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借金1000万円から5年でセミFIREした33歳の自己紹介②新卒→葬儀会社就職編

大学では経営学部で学び、特に人的資源管理論を専攻しました。人の可能性を伸ばすにはどうしたらいいのか?についての学問です。昔からなぜ人は生まれてくるのか?生物の目的は?などと考えており、内面的なものに興味が高かったのが理由だと思います。それは自分が生まれてきて良かったのか?という思考や、「どうぶつ奇想天外」というTVをとおして地球の循環やそれぞれの生物が生と死を繰り替えして均衡を保っていることの不思議さからきていると思います。

ただ、大学を卒業して葬儀会社に就職したのは友人の紹介がきっかけでした。大学時代、学ぶことが目的であり、具体的な目標がなかった私は就活が始まってもやる気が起きず困っていました。そこでたまたま友人のお祖父様が会長をされている大阪の葬儀会社に一緒に就職しないか?と誘っていただけて、同じ大学出身の方が多くいらっしゃる点と平均より高い年収に魅力を感じ即決しました。

大学もできるだけ勉強したかったのでバイトは最低限とし、奨学金をりようしたので、この時点で私の負債は720万円となりました。ちなみに奨学金って返さないといけないと知ったのは大学卒業のタイミングでした。笑

葬儀会社での経験から今のファイナンシャルプランナーへの転職・起業となりました。ここでは葬儀会社での学びを書かせて頂きたいと思います。

①大阪市内の貧富の格差
②年金だけでは足りない
③年収800万円でも余裕はない
④仕事頑張る前に仕事選びを頑張る必要性

①大阪市内の貧富の格差
生活保護の方の多さに驚きました。
専門の病院もあることにも。
またその原因も病気や怪我もありますが、時代の流れについていけず稼げなくなった方や人間関係で精神を病まれた方など多岐に渡り、徐々に働けなくなるパターンもあれば急遽そうなるパターンもあり、決して他人事に思えなくなりました。また一方でびっくりするような資産家の方々もいらっしゃいました。
代々の地主さんや二代目社長などが圧倒的でした。

②年金だけで足りない
葬儀会社で働いている方で60歳以上の方も少なくないです。何で働いているのか?聞くと年金だけでは足りないからとのことでした。
普通に40年ほど働き、退職金ももらい、年金ももらえるがパートナーの介護が始まると足りないであったり、定年以降のことを考えずにいたら赤字続きになったと聞きました。
また会社の先輩たちも会社の退職金の具体的な金額を知っている人はおらず、また退職金はその時の会社次第と聞き大変不安になりました。

③年収800万円でも余裕はない
会社の先輩は40代で年収800万円ほどありましたが、お子様3人いらっしゃると余裕はなく、奥様も働かれていました。聞くとほぼ貯金は出来ていないとか。確かに年収500万円と年収800万円と手取りというと大差はなく、年間60万円、つまり月々5万円ほど。小さい額ではないですが、年収を上げたところで家族を持ち子供を育てるとなると大変なんだなと思いました。私にとってお金がない=夫婦が喧嘩するだったので恐怖でした。また話は少しそれますが、年収の額面と手取りの差にも驚きました。社会保険料ってこんなに高いの!?と。奨学金の返済もあったのでより大変に感じました。

④仕事を頑張る前に仕事選びを
少子高齢化の日本で葬儀業界は伸びていくと思っていましたがそうではありませんでした。
私が就職した2012年以前は葬儀単価は平均500万円ほど。お参りに来られる親族や近隣の方も多かったそうです。しかし、高齢化に伴い家族葬が増え件数は減らないですが単価が100〜200万円ほどと小さくなりました。また葬儀の依頼も病院や町会からではなく、小さなお葬式などネット経由が増えました。その結果、単価が小さいだけてなく、中間マージンも取られ、また追加の営業もできずに利益は縮小するばかりでした。加えて仏壇やお墓を買う方もすくなくなり、売上、利益共に減少が見えていました。

この流れの中、葬儀会社の社員として努力をしてもお金で家族が揉めない暮らしを送るという希望を叶えれるイメージが湧きませんでした。

以上の理由に加え、葬儀会社にて大きな現場を施行しても営業成績が良くても、同期と年収が数万円しか変わらない事実を経験し、また両親の経営するゲームショップの不況を機に転職を決意しました。

次になぜ葬儀会社から外資系生保の営業に転職したかについて書かせて頂きます。



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