自作増粘剤

増粘剤の材料は種類がありますがCMCが値段が安くお手頃だと思います。

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腐敗防止の防腐剤は安息香酸が適しています。

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CMCは塩素との相性は悪いですがそれ以外の物なら大体の物とは合うと思います。


次に作り方及び分量ですが、CMCは水100mlに対して3g〜4g。3gだとそこそこ流動性のある完成品になり、4gだとかなり粘性がありドロっとした完成品になります。

研磨材などある程度の水に溶いだものに増粘剤を混ぜていき望む粘性に調整するので固めの4g位が使いやすいと思います。

防腐剤の安息香酸は完成重量の1/1,000が最低量になります。


作り方は4Lのポリ容器を使います。4Lのポリ容器に3L程度の水を入れ、これに4g程度の安息香酸を加えて蓋をして容器を振り溶かします。

安息香酸は直ぐに溶けますので、これに120gのCMCを何回かに分けて入れては蓋をして振ります。ダマが大量に出来てしまいますが5〜6時間以上も経てば自然に溶けますので問題ありません。

但し、30分〜1時間毎に何度か振った方が均等に混ざります。

上記割合で3gなら流動性があり偏った溶け方をしても後で簡単に混ぜる事が出来ますが、4gの場合流動性が悪いのでバラついた固さを均等にするのがやや面倒ですから時々振った方が良いです。

完成したらこのまま保管するなり小さい容器に移すなりすれば良いでしょう。


次に、直ぐに使いたい場合の作り方を紹介します。使う物の割合が検証しきれていないですが㊙テクニックです。

IPAアルコールを使うわけですが、多分容積でCMCの3倍位のIPAがあれば良いと思います。

適当な容器(300〜500ml位)にCMCを入れ、その3倍くらいのIPAを加えて振るとCMCは溶けることなくIPAに分散します。

分散したものを水に混ぜるとCMC一粒一粒が水と接するので塊になることなくキレイに溶け込んでいきます。

粉末のまま水と接するとある程度の塊の外周が溶けて膜になり膜の中に水が入り込めないのでダマになるわけですが、IPAで分散されていると塊がない状態で一粒一粒が水と接する事が出来るわけです。

クリーニングで使うような物で溶け込んだIPAが悪さするような状況は無いのではないかと思います。


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