ハイブランドが NFTに参入する理由。
こんにちは、showです。
NFT web3 AIなど、最先端の今をレポートしています。
今回は「ハイブランドが NFTに参入する理由。』というテーマでお送りします。
今までで、 NFTに参入している例。
Finder社のNFT Adoption Indexによると現在の世界人口に対するNFT普及率は3%ですので、2.4億人ほどがNFTの保有者ということになります。
日本は、 NFT後進国のように思われている方も多いですが、日本の NFT保有率も約3%と言われているので、世界に対して、遅れているわけではありません。
まだまだ、イノベーターしか扱っていない NFTですが、積極的に、この分野に参入しているのが、ハイブランドと言われている企業です。
・Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)
・Tiffany & Co.(ティファニー)
・GUCCI(グッチ)
・Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)
・Burberry(バーバリー)
・Ferrari(フェラーリ)
・Porsche(ポルシェ)
世界に名だたるハイブランド企業が NFTに参入、販売を行い、利益を生み出しています。
これらのハイブランドは、わざわざ市場が限られている NFTに参入しなくても一定の利益を生み出しています。
それでも、 NFTに参入する理由はどこにあるのでしょうか?
色々な要素が考えられますが、 NFTとハイブランドの相性の良さが一つにあるように感じています。
NFTになぜ価値が生まれるのか?
世の中に存在している NFTの99%は無価値です。
大前提として、誰でも簡単に発行することができる NFT、AIでアートを作り、 NFTにして販売することは誰にでもできます。
デジタルデータ、無限に量産することができるので、ただ NFT化するだけでは、ただの電子ゴミです。
だからこそ NFTプロジェクトは、コミュニティーを作り上げることに、コストを割きます。
その NFTに価値があると信じるコミュニティーが大きければ大きいほど、需要が増えていきます。
供給される NFTに対して、欲しいと思う人が、増えれば増えるほど、 NFTに対して希少価値が生まれ、結果値段がつくようになります。
その期待値が膨らめば膨らむほど、値段が上がり、信じられない高値で取引される。
2021年頃の第一次 NFTバブルの頃は、 NFTというだけで、高値で取引されるような事態になりました。
そのバブルが去り、一部のプロジェクトを除いて、価値が乱高下してしまったのも、 NFTというだけで、値段がついていたコレクションの化けの皮が剥がれたというのが今です。
では、ハイブランドが NFTに参入する場合、大きなアドバンテージがあることにお気づきでしょう。
ハイブランド企業には、既に、製品を愛するコミュニティーが存在して、世界中の人が、企業名を知っているという状況が作ることができています。
ルイヴィトン傘下のTiffany & Co.(ティファニー)は2022年、NFTプロジェクト「CryptoPunks」の保有者を対象にNFTとそれと引き換え可能なペンダントをリリース。
250個のNFTが30 ETHと比較的高い価格で販売されたものの、販売開始後約20分で完売しました。
また、ルイ・ヴィトンがデジタルコレクティブNFTを新たに発売することがわかりました。
NFTのユーティリティは1年間順次発売されるドロップを通じた限定商品や体験へのアクセスとなっています。
販売総数は数百個限定(詳細不明)で、価格は各586万3000円(税込)。6月8日から日本を含む6カ国のルイ・ヴィトン公式ページからウェイティングリストへの登録が可能となります。
すでに築き上げたブランドがあるからこそ、 NFTという新しい挑戦にも価値が生まれる土壌が出来上がっています。
デジタル空間のブランドを今のうちに!
ラグジュアリー=認知度-普及度
西野亮廣著、『夢と金』に記された方程式です。
多くの人が知っているのに、数が限られているという状況を、ハイブランドは既に作ることができています。
またハイブランドを購入することができる層は、必然的にリテラシーも高い為、新しい技術に対しても肯定的な判断をする人が多く、購入意欲がある顧客が多くなります。
あのブランドがやるなら大丈夫という、信頼も既に、完成しています。
そして何よりも、新しいものにも積極的に導入する姿勢を見せることによって、ブランドイメージを更新することにもなります。
メタバースなどのデジタル空間で生きる時間が増えることが確実な中、そのデジタル空間のブランドも作り上げることができます。
数年後、メタバースで生きる時間が増えて行った時、その空間には、ハイブランドが既にお店を構えている。
その為の投資を今からしているとも考えられそうです。
まとめ
ブランドは簡単には作れない、だからこそ作ったものの強みが、 NFTでも活かせています。
そこに気がついている日本企業がいないことも寂しさを感じます。
実用性ばかり追い求め、ブランドを作ることをしなかったツケが、こんなところにも出てきています。
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