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不思議な気持ちになる納骨堂

(人骨写真がありますので、場合によっては閲覧ご注意ください)

今日ご紹介する場所は、ファロにあるCapela dos Ossos、納骨堂です。
亡くなった方のお骨を直接壁に打ち込んでいます。
ポルトガルでは3箇所、このような納骨堂があり、いちばん有名な場所はエヴォラ市ですが、僕の旅行先のファロにもあったので行ってきました。

外観普通の教会で、実際に神殿等は普通の教会なのですが、その奥に納骨堂があり、入口からびっくりさせられます。中に入ると、壁全面に骸骨が埋められていて、床はお墓になっていて、空間全体が死者への祈りの間になってました。

教会

納骨堂前のお庭

納骨堂中

納骨堂天井

納骨堂床=お墓

こんなに骸骨に囲まれたことは全く無いので不思議な経験です。何とも言えない静寂な空間。
この空間はキリスト教修道士にとって、「メメントメモリ」=「自分がいつか死ぬことを忘れるな」ということを意識させられる場所。
自然の摂理を受け止め、先人を尊敬し、日々しっかり生きろ、そして、自分も先人の仲間になり、次の世代を見守る存在に必ずなる
という解釈をしました。

日々普通に生きていると、明日もまた来るって思いがちですが、ほんとにいつ何があるかわかりませんよね。生きていることが素晴らしいことなのだから、その瞬間をしっかり楽しもうと思います。

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