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サッカー選手もそろそろ理系になろう【データ分析】〜ゴールを決めるのは科学〜


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『シュートは”どこで打つか”で
その価値が変わってくる』
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子どもたちや親御さんからの質問で
「試合になるとシュートを決められない」
という質問をいただきます。

もちろん本番の試合は
メンタル的な要素が大きく絡むのですが

それ以外にも実は
練習と試合では
大きく違うことがあります。

そしてそれが
シュートを決められない
大きな要因です。


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シュートを決められない要因の
練習と試合の違うところ
=”ゴールまでの距離”
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スクリーンショット 2020-03-19 6.40.33

この図は
”シュートをどこで打つと
どれくらいの確率でゴールが入るか”という
シュート成功率のデータです。 

少し古いデータ(2010)なのですが
ここでわかるのは

「シュートはゴール近くで打つと
入りやすいよ」
ってことです。

『何を当たり前なことを
言っているんですか』

って思うかもしれませんが

練習は比較的
ゴールまでの距離が近いシュートゲームや
ミニゲームが多くなります。

負荷を上げて
質の高いトレーニングを
するためには

グラウンドを狭くして
練習することが
効率的です。

だけど
いざ試合になって

「シュートを打て!エリアに入っていけ!」
というベンチからの叫び声を
あなたも聞いたことがあると思いますが

選手はなかなか
入っていけません。

それは単純に練習と試合で
ゴールまでの距離が違うことで

”試合用のゴールまでの距離”に
体やプレーが、
慣れていない可能性があります。

そう考えると
試合でゴールを決めるためには

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ゴールまでの距離をより長く走るか
ポジションを数メートル前に取って
ゴールエリア内に入ってプレーする回数を増やす
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これを意識していくだけで
ゴール数は増えていきます。

現代は点を決める選手が
高く評価されたり

1試合の勝利の重みが
大きいので

結果を出すためのデータ分析が
ヨーロッパでは普通になっています。

僕自身サッカーのデータ分析を知ったのは
知人から
”日本人で唯一データ分析を
本場ドイツで行なっている日本人がいる”

というのを聞いてからです。

その方のお名前は
庄司 悟さん。

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6,7年前だったと思います。
僕はその頃ちょうど
このデータを知って

ゴール前のこぼれだまを触ることを
意識始めたところでした。

その結果ゴール数は伸びました。

『単純だな』と
思われるかもしれませんが

でもそれをデータを分析して
そこからプレーの再現性を高めていったり
成功の確率を上げるということは

今の時代マストになってきています。

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今はサッカー選手も
データを読み使う時代になってきました。
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データを見て

ゴールを決める選手は価値が高いのではなく
”ゴールエリア内で
たくさんシュートを打てる選手の価値は高い”


ということが
知れるだけでも
選手のプレーは変わっていきます。 

それでは今日も最後まで
観てくださって
ありがとうございました。 

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プロの現場でやってきたからこそわかる
理論と現実のあれこれ。

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