつもありました。
個人的に一番参考になったのは最初のセッションでした。
M&Aのリスト作成の話やその使い方、FAとのかかわり方、対象企業とのコンタクトについては「やっぱりそうなりますよね」と思いつつ、皆さま非常に高学歴の方々でしたので、そういう方々は実現可能性を高めるためのあるべき行動を取られているのだなぁと感心しました。

全体を通して一番良いメッセージだったと思ったのは、長谷部さんが視聴しているベンチャーCFOに対して言った「目の前のことをがむしゃらにやって欲しい」という言葉です。
私もIPO準備の仕事をしていたことがあるのですが、とにかく何でもやらないといけない状況に置かれることが多いのがベンチャーのCFOです。
時間がいくらあっても足りない。
ただそこで精いっぱい仕事に向き合うことで得られることは非常にたくさんあるのです。その時は分からなくても、後々振り返ったときにきっと分かるはずです。経験と知識を積み上げるために、ぜひ前向きに取り組んで欲しいと思っています。

昨年のGrowth CFO Summitで「CFO系(経由)のCEOがほとんどいない」とどなたかが言っていました。
私はCFO経由で社長を経験していたので自分はレアなのだなと思っていましたが、今回は2名、登壇者でCFO系の社長がいらっしゃいました。
CFO系の社長さんは思考回路が近いこともあるので話が分かりやすく、
当然に経営目線でコメントをされるので勉強になることが多いです。
このような社長さんが増えていくのはとても良い傾向であると思っています。

年に一度ということで非常に貴重な機会です。
ぜひ来年も参加できるよう、経営目線を持ったCFOとして成長していきたいと思います。

Showcase Capital
CFO Hiranoi

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