なぜエアラインパイロットになろうと思ったのか

昨日、はじめてブログを書いてみましたが、なぜこの年齢から「エアラインパイロットを目指そうと思ったのかをまずは、書いてみようと思います。

理由は二つあります。

1、パイロット不足に貢献したいと思ったから

出身は昨日の文章で述べたように、群馬県の出身なのですが、それは母親の故郷で、父親の出身は山口県になります。今考えてみれば、現在のようにLCCもない世の中であったのに、私が小学生のとき毎年のように飛行機に乗って、山口に帰省していました。山口の祖父母に会えるということも、もちろんうれしかったのですが、10歳代の自分にとっては、空港に行って飛行機に乗るということがものすごく「非日常」で楽しかったことを今でも、鮮明に覚えています。

就職活動をするにあって、当然航空会社も視野には入っていました。そこで、なぜ自分は「航空業界」に行きたかったのか、と考えたときに「飛行機に乗って自分の大事な人に会いにいける」ということが一番やりたいことなんだなと感じるようになりました。ただ、数年前の話ですが、団塊の世代の大量退職・そして、格安航空会社LCCの台頭によるパイロット不足が懸念され、このままだ「飛行機に乗れる人=大事な人に会えることが少なくなってしまう」と感じるようになりました。小さいころ沢山忘れられない思い出を作ってくれたパイロットに感謝したい、自分もなって世の中に貢献したい。心の底からそう思い、どんだけ借金をしてもなって見せると決意しました。

(まぁ、実際にはそんなにパイロット不足はおこっていませんし、LCCによって、給料水準は、10年前に比べて下がっているはずです。だけれども、この状態がつづいてしまったら、質の悪いパイロットが量産されてしまうのは、事実だと思います。それはすなわち飛行機を利用する人が減ってしまい、未来の航空業界は危うくなるでしょう)

2、国際資格の塊だから

 エアラインパイロットとは、資格の塊です。PPL・TWIN・COMMERCAL・IFR・MEDICAL・RADIOと獲らなくてはいけない資格が山ほどあります。

また、国によっても資格が微妙に違い、たとえばアメリカでとった免許でそのまま日本にて使用することはできません。それに細かく述べると飛行機の機種ごとにも免許が必要です。エアバスの免許のみでボーイングを操縦することはできないのです。

今コロナが流行っていて、在宅勤務が増えていますが、それに伴って旅行はもちろんのこと、出張も併せて減少しています。近い将来、本当に飛行機という存在は必要とされなくなってしまうのでしょうか。私は「NO」だと思います。今より減少はするかも知れないが、ゼロになることは絶対にないと信じたいです。これだけの普通の人がとるのに苦労する資格たちを沢山もっているのだから、今30になる自分が定年するまでは、必要とされるはずです。たとえ資格取得に時間と金銭がかかったとしても、喰いっぱぐれることはないはず。一生かけても絶対に終わりのない仕事だとも思っていますしね。


なぜ、こんなことを思ったのか。実はサラリーマン時代にふとおもってしまったんです。この仕事、俺は一生続けられるのだろうか、というか、「続けて自分は成長できるのだろうかと。なぜかたぶん一生勉強って言うわけには行かない気がする。じゃあ、一生勉強できる、自分を高められる仕事がいいな。」そう思って、前職を退社する決意をしました。


noteの中にも、現役でパイロットをやっていらっしゃる方、現在訓練中の方、沢山いらっしゃいますね。自分はまだ、スタートラインにも立てていない状態です。でも、絶対に諦めません。どんなに困難が目の前に待ち受けようとも。だって、自分が本当にやりたいことは「エアラインパイロットになる」ことではなくて「パイロットとして、世の中に貢献することだから」

他人から見たらかなり遠回りの人生でしょう。でも、無駄ではなかった。だって、こうやってブログのネタになること=経験談を話せることはいっぱいあるから笑

俺のこと、周りでせせら笑っているやつ、今に待ってろ!


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