今日のナレーション
ここ数年、ナレーションを作ってもシュレッダーにかけて捨てていました。
でも、noteを見たら、ナレーション販売しているじゃない!
ビックリ!
そこで、捨てずに時間のある時は、noteに書き留めようと思いました。
享年93才 女性 農家
春の暖かな日差しが、梅の花を満開にしております。馥郁と香る花に〇〇の町も包まれております。
令和4年3月〇日午後6時〇分 鈴木よしの様がお浄土へと旅立たれました。
昭和4年9月〇日に生を享けられましてから享年93歳の尊いご生涯でございました。
縁あって、ご主人一郎様とご結婚され4人のお子様を設けられました。農業一筋、コメ作り、麦や大豆などを出荷して参りました。また、家族で食べる野菜作りにも精を出しておりました。
よしの様はカラオケがお好きで、瀬川瑛子さんの「命くれない」が十八番でございました。
お子様たちも独立され、お孫さん8人に恵まれ、お正月やゴールデンウイーク、お盆などには、皆が集まるのをとても楽しみにしておいででした。
季節の行事を大切にし、その時々のお料理も手作りされ、年越しや節分には必ず、手打ちそばを作っていらっしゃいました。また、春先はヨモギを積んで草餅を作り、冬には大根かんぴょうや芋がらを干してお煮しめにしておりました。お味噌も手作りするなど、ご自分で作れるものは何でも作っていらっしゃいました。
よしの様はもち米がお好きで、お赤飯やお団子がとりわけお好きでございました。
暇をもてあそぶことなく、手がすくと藁で縄を編んだりと何か仕事をしておりました。常に家族の為には働いてきたよしの様。
しかし、この2年、コロナで中々皆様とお会いすることが出来なかったことが心残りであり、寂しい思いをしてしまいました。
誤嚥性肺炎で食事ができなくなり、それでも頑張って3月〇日まで、命の灯が燃え尽きるまで、ご生涯を全うされたよしの様。
今、皆様に囲まれ、最後のお別れの時がやってまいりました。皆様、それぞれのお心のうちには、よしの様への感謝のお気持ちがあるように、よしの様も皆様に感謝を告げていることでございましょう。
「皆さん、今までありがとう。さようなら、さようなら」
間もなく、開式でございます。
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