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これからやっていきたいこと

メタバース仏教をつくる。

2500年前にインドでうまれた仏教は、シルクロードを通り中国、韓国から日本に伝来しました。また仏教はタイやラオスなど東南アジアの国の多くの人々にも信仰されていますし、さらにはアメリカやヨーロッパにも伝わっています。

同じ仏教ですが、その地域によってさまざまな特徴があります。

たとえば、中国の仏教には、中国にもとからあった儒教や道教が混ざった特徴があります。また、日本の仏教は中国の仏教に、日本古来から信仰されていた神道、江戸時代の檀家制度の影響を受けて今の仏教になりました。アメリカやヨーロッパには西洋式の仏教があります。

インドでうまれたオリジナルの仏教は、それぞれの国の文化や伝統、風土に合わせた、それぞれの仏教に展開していきました。

中国仏教や日本仏教、アメリカ仏教があるように、「メタバース仏教」もできてくると思います。

物理的な束縛を超えたこのメタバースにも、現実世界とは別の苦しみがあります。その苦しみにも仏教的な視点が必要なこともあると思います。

メタバース社会に合ったメタバース仏教をつくっていきたいと思います。

現実世界への展開

メタバースでやっていることを現実世界に繋げていきたいと思います。

「自分」と自分のお寺「祥雲寺」と「メタバース仏教」の3つの関係があります。

まずは、祥雲寺と自分の関係です。
自分がお寺のお勤め(お経)やお寺の経営や維持に必要な労働をします。
そして、お寺からはお金や自分が生きていく生活の場所、食料などが自分に与えられます。

次は自分とメタバース仏教の関係です。
まだ発展途上ですが、メタバースでお坊さんが何かすることによってメタバース仏教ができていきます。

メタバースをやっているお坊さんは他にもいます。そういったお坊さんたち、それぞれの活動によってメタバース仏教が創造されていきます。

メタバース空間で坐禅会などのイベントをしたり、いろいろな方と関わっていくことは私自身とてもよい経験で勉強になります。
メタバースで様々なことを経験することによって、僧侶としても自分自身の成長になります。

最後はメタバース仏教と祥雲寺の関係です。
祥雲寺の存在はメタバースの世界で自分がお坊さんであるという証明になります。

誰でもなりたい姿で好きなことができるメタバースですが、相手がどんな人なのかわからないので「この人は本当に僧侶なのかなぁ?」と疑問に思ってしまいます。

リアルで自分の所属するお寺があることによって、自分の身元が保証されます。
特に相談などをしたい時は、みなさまに安心していだだけると思います。

メタバース仏教は祥雲寺のもう一つのブランドになります。
今、仏教離れなどさまざまな問題で全国のお寺の経営が難しい状況になっています。2040年には日本のお寺の1/3が消滅してしまうと言われています。

いろいろな取り組みはたくさんあります。
やはり現実世界でのお寺を維持していくためには、よりたくさんの人にお寺の存在を知ってもらうことが重要です。

メタバースをやっているお坊さんがいるお寺ということでいろいろな方に知ってもらうことができます。

若い人ともお話していても(自分も若いです )、お坊さんとしてメタバースをやってるってだけで、興味を持ってもらえますし、話題にもなります。

実際にメタバースで会った人がお寺に来てくれたこともありますし、メタバースをやっていない人でもメタバースをやっているお寺ということで覚えてもらえることもあると思います。

「自分」と「祥雲寺」、そして「メタバース仏教」の間にはこのように6つの矢印があります。

この矢印一つ一つを大きくしていきたいです。
一つを大きくすることによって、他のところにも影響されて、全体がだんだんと広がっていきます。

出逢い

大きな目標はこの2つです。
いまできる目の前の目標として、一つ一つの出逢いを大切にしていきたいです。

メタバースは人々の出逢いによって成り立っていると思います。
サーバーがあって、ワールドがあっても、
そこにユーザーたちの出逢いがなければメタバースは成り立ちません。

メタバースをやってるといろいろな出逢いがあります。

現実世界もそうですが、メタバースでも人との出逢いを大切にしていきたいです。
今ある出逢いを大切にしていき、さらなる出逢いを作っていきたいです。

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