MT5 メリット・デメリット

MT5 追加された新機能を解説!メリット・デメリットは?

Meta Trader5(MT5)はロシアの会社が開発したMeta Trader(MT4)の後継版。今までMT4を使っていた人やそうでない人も、MT5で追加された機能やメリット・デメリットを知った上でMT5に移行するのか、始めからMT5を使ってFXトレードするのか、この記事を読んでぜひ参考にしてみてください。

MT5で追加された新機能とは

参考URL:①https://myforex.com/ja/news/myf21083001.html

MT4は国内対応のFX会社も多いです。ただ、現在は新機能のアップデートも終了していて、エラー修正のサポートしか行われていません。MT5の方は定期的にアップデートされていて、新機能も追加されています。海外では、大手FXや中堅FX会社もMT5を導入する傾向が見られます。では、実際にどういう機能が追加されたか見てみましょう。

  • 動作スピードの向上

2005年に開発されたMT4は当時主流だったメモリ数32bitのプロセッサビットを使用しているのに対してMT5は64bitを使用しているため、処理の効率性が上がり動作スピードも向上しています。

  • テクニカルインディケータの数が多い

MT5には標準搭載されているインディケータの数が40種類あり、MT4の31種類より多いのがメリット。MT4・MT5には、【トレンド系】【オシレーター系】【ボリューム系】【ビル・ウィリアムズ系】の4つのインディケータを使用可能。MT5はMT4に比べて1種類に付き2〜3個多くのテクニカルインディケータが多く備わっています。

  • オブジェクトの数が増えた

オブジェクトの数も30種類から38種類に増えて、価格チャートに表示される項目が多くなり、できる事が増えました。
具体的には、【ミニチャート】【矢印線】【エリオット波動】【経済指標】などの機能が追加されています。

  • 時間足が増えた

価格チャートは一定の時間軸で捉えた時間足によって構成されるので、この時間足が増える事は投資の判断が優位な状況を作り出してくれます。MT4では、9種類だったのをMT5では21種類の時間足を表示できます。

分足
2分足、3分足、4分足、6分足、10分足、12分足、20分足
時間足
2時間足、3時間足、6時間足、8時間足、12時間足


  • 板情報が表示される

MT4では、外部ツールを使わなければいけなかったのをMT5では、標準搭載しました。
ただし、現在ではこの情報を見られるのは限られたブローカーのみになります。

MT5のデメリット

ここまで改良されているMT5ですが、まだ導入している国内のFX会社は少なく、MT4から切り替えられない人もいるでしょう。

  • カスタムインディケータが少ない

カスタムインディケータはプログラミング言語を使って利用者が作成するものなので、MT5用の言語を習得しようとする人がまだ少ないのが現状です。また、プログラミング言語を学ぶための日本語の資料が少ないのも要因になっています。

  • 自動売買ソフトが少ない

MT5では、EAの種類もあまり多くありません。互換性がある事から企業や個人があまり開発を行っていないのが要因です。MT4では多くの自動売買ソフトが使用可能だったのでそれが使えないのはデメリットと言えます。

まとめ

MT5で追加された新機能のメリットとデメリットを解説しました。MT5を実際に使用したユーザーからの評価も高いので、これからMT5を導入する海外と国内のFX会社は増えてくる見込みです。MT5ユーザーを確保するためにも企業は導入をした方がユーザーの取り逃がしを防げますし、MT4が打ち切りになってしまうリスクも防げるので、導入を考えた方がいいでしょう。トレーダーにとって使いやすい機能が多く、アップデートもされているMT5はこれから益々普及するかもしれません。


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