代行しなくても省エネ計算は自分で出来ますか?

設計者様であれば自分で計算することも可能だと思います。


自分で省エネ計算するメリット

  • 代行料金がかからない

  • 確認申請などの連動が早い

といったことがあります。


デメリット

  • 計算に時間を取られる

  • 内容によっては難しい

こんなところです。

ですから、時間がある場合はご自身で省エネ計算をすることは十分可能でしょう。

問題点としては、年数棟しか計算をしていない場合はすぐに次の法改正があり、また新たに覚えなければいけない。中央空調や複合建築物など複雑で専門的な知識が必要な部分が発生した場合にわからない。と言ったことがあります。

設備知識がある程度あればそれらにも対応できるので、あえて代行に出さなくても問題はないと言えるでしょう。


コレが大切!!


一番の設計リスクは根本的なミスです!

  • そもそも、建てられない用途だった…

  • 適合しないサッシで全て計画していた…

  • 階段が足りなかったけど、構造まで委託してしまった…

  • 省エネに含められない設備も含めて計算してた…

これらは実際に当社にあった相談です。
正直既に構造設計まで済んでいると、かなり大変ですね。

トラブル事案の実際の流れ

確認申請で階段の不足を指摘されましまた。→

間取りと開口部を変更→

構造の変更も必要です→

省エネ計算も変更です→

見積も大きくなります→

建築主が訴えると憤慨→

計画が無くなり、各種委託費用を協議中→


このような方が年に2件くらいあります。

トラブルが鎮火しないと、その労力が半端ではないようです。設計者としては時間の取られる裁判は避けたいところです。

これらのリスク軽減措置として、当社サービスとして、省エネ委託業務の中に、『基本計画の無料チェック』を組み込んでいます。

お客様のご要望があれば、当社においても委託いただいた計画に問題がないかを確認させていただきます。

基本設計の再チェック/無料外部委託 | 省エネ計算サポート/代行申請・計算(省エネ適判) (shouene.work)

(チェックの手間は結構かかるので、依頼時に希望があった方のみ、とさせていただいております。)

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