マイノリティーは消えない、レイシズムは消せる
人が人を差別する時代はいつ終わるのだろうか。
今週米ミネソタ州ミネアポリスで警察官が手錠をかけられた黒人男性の首を膝で押さえつけ死亡させるという痛ましい事件があった。
1人の人間としてとても悲しい出来事だった。
植え付けられた人の考え、思想、認識をこの世から完全になくすことはとても難しいことであり、時間もかかる。それでもこの地球上すべての人が平等な世界で生きていくために全員が努力をしていかなくてはいけない。
綺麗事のように聞こえるかもしれないが、それは綺麗事を言わなくてはいけない時代の中にいるということだと思う。
私は0〜6歳までアメリカに住んでいた。
その間に自分も人種差別を受けたことがある。
アジア人であるからという理由で中学生くらいの上級生にいじめられた。物を盗まれ、鳥籠のように投げられ笑われた。
やっていることは殺人からすればしょうもないことである。
しかし、幼少期にアジア人であるからという理由でいじめられることはとても悲しいことであり、なぜ?という疑問は少なからずもっていた。
きっとやっていた側は今では立派な大人になって忘れているだろうが、やられた側は鮮明に覚えているものだ。
その他にも友人から聞いた話もいくつもある。
それから13年以上が経ち、日本で日本人としてなに不自由なく暮らしてきたが、いかに自分が生温い環境で過ごしているのか考えさせられる。
これが悪いと言っているわけではない。
でも今苦しんでいる彼らにとってそれは普通じゃない。
すべての人がこうあるべきであるのに...。
しかし、未だに多くの人が自分の肌の色を気にして、自分の肌の色のせいで殺されるかもしれないという恐怖感を抱いて生活しているということは事実である。
人を色で差別することが正当化されていいはずがない。
アメリカではアジア人もpeople of color の扱いだが、日本にいる限り人種差別を受けることはきっとない。
だから彼らに同情して完全な理解者になることはできないが、苦しむ姿をみて悲しまずにはいられない。
前に私がいじめられた話をあげたが、実は私は幾度かヒーローを見たことがある。小さいヒーローだったが、私には大好きだったスパイダーマンよりもカッコよく見えた。
小さなヒーローはいじめられている私を見て、真っ先に飛んできては奴らを木っ端微塵にやっつけた。
その小さなヒーローの正体は私の兄だった。
この人種差別問題以外にも様々な問題が浮き彫りになってきている今の世の中を見ていて、いま自分が出来ることは何か考えるようになった。
自分の考えをシェアすること。興味を持って学ぼうとすること。たくさんあると思う。
1人の行動が誰かに影響して伝達していく。いい意味でも、悪い意味でも。
これを投稿したところで何も変わらない、意味がないかもしれない。
それでも、自分が出来ることを何か行動に起こせる人になりたい。
最後まで読んでくださりありがとございます。
ずっと始めようと思っていたけど、はじめてのnoteがこんなにも重い内容になるとは思ってなかったです。笑
気が向いたらまた書きます。
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