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ご当地VTuberの世界【ver5.0】

ある日。
バーチャル世界で一人のご当地Vtuberに出会った。

彼女に惹かれた。

心の奥底でハネ上がる激しい衝動。
「彼女をもっと知りたい。」
彼女のチャンネルのアーカイブを片っ端から見た。

彼女の姿を追いかけていた僕は必然、ご当地Vtuber界を知った。
同時に、考察者が不在と知る。
そして僕は、ご当地Vtuber界の考察者になりたいと思ったのだ。

昼過ぎに起きると同時に、ノートパソコンを起動。

コーヒーとチョコレートをつまみ、カフェインと糖分を摂取しながら、ご当地Vtuberのチャンネル内のアーカイブを片っ端から見る。

数時間後、あ~だこ~だ ご当地Vtuber界を考察しながら河原沿いを歩く。
日が沈むころに帰宅して、またご当地Vtuberのアーカイブを見る。

そーいや、まだ飯食ってなかったと気付いて、冷蔵庫の中から適当につまむ。

部屋の中で運動している最中も、日をまたいで朝日が昇る頃の夜食の最中も、常にご当地Vtuberのアーカイブを見る。

起きている時間のほとんどを、ご当地Vtuber界の考察にあてた。

残りの時間は、思考力回復のための仮眠・睡眠。


そんな風に過ごしていると、自然といろいろ気づきがある。気づきを集めて、整理する。

整理していると疑問点が浮かんでくる。
疑問点の要因を考察すると、原理原則・本質が見えてくる。
そんな風に膨大な時間と労力と思考力を使って、現段階で僕が理解している内容の中でも、特に重要な内容をこの本にまとめた。

正真正銘、”世界初のご当地Vtuber専門書”である。

最後まで楽しんで読んでいただければ、著者として幸いだ。

ーーーーーーーーーーー【目次】ーーーーーーーーーーーーー

■1章:ご当地Vtuberの全体像
・ご当地Vtuberとは?
・大別すると8パターン
・「一般V=広く 浅く」「ご当地V=超狭く ちょっと深く」が、視聴者層の傾向

■2章:ご当地Vtuberの人間関係
・ご当地Vtuber界の”競争”と”共創”
・”ゆるい箱”みたいなイメージ
・特に着目すべきVTuber
 イノベーター(最初期の参入者)
  ・茨城県:茨ひより
  ・愛知県名古屋市:大蔦エル
  ・愛知県:キミノミヤ
 興味深い戦略
  ・沖縄県:根間うい
  ・新潟県:越後屋ときな
  ・静岡県:木ノ華サクヤ
 個人運営
  ・埼玉県:春日部つくし
  ・青森県:青森りんこ
  ・北海道釧路市:鬼霧シアン

■3章:ご当地Vtuberのメリット・デメリット
・メリット
 地元民ファンが、とてもつきやすい
 一般Vtuberよりも、はるかに企業案件がきやすい
 上手く ご当地の魅力を伝えられれば、それ自体が強力な差別化要素になる
・デメリット
 地元民以外のファンが付きにくい。
 ご当地要素×エンタメ性の両立に多くの工夫と試行錯誤が必要
・メリット・デメリットを踏まえて運営➡利益を出す

■4章:自治体(都道府県・市町村)も、ご当地Vtuberを運営する時代
・茨城県公式Vtuber 茨ひより 最下位脱出!
・自治体運営Vtuberは、現時点で15名を超える
・多くの自治体公式Vtuberが抱える課題

■5章:ご当地Vtuberの本質=最先端 地域密着型インフルエンサー
・コレクティブ・マーケティング✕バーチャル✕ご当地
・ご当地萌えキャラ・ご当地ゆるキャラがVtuber化している
・都道府県VTuberと市町村VTuberを比較
・新規参入者のレベルは上がっている傾向

■6章:ご当地VTuber界は、新しいフェーズに突入
・ご当地VTuber界は”壁”を突破した
・”個人運営Vが県公式の観光大使”という大きな転機
・「知名度が低い」「公共性が高い」VTuberへの攻撃・炎上リスク
・ご当地VTuber事務所が増加
・リアルご当地アイドルとのコラボも増える?
・VTuber界全体で地方の紹介が増加傾向→ご当地Vとのコラボ増加予兆?
・自治体に「VTuber×地方創生」は認知が広がっている
・キズナアイを生んだActiv8×自治体がご当地V運営➡モデルケース化?

