無垢フローリング研磨(ポリッシャー)


左ゲタパッド、右マシンペーパー

ポリッシャーを使った無垢フローリングの研磨には以下の3種類があります。

① ゲタパッド+サンディングペーパー40番〜2,000番
② マシンペーパー8番〜120番
③メッシュパッド60番〜180番

それぞれの番手設定から粗削りにはマシンペーパーが向き、表面を軽く均すにはメッシュパッドが向いていて、そこそこの粗削りから仕上げまで対応出来るのがサンディングペーパーという位置付けだと思います。サンディングペーパーの最大の利点はなんと言っても値段の安さです。

塗装前(オイル仕上げ)の下地処理としては180番〜240番が適しています。
粗い仕上げでは研磨傷が残り、細か過ぎる仕上げではオイル仕上げの場合滑るようになります。

深く削る場合は8番から設定のあるマシンペーパーが向いていますが、高いのが難点で粗い番手程高く15インチ8番1枚で7,000円以上で、24番や30番でも4,000円以上します。

サンディングペーパーの設定は40番からなので、不陸や段差がある場合は24番のマシンペーパーで始め40番のサンディングペーパーへ移行するのが良いのではないかと思います。共に研磨出来る面積は約30㎡くらいが限界です。

マシンペーパーとサンディングペーパーを使った感想は、サンディングペーパーの方が削る感触が良いと感じました。その理由は多分面圧の違いによるものと思われます。

15インチのマシンペーパーは面積が0.116㎡あり、ゲタパッド+サンディングペーパー5個は0.061㎡になります。

ポリッシャーの重さが一定で研磨面への接触面積が小さい程面圧が高くなるので、面積を小さくすればポリッシャーに重りを載せたと同じ効果が得られるわけです。

ゲタパッド+サンディングペーパーを4個にすると面積は0.048㎡になり、3個にすると0.036㎡になります。

ポリッシャーのパッド台は真ん中に穴があり、全体が接するわけでは無いがそれを無視して計算すると、マシンペーパーに比べゲタパッド5個は1.9倍の荷重が掛かり、4個は2.4倍で3個は3.2倍の荷重が掛かる計算になります。

あくまでも計算上の話しですが面圧の概念は重要と思います。

ゲタパッド+サンディングペーパー5個で研磨したので、次に機会があれは4個や3個を試してみる予定です。

マシンペーパーの他での使い道として、コンクリートに糊付けしてあるカーペットの中敷きフェルトの除去等にも使え、内装資材のヤヨイ化学からも3種類のマジックペーパーが販売されています。

以上14インチポリッシャーで2現場程フローリング研磨をした感想です。


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