NFTプロジェクトAzukiの「Elementals」が完売、約54億円の売上!なのに何故炎上しているのか?
こんにちは、showです。
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今回は『NFTプロジェクトAzukiの「Elementals」が完売、約54億円の売上!なのに何故炎上しているのか?』
というテーマでお送りします。
AZUKIのセカンドコレクション、15分で完売
NFTプロジェクト『Azuki』の新しいコレクションである「Elementals」がリリース。
約15分で完売しました。
このプロジェクトは1つ2ETHで、合計10,000枚のNFTが販売されました。販売方法はダッチオークションを採用していたものの、一般セールに移行する前に全てが売れてしまったため、最終的にすべてのNFTが、2ETHで売れたことになったようです。その結果、売上は約3742万ドルに達しました。日本円にして、約54億円となっています。
AzukiとBeanzのホルダーに、優先購入権が与えられ、先行セールに参加できました。そして、先行セールで完売したため、一般向けのセールは行われることがありませんでした。
Elementalsのコレクションとしての詳細やユーティリティは、現時点ではまだ発表されていません。
そして炎上した
15分のセールで54億の売上を手に入れたAZUKIですが、AZUKIのホルダーから、大バッシングが上がっています。
Elementalsの発売前には、最低価格が、15ETH(約400万円)で取引されていましたが、6/29 12:00現在は、8.8ETH(約230万円)まで下落、AZUKIのコミュニティー内でも、批判の声が止まりません。
今回の販売は、既存のホルダーに対して優先購入権を与え、販売を行いました。
既存顧客に対して、セカンドコレクションを販売したため、価値の希薄化が起こったこと。
また、セカンドコレクションの優先購入権を目当てに、保有していたホルダーが手放したことにより、価格が暴落しました。
そもそも、現在販売されている NFTの価格は、何故その価格なのか非常に曖昧な状態です。
既存のブランド、商品、サービスは、相場感というものができており、値付けにも納得感がある場合が多いですが、現在販売されている NFTプロジェクトは、非常に狭い世界の中での評価であったり、将来への期待値や、なんとなく凄そうという、非常に曖昧な基準で値段が決まっています。
結果、AZUKIの、新規顧客は増えずにコレクションだけが増えてしまいました。
二次流通市場が NFTの価値の基準になる理由。
プロジェクトとしては、54億円の売上を作ったわけなので、既存の商品なら問題はなかったでしょう。
ただ、現状のPFPと呼ばれる NFTを保有する意味は、コミュニティーに所属すること、そして、 NFTキャラクターを、自らのアイデンティティにすること。
プロジェクトが、もたらす特典を得る事ができること
それくらいの価値しかありません。
だからこそ、自らの NFTに流動性があり、資産価値として認められている事実がなければ、ただの電子ゴミです。
現在の市場価格がいくらであるか?
初期販売から価格の推移はどうなっているのか?
NFTを価値を測る基準が、現在の価格しかないことから、多くのコレクションが、現在の価格を重視した特典を提供しています。
復活はあるのか?
今回の、AZUKIの暴落は、他の NFTプロジェクトにも大きな影響をあたえるのでは?
という意見も上がっています。
NFT冬の時代と言われる中、比較的堅調に推移していたAZUKIの暴落は、ほかの NFTプロジェクトにも影響があるのでは?という声は根強くあります。
もし復活があるとしたら、今回の54億円の売上で、新しい開発が進み、さらにプロジェクトの魅力が上がる事でしょうか。
ただ、ホルダーが増えない中、コレクションが増え、価値が希薄化した事を取り戻す事は、容易ではありません。
そもそも NFTの価格は、基準が曖昧なので、今の価格が高いのか安いのか、正確な判断はできません。
PFPという NFTが一般的になり約2年。
本当の価値はどこにあるのか?
考えさせられる出来事でした。
まとめ
いずれにしても、まだ価値が定っていない NFT市場を見る事は、色々な勉強になります。
引き続きリサーチをしていきます。
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