■7章-1:有名な一般VTuber×ご当地
・有名な一般VTuberと ご当地コラボ事例の増加の予兆
・ホロライブ・にじさんじも早期に地方創生イベント➡コロナで中断
・ご当地案件獲得への布石?「ホロライブご当地」「ホロライブ47都道府県謎解き」
・有名な一般VTuberへの地方企業・自治体からの案件事例
・案件依頼者の視点での”知名度・コスパ”

■7章-2:有名一般VTuberが、自ら地方創生する流れが起こる?
・「ホロライブ東京観光大使」の影響
・周防サンゴ×志摩スペイン村→他の有名Vtuberによる地方名所の紹介も増える
・超有名一般VTuberの影響で、”暫定ご当地VTuber”がより増加

■7章-3:ホロライブの地方創生戦略が拡大の予兆
・2023年9月から一気に加速
・ゆるキャラ運営➡残存者利益を取りに行く?
・hololive DEV_ISから、ご当地VTuberユニット誕生の可能性

■8章:「ご当地V×メタバース」戦略の有望性
・メタバース案内役、広報役としてご当地V(と企業系V)が増加していく
・日本初メタバース×ご当地キャラの前例
・ご当地VTuber運営企業がメタバース制作:バーチャルOKINAWA
・自治体公式メタバース×自治体公式VTuber
・超大手事務所が来ない”聖域”
・ローカルテレビ局によるメタバース&ご当地VTuber運営が増加していく

■9章:AIの影響と対策
・AI Tuberの脅威
・VTuber市場全体のレベルが上がり、超々レッドオーシャン化
・AI Tuberとの差別化➡「Vlog×ナニコレ珍百景」戦略
・逆に、AIを地方創生に活かす方法

■10章-1:未来予測
・現状はブルーオーシャン➡徐々にレッドオーシャン化
・「〇〇系ご当地V」のように、ジャンルが細分化されていく?
・複数のVを自治体公式に任命する流れが起こる?
・商用フリーご当地Vが増加(地元企業・自治体のV)
・ストーカー被害増加のリスク➡解決法はAI Tuber?
・悪質企業の参入が増加するリスク
・”商業施設VTuber”が本格的にご当地VTuber化
・ご当地VTuberの国際化
・ご当地AI Tuberが増加
・”ご当地 部位チューバー”が生まれる?

■10章-2:未来予測2「×日本の国際情勢」:”観光大国”日本から世界への発信手段
・安くて高クオリティな日本➡観光大国となっていく
・「観光産業×ご当地V運営」が常識化
・安い国 日本で、外貨獲得チャンス (円安を有利に変えるチャンス)
・海外企業による”海外層向けの日本のご当地V”誕生

■10章-3:未来予測3「×アフリカ連合」:アフリカ大陸がV超巨大市場となりご当地Vも増加
・アフリカ連合は一つの疑似超巨大国家となる?
・アフリカのVTuberの現状:未開国だが極めて大きい可能性
・他国企業がARキャラ兼用としてV運営を始める
・”リープフロッグ”で超先進的Vがアフリカから生まれる?
・アフリカVTuberをDAO運営
・補足:インドも依然として有望

■10章-4: 未来予測4「×Web4.0」:地球全体が活動域となる
・Web1.0~4.0の変遷とVTuber界の変化
・AR(拡張現実)で、地球全体に重なる”ミラーワールド”が誕生
・ご当地VtuberのXR戦略・自治体によるDAO運営
・”Web4.0時代に有効な戦略”と ご当地VTuberの相性
・XRでの国内外への旅行ツアーが増加
・”ご当地AI Tuber×XR”がミラーワールドに浸透
・Web4.0対応ご当地Vを自治体が運営委託
・国が超有名VにARイベント依頼➡海外からの観光客の獲得
・技術革新とご当地VTuberへの影響
・Vtuberは各ジャンルに特化、複数プラットフォームを渡り歩いていく
・バーチャル世界とリアルご当地を繋ぎ、日本再興へ

あとがき「激動の時代」
沖ノ鳥 島子さん寄稿「ご当地VtuberとAKBグループ」

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【2021年 1月1日:Ver1.0発行】
【2021年12月3日:Ver2.0発行】
【2022年9月24日:Ver3.0発行】
【2023年5月10日:Ver4.0発行】
【2024年3月10日:Ver5.0発行】

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