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『世界の半分 -左-』解説

8thシングル『世界の半分 -左-』発売!しました!

というわけで恒例の勝手に全曲解説コーナー。
できれば音源を聴いてから読んでほしいので、まだの方は読まないほうがいいかも…

1.「雨の遊園地」

幼稚園くらいの頃かな。お母さんと二人で遊園地に行ったことがあります。すごい楽しみにしてたのに着いたら大雨で、人も全然いなくて。遊具たちがびしゃびしゃに濡れてるその景色がとてもキレイで今でもずっと頭から離れなくて曲にしました。
この前の台風の日に雨の音を録ったんだけどiPhoneビシャビシャになったよ!!

2.「メイビーレイニー」

引き続き雨の歌。
こんな風に雨を題材にするのはLooser Strikes Backの「冷たい雨」ぶりかな。
今作で一番プロキシオンらしいな思う曲。
バンドのことで色々思うとこがあって今年の春以降にずっと悪夢を見てて落ち込んでて、これはもうこの悪夢を曲にしなきゃダメだな!って作った。この曲ができて今までの汚れが洗い流されたみたいにスッキリふっきれた。
色んな想いが詰まった大切な曲です。
スティーブンキングのITって映画が大好きなんですが、その中でも、ジョージが紙の船で遊んでて初めてペニーワイズが登場するシーンが美しすぎて、そのイメージで作りました。(見たことない方いたらできればリメイクじゃないほうを見てほしい)
錆びた鉄・雨・新品のゴム・冬。どの匂いも大好きだ。
美しい悪夢。
爆音で聴いてください!サビの土砂降る音で決壊するから!

3.「ジャハンナ生活」

言わずと知れたドラクエ5の魔界にある唯一の村ジャハンナ。
ジャハンナでの生活はとても過酷だと思う。村の外出たらキラーマシンとかグレートドラゴンとか出てくるし、生活圏狭すぎ…
まぁジャハンナに行ったことはないし暮らしたことはないけど、自分の現実の生活と重ね合わせて書いた歌詞です。
4拍子で数えると1つ足りなくて前のめりで死に急ぎ、3拍子で数えると1つ多くて生き急ぎ。どちらをとっても急かされるジャハンナ生活のカオス感。
こんな風にP-model感、オルタナ感、下北感を混ぜこぜにして曲にできるのはプロキシオンしかいないと思う。
この曲はバンドを始めた頃の気持ちに戻してくれる。
「死の谷」って急に出てくるけど、これは僕らにとっては原点。詳しくは言わないけど、SonicなYouthです。知ってる方だけニヤけてください。
爆音で聴いてください!ジャハンナに行ける!

MVもよろしく〜
ジャハンナ生活/プロキシオン MV Short Ver.

4.「閉園」

テーマパークのMVを撮りに荒川遊園(今は無いらしいです…)に行った帰り、楽しいのが終わるのが寂しくて、雨ではなかったけどそのイメージ。
窓ごしの雨を見てるイメージ。
この曲が終わったら、外に出て1曲目の雨の遊園地に行ってください。

以上です。
言葉にするの難しいんだけど、ミッフィーちゃんの色あるじゃないですか。黄色とか緑とかオレンジとか。あの色すごい好きで。あの色が灰色の空の下で大雨でびしょびしょになってるイメージ。これが左でした。
あくまでもここに書いたのは僕の勝手なイメージです。いっぱい聴いて皆さんで自分だけの曲に作り上げてあげてください。
そうすると曲も僕もみっちゃんも喜びます。

では次回-右編-にて!

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